「麻雀IQ220の選択」という本のレビューをしていきます。
かなり微妙な問題に踏み込んでいて上級者向けだけどいい本だなと思いました。
目次
勝又健志「麻雀IQ220の選択」とは
まずはどんな本なのかを簡単に。
Mリーガーの勝又健志さんの著作です。
内容としては、2018年のMリーグの実践譜を振り返りながら、打牌の判断の元となる考えについて紹介していくというもの。
すごいなと思ったのは、取り上げられている内容がかなり微妙な判断を求められる問題ばかりであるということ。
100人いたら少なくとも選択肢が3つくらいには分かれて100人中50人は意見が一致しないような問題です。
そんな難しいところを、独自の読みで2〜3ページにわたって考察していく!というのが10数問繰り返されています。
本レビュー・「麻雀IQ220の選択」
では、この勝又健志 さんの「麻雀IQ220の選択」を読んでの感想をレビューしていきます。
内容は高度で、どこに着目しているかがわかるのが良い
本書ではかなり微妙な場面が多く、考えるべき内容も多いです。
ただ、解説もかなり詳細で、1問に対して数ページにわたって解説がなされているので、著者の考えの大元の部分について理解することができます。
IQ値で難易度を定量的に示してくれるのが良い
著者の麻雀IQはマックスの220とのことで、本書でもそれに合わせて問題ごとに必要な麻雀IQが掲載されています。
これがありがたくて、IQ140とかだと結構簡単で、IQ220とかだとかなり難しい、みたいなのがわかるため、「お、次は必要IQが高いな、気合を入れていかねば!」みたいな判断ができて良いです。
Mリーグでは相手が強いからかやや守備的に見えた
まず思ったのは、プロ同士の戦いって、かなり相手を高く見積もる読み合いになるんだな、ということ。
例えば、筋のリーチをかけるかどうかで、自分が普段不特定多数と打つ場合とかだと、「そんなに迷彩になっていない筋だけど、まあどっかから出るべ」みたいなテンションで陽気にリーチすることが多いんですが、本書では、メンツを見てかなり守備的に出ることが多いです。
そこまで消極的に(ダマに)ならなくてもいいのでは?と思うところも結構あったんですが、多分メンツの差なんだと思う。
細かいところが気になる人は合わないかも
あともう一つだけ気になったのが、本文の内容は素晴らしいですが、見せ方がいまいちわかりにくいということ。
例えば、本書では立体譜面が掲載されていますが、そこでの各選手の点数状況とかがミスかと思うくらい文字が小さかったり、章タイトルと内容が微妙にマッチしていない項目があったりします。
あと基本的にはインタラクティブな内容ではないので、勝俣さんの読みはこう!みたいなのに、いや、それおかしくね、こっちだろ!と感じる人(自分と違う意見を受け入れるのが苦手な人)は挫折するかも。
終わりに
本書を読んでいると、色々と発想が浮かんできました。
その読み方があるのか、じゃあ、あの場面もこれでいけるなーみたいな感じです。
かなり高度ですが学びは得られる内容かと思います。
自分は中〜上級者だな!と思う人は是非読んでみてください。
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