テンパる、断トツ、チョンボなど、麻雀で使われる用語の中には日常でも使えるものがけっこうあります。
今日は、日常で使われる麻雀由来の用語を紹介します。
調べてみると「あ、これも麻雀由来なのか」というようなことも結構あるので、ぜひ本記事で日常的な麻雀用語を学んで、明日からバッチリ使っていきましょう。
目次
日常的な麻雀用語5選!明日から使える由来付き解説
というわけで早速、日常的に使われがちな麻雀用語を解説していきます。
ベスト5はこれだ!
「テンパる」:ピンチで使う麻雀用語
まずはテンパるという言葉、これは麻雀における「聴牌(テンパイ)」から来ています。
Amazon:「テンパらない」技術 (PHP文庫) [ 西多昌規 ]
テンパイするとはあと一つで上がりになる状態のこと。ビンゴでいうリーチの状態です。
チャンスに直結する場面なので、テンパイすると平常心を保てなくなったり、焦ったりする人が多く、そこから転じて、「気持ちに余裕がなくなること、焦りや不安で満ちた気分になること、いっぱいいっぱいになること」などを意味する表現として使われます。
麻雀では実際、聴牌(テンパイ)するまではずっと下を向いていた人間が、急に他家の捨て牌を見出したりしてキョロキョロしたり挙動不審になることはままあります。
ちなみにこの言葉は、麻雀由来説のほかに、短気を表す「temper」から来ているという説もあります。
「ワンチャン」:大学生がよく使う麻雀用語
続いてはワンチャンスという言葉、略してワンチャンとも言いますが、これも麻雀からきています。
Amazon:遊戯王/第10期/SD32-JP031 ワンチャン!?
「今日のみに行く?」「ワンチャンある」みたいな用法で、大学生など若者が良く使いますね。
これは麻雀において4枚の牌のうち、3枚は見えているけど残りの1枚が見えない状態を指します。
みたいな意味で希望的観測をするときに用いられます。
なお、一説によるとワンチャンスの当たる確率は平均2~3%程度という統計もあるそうです。
まあ麻雀の放縦確率はパワプロのケガ率みたいなもので、表示より高い印象がありますが、確かにスジが18本全部残っていたら大体そんなものかもです。
そして日常における「ワンチャン」は20-30%くらいですね(当社比)
なにか、たぶん行けない予定で誘われたときなどに「行けたら行くわ」と答えるよりは「ワンチャン行く」と答えたほうが少しポジティブな印象です(断言している感が出る)。
「ダントツ」:勝ち確で使う麻雀用語
麻雀における「断然トップ」の略称です。これは日常でもかなり浸透していますね。
Amazon:ダントツになりたいなら、「たったひとつの確実な技術」を教えよう
ちなみに「断トツ」という言葉の中に、すでにトップの意味が含まれているので、「ダントツトップ」は「頭痛が痛い」みたいな感じで冗長表現になってしまうので注意が必要です。
麻雀では似たようなでき方の言葉にダンラスやデバサイというものがあります。
これは、「断然ラス」「出る場所最高」の略。デバサイは、2着目でトップから直取りできた、天鳳のラス目で3着直撃でラス回避できたときなどに使います。
これはあまり日常では使われないですが割と使い勝手がいいです。
「面子(メンツ)」:意味の多い麻雀言葉
面子という言葉をメンバーの意味で使うのも実は麻雀用語です。
楽天:知っておくと必ずビジネスに役立つ中国人の面子 [ 吉村章 ]
ただメンツに関しては色々な用途があるので詳しくは以下を参照ください。
よく使う意味でのメンツとして、本来の意味は、任侠映画とかでヤクザが使うような使い方で、体裁とか、面目とかそういう意味です。
「面子丸潰れやでワレ、どないしてくれるんや!?」
的なやつです。
なので、「今日の麻雀の面子(メンバー)はどうする?」みたいな使い方は麻雀からの派生となります。
関係ないけど中国人はわりとメンツにうるさいようで、人前で叱ったりするのはご法度だそうです。流石面子発祥の地!
「一気通貫」事業戦略などで使う麻雀用語
続いてはビジネスの場で使われる麻雀用語として「一気通貫」です。
これの由来は同名の麻雀役「一気通貫(イッキツウカン)」からきています。
麻雀中は略して一通(イッツウ)と呼ばれることも多いですが、ビジネス用語としては略さないことが多いです。
意味としては、「最初から終わりまで」とか「一貫性を持って」という意味になります。
ふわっとした表現でややかっこいいので、ちょっといいこと言いたい部長とかが使いがち。

やや非日常?稀によく出る麻雀用語まとめ
続いては番外編として、そこまで一般的でないけど覚えておくと意外と使い勝手が良い言葉を紹介します。
こんな感じ!一応覚えておくと便利です。
その他麻雀用語まとめ↓(100以上あります)
雀士が間違いやすい麻雀用語!漢字の読み方に注意!
続いても番外編ですが、麻雀打ちなら逆に間違えやすい用語というのもいくつかあります。

例えば、これ。
普通の人は両面(リョウメン)テープと読みますが、麻雀打ちはこれを両面(リャンメン)テープと読んでしまうことがあります。
一般人に対してリャンメンというとくどい感じになるので注意が必要ですが、文字で書く分には問題ないので、「りゃんめんてーぷ」と打って変換キーを押下しましょう。意外にもちゃんと変換できます。
同様に、鉛筆などで片方が赤、片方が青のものがありますが、あれは両面鉛筆になります。
その他、麻雀うちの間違いやすい感じは以下にまとめました!
>>麻雀打ちには難しい漢字テスト【全10問で計れる社会適用度】
まとめ!麻雀用語を使いこなしてコミュニケーション力をアップしよう!
麻雀用語は意外に多いです。
あんまりマイナーな言葉をつかっていくと引かれる可能性もあるので、日常会話における麻雀用語はここで挙げたものくらいがちょうどよいかなと思います。
普段からさりげなく麻雀用語を使って麻雀意識を高めていきましょう。
では今日はこの辺で。よい麻雀ライフを!