麻雀のアガリ点数が一目で分かる点数早見表。
従来あれは記憶するしかないものとされていました。
点数早見表の各数値は適当に決まっているわけではなく、綿密な計算をもとに算出されたロジカルな値なのです。
今日は全部覚えるのは嫌!という人に向けて、点数早見表の算出方法を解説します。
計算の解説動画版も作りました↓
点数早見表の計算方法!符×役を切り上げます
では本題に入って算出方法です。
前提
現在一般に用いられる点数計算表は、満貫以下について10の位が出てこないように近似がなされています。(960点→1000点など)
なので、計算をしたあと、10の位を切り上げて近似をしますが、昔はそれをせずにそのまま計算していました。
もっと古い時代だと、×4もマンガンもない時代もあった模様↓
※上図は古い麻雀牌に同封されていた点数表
まずは近似なしから見ていきます。
計算方法(近似なし)
まずは青天井などで使われる麻雀の点数計算(近似なし)ですが、これは以下の通りとなっています。
画像が見えない人がいるかもなので文字でも書くと、
点数=2^(役+2)×符×4
です。符は切り上げなので32符なら40で計算といった感じになります。(ここは現代と同じ)
これを計算すると、例えば30符1翻の場合「960点」となります。
実際に5役以下を計算してみるとこんな感じ。
現代麻雀では10の位を切り上げる
この計算式で計算した値の10の位を切り上げた数値が「現代の点数早見表の値」なんです。
切り上げると・・・
なんか見慣れたやつになるんです。(↑は子のロンの点数です)
これ実はツモとかでも同じように算出ができて、
- ツモ時の子の支払い・・・ロン点数(切り上げ前)を1/4にして10の位を切り上げ
- ツモ時の親の支払い・・・ロン点数(切り上げ前)を1/2にして10の位を切り上げ
で計算できるんです。
「Excel関数」での作り方
点数早見表をExcelで計算したいときもあると思います。
そんなときは以下になります。
「ロン時点数」=IF(ROUNDUP(「符」*(2^(「役」+4)),-2)<8000,ROUNDUP(「符」*(2^(「役」+4)),-2),”8000″)
とかそんな感じになります。
これを導入したエクセル関数を作ると一瞬で点数早見表を作れるのでおすすめです。
実際関数入りExcelも作ってみたので、欲しい方は以下から参照ください。
実戦では、点数早見表を暗記する方が早い
以上が点数計算早見表の計算方法でした。
ただそろばんの有段者など暗算がめっちゃ得意な人以外は、基本的に早見表を暗記する方が早いです。
なので、まあ理論としてはそんな感じですよーと言う雑学として覚えておくと良いかなと思います。
また、符の数え方などのお話は以下の記事で解説しましたのでぜひどうぞ。
以上です。良い麻雀ライフを。
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