家庭用のAMOSJP(アモスジェーピー)シリーズに、新作が加わるそうです。
今回はなんとデジタル点棒。
名前は「AMOSJP-DG(アモスジェイピーディージー)」となるそうで、おそらくデジタルのDGですね。
新作のデジタル点棒卓について、以下で詳しく解説します。
目次
AMOSJPシリーズをおさらい
まず本題に入る前に、AMOSJPシリーズについておさらいしましょう。
知ってる方は読み飛ばしてください。
>>読み飛ばし用(JP-DGまで飛びます)
AMOS系の家庭用ラインナップ
AMOSJPシリーズは、大洋技研社による家庭用全自動卓のシリーズです。
AMOS系はアルティマやレックスなど、業務用卓が主力なのですが、一般人には値段が高くサイズや音もでかいため、一般家庭に置くのに必ずしも適さない面がありました。
なので、家庭におけるサイズと価格の卓を!ということでAMOSJPシリーズというのが2017年ごろに発売されたという経緯があります。
AMOSJPシリーズのラインナップとしては
- 点数表示なしのAMOSJP2
- 点数表示ありのAMOSJP-EX Color
の2種が既存の商品でした。以下でそれぞれ解説します。
※AMOSJP1、AMOSJP-EX(colorがつかない)は販売終了済み
点数表示なしアナログ点棒のJP2
まずは点数表示なしで山積みのみのAMOSJP2です。
お値段は14万円くらい。
山を積むだけなので(競合と比べて)製品的に大きな特徴はないのですが、
- 牌サイズが28mmと30mmを選択できる点
- 脚を折りたたみか座卓変形か選べる点
- 色は白と黒が選べる点
あたりの自由度が高いのが特徴です。
あとはAMOS販売網で出張サポート範囲もかなり広いです。初めての自宅全自動卓デビューにおすすめ。
PR方法としてもさまざまなセール(毎回種類が違う)を仕掛けてきたりもするので、自身のフィーリングに合うときに買うとお買い得感アップ!
参考:AMOS公式の全自動麻雀卓セール情報まとめ!買うタイミングは今だ!
点数表示ありアナログ点棒のJP-EX Color
続いては、点数表示ありのAMOSJP-EX Colorです。
こちらは同社初の点数表示あり家庭用卓AMOSJP-EXの後継機として、点差表示と±で点数の色が変わるという機能が追加されました。
お値段は25万円程度で、点数表示が左側についているのが特徴となります。
(あと競合のスリムスコア28Sなどと比べると、点数と点差をボタンで切り替える設計が特徴。スリムはボタンなしで全部出てるため)
また、2024年秋に箱下表示も可能になったのと、同じく足のタイプや牌のサイズを選択可能です。
国民文化祭で見た方もいるかもしれないセンチュリーファーストも同じ点数表示ですよね。これは大洋さんの技術提供で鳳凰さんとコラボしたからなんです。なのである意味、センチュリーファーストもこのシリーズの亜種といっても過言ではないかもしれない・・。(中はセンチュリーですが)
デジタル点棒はなかったが・・
ここまでが既存のAMOSJPシリーズでした。
ご覧いただいた中にはデジタル点棒方式がなかったですよね。
アナログな雀士からするとデジタル点棒方式とは?と思うかもですが、点棒を廃止し、ボタンのやり取りで点数を行うという方式は、大洋技研(AMOS)さん以外の会社のいくつかの卓では実装されていました。(実は)
なのでデジタル式が欲しい方はAMOS以外の卓で探してくださいがこれまでだったのですが、今回この隙間を埋める卓が登場しました。(長い前置き終わり)
オンライン麻雀ゲーム「Maru-Jan」のシグナルトークさんとのコラボで、一時期「Maru-JanR」というデジタル方式の業務用卓がありました。
ただ、一般に販売はされなかった(シグナルトークさんの運営する雀荘でのみ採用だった)ため、あまり普及はせず。すごく良い卓だったのですが、しずしずと終了してしまいました。
詳細は以下の記事などをどうぞ。(動画もあります)
>>【訪問レビュー】渋谷の雀荘Mahjong+さんでMaru-JanRを見せてもらってきた!
・・自動配牌のデジタル卓で理論上最速だった。
AMOSJP-DGを解説
というわけで、ここから大洋技研社初のデジタル点棒卓「AMOSJP-DG」を紹介します。
商品概要
まずは概要です。
商品名 | 『AMOS JP-DG(アモスジェイピーディージー)』 |
---|---|
値段 | 販売価格198,000円(税込) (折り畳み脚タイプ、座卓変形脚タイプともに) |
発売日 | 2024年11月29日 |
メーカー | 大洋技研社 |
機能 | デジタル点棒方式を採用! |
値段的にはAMOSJP2とAMOSJP-EX colorのちょうど間くらいですね。
プレスリリースからの説明文は以下となっています。
AMOSシリーズで初めてとなる従来の点棒を使用しない、デジタル点棒機能を搭載しております。
点棒レスにより点棒の紛失、点棒の両替やおつり、点数のずれなど点棒によるストレスを完全に解消しております。
またトータルのゲームスピードを大幅に向上させ、短い時間でたくさんの対局を楽しむことが可能となりました。
操作パネルは極限までボタンを減らしたシンプル設計で直観的に使用することが可能です。
点棒レスとなるため、完全にデジタルでやるスタイルのようですね。
メリットは上に書いてある通り、両替えが不要になったり、半荘ごとの原点戻しがワンボタンで行えたりのスピード面が大きいです。(慣れると速い)
付属品
ただデジタル表示の下に空間があり、付属品には点棒とケースもついているので、アナログ(点棒)でやりたい場合はつけることも可能のようです。
付属品一覧
- 牌2セット(黄色・水色)
- 卓カバー(柔らかい素材)
- カラー点棒
- 点棒箱入れ
- 小物入れ
- 起家マーク
- コードなど
デジタル点棒でやるときは下のスペースはスマホ・チップ置き場とかになることが多いですね。
ただ実際にやってみると、どうしてもアナログじゃなきゃヤダ!みたいな人がたまにいるかもなので、そんなときはアナログを使ったりもできます。
(ただ点棒は表示と連動はしないので注意)
パネルの操作性
パネルについては、かなりボタン数を絞ってあるイメージがあります。
他のデジタル点棒卓だと、500点棒があったり、お釣りの概念(例えば3,900で4,000出して受ける側は100を押すなど)があったりしたのですが、見た感じAMOSJP-DGではそういった迷い要因は排除されているようでした。
(お互いは4000と100を払えば3900できるのかも?その辺は今度実機見せてもらった時に確認します!)
あとは点数、点差が大きく表示されているのもわかりやすくて良いですね。
細かい点だと、これまでAMOSJPシリーズは点数と点差をボタンで切り替える感じでしたが、今回は全部一括表示方式になったみたいです。
参考:EX colorの点数表示。±ボタンで表記が変わる⇩
サイズ感
サイズ感は既存のAMOSJP-EX colorとほぼ同じ。小さくはないけどデカすぎもしないサイズ感です。重さも45kg程度でやや軽量。
- AMOSJP-EX color:90 x 90 x 76 cm
- AMOSJP-DG:89 x 89 x 76 cm
余談ですが、点数表示なしのAMOSJP2は点数部分の出っ張りがない分ひと回り小さいです。
場所がない方は、折り畳めば小さくなるのでそちらの足タイプがおすすめ。
牌サイズは28mmのみ
これまでは28mmと30mmが選べたのですが、この機種に関しては、28mmのみとなるようです。
ほとんどの雀荘は28mmなので、小さいと見づらいという人以外は特に気にしなくても大丈夫かと思います。
あと、AMOSJP系の牌は裏面に縦縞模様が入ったタイプとなります。
多分やる人はいないと思いますが、牌の種類が異なるので、業務用の卓にJP牌を入れるのは非推奨です。
サポートは1年、エリアはちょっと増えてるかも?
あと1年保証がついてきます。(1年以内なら無料で対応してもらえる。その後も有料で対応はしてもらえる)
また、サポートエリアがなんかじわじわと増えてるような感じがあります。
応相談地域については、大洋さんの本社が和歌山の御坊なので、三重の南側とかは出張対応してもらえそうな感じもします。(詳細はお問い合わせください)
まとめ+販売情報
以上がAMOSJP-DGの紹介でした。自分もまだ実物を見ていないのでカタログからのレビューとなりましたが、かなり使いやすそうだなと思いました。
大洋技研さんと調整付き次第、実機レビューもさせていただきたいなと思います。(そうすると動画が増えます)
最後に販売情報です。
AMOSJP-DGは、大洋技研さんの運営するAMOS公式ショップ(自社ショップ、楽天、Yahoo)で購入ができます。
どこで買ってもサービス等に差はないので、お好きなところで購入いただければと思います。(PR)
ではまた、良い麻雀ライフを!
座卓兼用
折りたたみ
楽天とYahooは同じページに飛びます。なんかこの卓は足の種類でURL分けてないみたいです。あとAmazonはなしでした。