全自動麻雀卓という精密機械を室外に持ち出して麻雀をしてしまうという剛の者たちの集まりに行ってきました。
その際に学んだノウハウなどを共有します。
アウトドア麻雀の第一人者、麻雀部の達也さんの会(ひま雀との合同イベント)に参加させていただきました。(参考:東京の麻雀サークルまとめ)
野外でアウトドア麻雀をする方法
ではどのように準備をすればアウトドア麻雀が行えるのでしょうか。
まずは必要アイテムから見ていきます。
アウトドア麻雀の必要アイテム
アウトドア麻雀をするために必要なものは以下。
- 全自動卓セット一式
- 椅子(卓に対して低くなりがちなので脚を継ぎ足すなどすると良い)
- タープ(太陽光を遮る)
- モバイルバッテリーのでっかいやつ(数万円くらいのポータブル電源)
- 車(一般的なワゴンとかなら大体載せられる)
- 卓上を照らすライト(夜も行う場合)
このくらいがあるととりあえず快適に麻雀が行えます。
その他あると良いもの↓
- 水平器(卓の設置場所が水平か測る)
- 高さ調節用板
- 扇風機・ハンディクーラー
- バイク(買い出し用)
ちなみに今回は硬派なアウトドア麻雀の会だったので、BBQなどはせずひたすら打っていました。(夜には花火を見る人もいたし見ない人もいた)
632Wh(60Wで10h保つ)のポータブル電源↓
積む方法
卓を積む方法としては、アルティマだと、脚を外して、枠も外して持ち運びます。
(脚、枠、枠と卓の間の四角形、卓本体に分けると本体以外は1人でもてて、本体だけ2人で運べるくらいになります。)
バラして運んだ各パーツを車の後ろスペースにこんな感じで積みます。
普通の車の後ろを開けると普通に入るサイズ感↓
(アルティマの枠付きでも横向きのまま入れられました)
タープと卓を設置
現地に着いたらタープをまず作り、その後シートを敷いて卓を組み立てます。
次に椅子を出して、モバイルバッテリーに卓を繋ぎ、卓を起動します。
あとは牌を入れれば対局がスタートできます。
ポータブル電源接続のコツ!
1つのポータブル電源に2台の卓を直列で繋ぐと消費電力が大きくなってしまいます。そうならないよう、1つのポータブル電源に対し、1台の卓をつなぐようにすると電源が長持ちする。
野外麻雀に適した全自動麻雀卓は?
今回、アモスアルティマとスリムスコア28の2台があったのでその2つを比較します。
結論から言うと、スリムの方が野外麻雀に適していました。
理由は以下の通り。
重さ:アルティマ50kgちょいくらい、スリムは40kgちょいくらい
動作:アルティマは途中から湿気で牌がうまく積まれない現象が起こり、何度か卓掃(牌拭き)を行いました。一方のスリムはベルト式なのもあり、エラー等は起きず。
電力:スリムの方が省電力(定格消費電力 : 45 W)
公式でもお花見で使えますみたいな動画が昔ありました。
アウトドア麻雀の第一人者・達也さんのコメント
「アルティマに比べてスリムスコアがアウトドア向きなのは、消費電力以外にも点数表示の見やすさが挙げられます。
屋外では、赤く光るアルティマの点数表示に直射日光が当たると見えづらくなります。一方スリムスコアの点数表示は液晶なので日光の影響を受けづらいです。
実際、達也さんは(以前聞いたときは)業務用の卓を積んでた気がしたのですが、今回はスリムスコアに変わってました。
そういえばスリムスコアの新作が2024/9/30に出ます↓
>>2024年新作のスリムヴォイススコアの商品レビュー!音声と箱下ありの唯一の全自動麻雀卓
アウトドア麻雀の魅力とは?(レビュー)
実は自分も今回初めて、全自動卓を用いたアウトドア麻雀を行ったのですが、予想より良かった点・悪かった点などの気づきはいろいろありました。
以下でそんな感じの実際にやってみたレビューを紹介します。
良い点
良い点はこんな感じ。
- 開放感がある
- クーリッシュが美味しい
- 花火などを待たずに楽しめる
まず開放感がめっちゃあります。例えば、普通の雀荘だと対面の後ろの風景ってまあ大体壁とかになると思うんですが、野外麻雀だとこうなります。
良いですね。
あと、9月でそこそこ暑かったというのもあり、抜け番の方が買ってきてくれた「クーリッシュ」がとてもおいしかったです。
麻雀中にアイスを食べる機会ってそんなにないと思うのですが、野外だとその辺も増します。
当日はおっさんたちが部活後の中学生くらいのテンションでクーリッシュを食べてました。
**
あとは野外麻雀を行う場所や時期にもよるんですが、花火が開催されたりすることもあります。
すると、本来なら割と大変な「花火を見る」を、麻雀のついでにノンストレスで行うことができます。
※普通花火を見る場合、早くから場所取りをして、めっちゃ待って花火を見て帰りもめっちゃ混み合った道を帰るとなりがちですが、アウトドア麻雀中ならなんか麻雀してたら夜になって花火が上がった!帰りも人が減るまで麻雀をしてたら楽に帰れた!となりがち。
このように良い点はいろいろあって良いですね。
悪い点
一方で悪い点もいくつかあります。
- 日差しが当たると暑い
- 虫が来る
- 湿気で卓トラブルが増える
まず昨今の気象の影響もあり、結構暑かったです。
特に当日は快晴だったのもあり、光が当たってしまうと死ぬほど暑いのが難点でした。
追加タープみたいなやつで日差しが当たらないように準備をしていたのですが、太陽の移動に伴って日陰エリアがずれたりしたのでその度、ちょっとだけ卓を動かしたりが必要でした。
まあこれはそんなでもないです。
次に場所にもよるんですが、今回は草原だったため虫は結構きました。昼はたまーに飛んでくるなーくらいの感じでしたが、夜になると卓上に虫が来る確率が増えました。
ただ(自分も元々割と虫嫌いなのですが)野外麻雀中だと、虫はそこまで気にはならなくて、体感は室内で出会う虫の1/3嫌さくらいでした。
あとはアルティマに関しては稼働時間が6時間を超えたくらいから、ちょくちょく卓トラが出るようになりました。
内容は牌が積み終わらないというもので、中を開けると1牌残ってしまうと言うような感じ。
これについては、多分湿気かな?となって卓掃除をしたりしたのですが、ちらほらは起きてしまうような状況でした。
室内を前提としている卓なのでしょうがない面もありかなとは思うのですが、一方で、隣の卓(スリム)は特に何も起きていなかったので、より野外向きかもと思いました。
>>【訪問レビュー】評判の全自動麻雀卓「スリムスコア28S」を見せてもらってきた!
まとめ
まとめると、野外麻雀は良い面と悪い面がありますが、思いの外準備は大変ではなさそう。
(キャンプの知識がある有識者がいる場合)
卓+モバイルバッテリー+キャンプ用具の最小構成で十分楽しめそうな感じでした。
家に卓があるけどあまり人が来ない・・という方などはバーベキューついでに麻雀を仕掛けてみるのもありかなと思いました。
終わり。
アウトドア麻雀の第一人者・達也さんのブログ↓
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