麻雀本

脱衣麻雀文化研究概論にみる歴史と文化そしてノウハウ

麻雀の入り口はいくつかあります。

例えば友人に誘われて、あるいはネット麻雀から始める人、ボードゲームから派生して麻雀を始める人、会社の付き合いで始める人など色々です。

その中の一つとして、脱衣マージャンから麻雀に入るという選択肢がかつては存在したそうです。

昔はゲームセンターやゲーム喫茶に行けばほぼ脱衣マージャン用の台があり、脱衣マージャンをしながら麻雀のルールを覚え、そこからリアルな麻雀に嵌る人も多かったとのこと。

今日は、そんな脱衣麻雀について学んでいきましょう。

脱衣麻雀とは何か?点棒の代わりに服を使う2人麻雀ゲームです。

まずは脱衣麻雀について簡単に説明いたします。

脱衣麻雀とは、その名の通り衣服を脱ぐ麻雀です。

そんなの犯罪では??

と思う方もいるかもしれませんが、リアルでプレイする人はあまりおらず、主にゲームや動画の中でプレイされることが多かったそうです。

アーケードゲームやタレント同士の麻雀、あるいはアダルト業界など様々な分野で流行っていました。

昔は今ほど公序良俗にうるさくなかったので、エリアを分けずにゲームセンターのアーケードゲームコーナーとかに、脱衣麻雀の台がおいてあったみたいです。

また、脱衣マージャンは基本的には2人麻雀であり、プレイヤーとCPUの1対1バトルとなるのも特徴です。

脱衣麻雀のルール!早上がりが大切。

では、そんな脱衣麻雀のルールについてもう少し詳しく見ていきましょう。

大まかなルールとしては、何点でもよいから和了すれば相手が脱ぐというのが一般的みたいです。

2人麻雀の場合は、プレイヤーが上がればコンピュータが1枚脱ぎ、コンピュータが上がればプレイヤーがゲームオーバーとなります。

3人以上で行う場合には、ツモられたらツモられた人全員が、振り込んだら振り込んだ人が脱いでいきます。

このルールを見て、「あ、とにかく早上がりすればいいんだな!」と思った方は正解です。

脱衣麻雀のルールをガチで打とうとすると、早上がりが続出することになります。

ゲームとしては服を脱ぐというご褒美があるのでそれでもよいですが、リアルで行う麻雀のゲーム性という点では早上がりすぎてあまり興がないので、あくまで別ゲームとして楽しむこと意識が重要です。

脱衣麻雀が初心者にも最適な理由!他家を気にせず、ご褒美も早い

で、この脱衣マージャンですが、実は初心者が初めて麻雀をプレイするという意味では結構メリットがあります。

例えば、脱衣マージャンは基本的に2人麻雀で、他家を気にする必要もなく、自分のペースで手を進めていくことができます。

また、和了できればすぐにご褒美が入るシステムなので、初心者のモチベーションアップという点では最適。上級者に囲まれて、一度も上がれない・・・みたいなことはあまりありません。

最近では、ゲームセンターとかでもほとんど見かけないですが、1980年代は脱衣マージャンは各ゲームセンターにあるようなメジャーなゲームだったそうで、1980年から90年にかけては多くのタイトルが発売され、ゲームセンターやファミコンなどで多くの雀士を輩出してきました。

脱衣麻雀の歴史!なぜ流行したか?

続いて脱衣麻雀の歴史的背景をちょっとだけまとめます。

元々アーケードゲームとしての脱衣麻雀は、以下のようなメリットがあり開発側にとってはドル箱でした。

・共通部分は麻雀であるため基盤単価が安く、陳腐化しにくい

・「あと少し」となりやすくお金を追加投入されやすい構造

それぞれ簡単に解説していきます。

麻雀ゲームは基盤単価が安く、陳腐化しにくい

どういうことかというと、麻雀ゲームはアルゴリズムを一度作ってしまえば、あとはそれを使いまわせばよかったそうで、新機種を出してもおおもとの部分は一緒です。

特に脱衣マージャンの場合、脱がせる娘の絵とかを変えればいいだけなので非常に安上がりでバージョンアップできます。

なので新機種を出すときのコストはかなり低かったそうですね。

脱衣マージャンは客単価が高い!「あと少し」となりやすくお金を追加投入されやすい構造

また、脱衣マージャンではコストが低いだけでなく、客単価が高いというメリットもありました。

脱衣マージャンの場合、脱がせるというゴールがはっきりしているので、「あと一枚!」というような場面で負けてしまった場合、追加でお金を入れてくれる可能性はかなり高いのです。

コストはかからず利益率はよいという製作者からすると非常に素晴らしい装置だったわけです。

脱衣マージャンの隆盛はその他ゲームの台頭により終わりを告げる

そのため、各社がこぞって新機種を開発し、ゲームセンターやゲーム喫茶には多くの脱衣麻雀の台が設置されていました。

しかし、その栄光も長くは続きませんでした。

その後、音ゲー、格闘ゲーム、シューティングゲームなどその他のゲームが発展したことでゲームセンター内での脱衣麻雀の重要性は下がり、置き場所も減少。

限られたポジションをめぐり各社が熾烈な争いを繰り広げることになったのです。

それに伴い、これまでは絵柄と設定だけちょこっと変えれば新機種として出せていた脱衣マージャン台においても、新機能を搭載したり外部のイラストレイターに絵を委託するなどして開発費が増加、当初のメリットであった基盤が安いという点がなくなってしまったそうです。

JAMMAの規制強化も向かい風に

加えて、ゲームセンターにおけるわいせつ画像に対するJAMMAの規制が強化されたことで脱衣麻雀の居場所はさらに限られることになってしまいました。

まあ、ゲームセンター内が年齢制限のない空間であることを考えるとある種仕方のないことかもしれませんね。

現在では、細々と存在していた麻雀需要としての脱衣マージャンの台も、本格麻雀を打ち出した麻雀ファイトクラブやMJなどに取って代わられ、ゲームセンターからは完全に姿を消すこととなりました。

ちなみに脱衣麻雀はどこに行ったのか、というとパソコンやスマホゲームに一部存在しています。

現代にいたるまでの近代史は『脱衣麻雀文化研究概論』に書かれている

脱衣麻雀の歴史はざっくりは以上のような感じで、現代では廃れ気味、というのが正直なところ。

にもかかわらず、この脱衣麻雀が衰退した現代において、『脱衣麻雀文化研究概論』という本が発売されました。

なんでいまここで??

と自分なんかは思ってしまったのですが、2018年2月には任天堂Switchでまさかの脱衣マージャンゲーム『対戦ホットギミック』がリリースされたみたいで、もしかしたら自分が知らない間に脱衣麻雀のブームがリバイバルしているのかもしれません。

で、脱衣マージャンが廃れ始めて日の目を見なくなってから現代にいたるまでの歴史を書いたのが、この『脱衣麻雀文化研究概論』という本ですが、この本はかなり内容が濃いです。

本書を読むと、一口に脱衣マージャンといっても、下着や職業を選べるタイプ、RPG風のもの、劇画タッチのものなどの種類があったことに驚かされます。

また、タイマー制からクレジットベット制の開発など、制度上の改革も色々あったのだなというのも知ることができたりします。

著者は、タモリ俱楽部で脱衣麻雀の解説を行ったこともあるというみぐぞう氏

脱衣マージャンへの愛と知識が半端ないです。

ゲームセンターでの、「あと1枚という場面でのギャラリーとの一体感なども非常に魅力だった」と著者は言います。

本書には、これでもかというほどに脱衣麻雀のタイトルが紹介されており、なんでこの脱衣麻雀がほぼ滅びた時代に出版されたのかは不明ですが、読むと結構面白いです。

またほかにも本書では著者自身の経験をもとに「立直をかけるとコンピュータのレベルが上がるからダマで押す」とかそういう過去の脱衣マージャンのノウハウを知ることができます。

脱衣マージャンは日本で開発されたゲームで、日本物産の発明らしいですね。それもあってか、脱衣麻雀界のメーカーというと、ダイナックスと日本物産が2大メーカーだそうですね。全く知らなかったです。

この本を機に脱衣麻雀ブームが再燃したりしたら面白いなと思いました。

 

脱衣麻雀についての雑学

ここから先は、自分が知っている脱衣麻雀についての情報をだらだらと書いていきます。

雑学的な情報とか、どうでもいい妄想とかが繰り広げられるのでお時間ある方はお付き合いください。

脱衣麻雀出身のプロ雀士はいるのか

そういえば、上の本を読んでいて思ったのですが、昔は初めてプレイした麻雀が脱衣マージャン、という人も結構いたようです。

例えば、元プロ雀士で麻雀戦術家の川村晃裕氏も脱衣マージャンが初めての麻雀だったと著書『麻雀勝ち組の鳴きテクニック (近代麻雀戦術シリーズ)』の中で語っています。

1960年~70年代くらい生まれの麻雀打ちは結構脱衣マージャン出身の雀士も多いのかもしれませんね。

ネット麻雀、リアル麻雀、脱衣マージャン、ドンジャラみたいな感じで出身別マージャン対抗戦とかやったら面白そうだなと思いました。

脱衣マージャン勢だけ平均年齢がぐっとあがりそうですが(笑)。

 

リアル脱衣麻雀にオススメの方法

ここまで主にアーケードゲームとしてのバーチャルな脱衣マージャンについて解説してきました。

しかし、バーチャルな脱衣マージャンではなく、実際に牌をもってリアルなプレイをしてみたいという人もいるかと思います。

ここからはリアル脱衣マージャンについてお話ししたいと思います。

リアル脱衣マージャンをしたいと考えている人はまず、リアル脱衣マージャンは金銭を賭ける賭けマージャン以上に規制の厳しい業界であるということを知っておきましょう。

当然ですが、雀荘でいきなり脱ぎだせばつまみ出されますし、相手を無理やり脱がせたとなれば逮捕の危険性もあり得ます。

しかし、そもそも違法なのかという話になれば、「公序良俗に反しない範囲において違法ではない」そうです。(ヤフー知恵袋より)

つまり、服を脱がせても、服や身体を脱がせるという行為は金品ではないため、賭博罪も適用されない模様

なので、適切な場所と方法で行えば脱衣マージャンは可能です。

季節は風邪をひかないような気候で、場所は麻雀を打っていてもおかしくなく、かつ服を脱いでもおかしくない場所に限られます。

具体的にはビーチとかホテルとかですね。

次に面子ですが、重要なのは両者の合意があること。脱ぎたがりのマッチョ勢とかで卓を囲むのもオススメですね。

その辺の話は以下の記事にまとめたのでよければ参考にしてください。

Youtuberらによる逆転の発想の着衣麻雀

あと、リアル対局ついでにもう一つ思い出したのですが、脱衣マージャンならぬ着衣麻雀というアイデアを毎年行っている人もいるそうです。

これは、年末の寒い時期に、敢えてパンツ一枚とかの薄着からスタートして勝つと服を着る権利を得たり、逆に振り込んだら窓に身体をくっつけさせられたりという罰ゲームがあるというゲームで、まさにどMゲーです(笑)。

以下の一冊『ゲーム実況の中の人』という本の中で、言及されていたゲームとなります。

プレイヤーはゲーム実況をする中の人(製作者)たち。今で言うユーチューバーのような人たちですね。

かなり体張った芸がいくつも書かれているので、ユーチューバーとか人気者を目指したい人は読んでみると面白いかもしれません。

古きよき動画配信者の実力を知ることができます。

脱衣麻雀の服装はどうすべきか?

最後に脱衣麻雀を行う際の服装ですが、これはただ枚数が多ければいいというわけでもありません。

例えば枚数の多い服装として有名なのは平安時代の貴族が着ていた「十二単」というやつですが、これだと袖がひっかかってチョンボリスクが高まり、最適ではありません。

袖がなく、かつ枚数が多いのが良い衣装です。

終わりに

ここまで脱衣麻雀についてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。

脱衣マージャンは最近では下火なのかなと思っていたのですが、今現在でもGoogleの検索キーワードとしてはわりと検索されています。

月2万回くらいです。これはなんと「麻雀牌」というキーワードと同じくらいのボリュームです。

びっくりですね!

実はまだまだリバイバルの可能性を秘めている、それが脱衣マージャン!なのかなと思いました。