麻雀用語の「ありあり」「なしなし」には2つの意味があります。
1つは、喰いタンと後付けのルール上の有無を問う表現、もう1つはコーヒーに砂糖とミルクを入れるか否かです。
文脈的に判断ができますが、ともに「ありあり」、「なしなし」と表現されるので注意が必要ですね。
以下ではそんなありありとなしなしについて解説します。
目次
麻雀のルールとしてのありありとなしなし
麻雀のルールにはローカルルールが多くあります。
正式なルールというものがなく、プロ団体も乱立しているため、異なるコミュニティの人同士が麻雀を行う場合、最初にルールの確認を行います。
その中で、よくあるルールの確認項目(最近はほぼありありが多いですが)として、
- 喰いタン(タンヤオの役を鳴きでも良いとする)
- 後付け(役の確定しない鳴きをしても良いか)
の2つがありました。
これらを効率的に確認する略語として「ありあり」と「なしなし」ができました。
つまり、「ありあり」といえば「喰いタンと後付けがありの鳴き有利なルール」、「なしなし」といえば「喰いタンと後付けがなしの門前有利なルール」と素早く確認できるわけです。
ちなみにこれらの表現に順番はなく、片方だけありの場合は、「ありなし」「なしあり」とはなりません。
普通に「喰いタンはあり、後付けはなし」のように表現します。
今では、ネット麻雀等でもフリー麻雀でも「ありあり」が多いですが、昔は「なしなし」が多く、現在でも関西のサンマ(3人麻雀)では「なしなし」もあります。
ちなみに先付ルールは、完全先付、中付けありなど、さらに派生があってちょっとむずいです。
コーヒーの砂糖とミルクの有無を問う意味での「ありあり」と「なしなし」
また、さらに派生した表現として、雀荘でのコーヒー注文時、ミルクと砂糖の有無を問う表現としても「ありあり」と「なしなし」が用いられます。
「ありあり」というと砂糖、ミルクがともに入った状態となり、「なしなし」というとブラックになります。
使い方としては、「ホットありあり」「アイスなしなし」のように温度と合わせて表現することが多いです。
これは便利なので、コーヒーショップなどでも使って欲しい表現ですが、あまり流行らなかったようです。
こちらも順序は特になく、「ありなし」や「なしあり」はありません。
(「アイス、砂糖だけ」のように言います)
たまーに間違えてる人のありありとなしなし
というのが一般的な「ありあり」と「なしなし」の表現なのですが、たまーにいる人として「ありありと言ったら一発と裏ドラに決まってんだろっw」みたいな人もいます。
(これまで2人会いました)
特に決まってないことを断定してくる頭の硬いタイプの人が多いので、適当に流しつつ確認するのがおすすめです。
その他麻雀のルールのありなしを決めることができるツールを作りました
以上がありありとなしなしの話でした。
最後に、喰いタンと後付け以外のルールの決めを行う際に便利なツールを作ったので紹介します。
以下のページに置いてあるのですが、まあよくある決め事を一覧化しています。
>>【要確認!】一般的な麻雀ルールありなし一覧【41項目のチェックリストあり】
これをフォームからぽちぽちやって、最後に自分に当ててメールで送ることができます。
ルール確認時に友達に送りつけるようにぜひ使ってください。終わり。