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麻雀において、なぜ多牌は少牌よりもギルティーなのか?ネット麻雀にはないミスの話

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本記事では麻雀における手牌の数に関する2つの反則行為、

  • 少牌(ショウパイ)
  • 多牌(ターパイ)

について説明していきます。

たkる
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ネット麻雀では少牌したりすることはないんだけど、リアルではプロでもたまにあります。

その理由とかも含めて以下で解説していきます。

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たkる

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たkる

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少牌(ショウパイ)と多牌(ターパイ)とは何か?意味と違い

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少牌(ショウパイ)と多牌(ターパイ)意味について説明します。

少牌(ショウパイ)と言うのは、何らかの理由で既定の枚数より手牌が少なくなってしまうこと。

そして多牌(ターパイ)はその逆で、手牌が既定の枚数以上になってしまうことを指します。

具体的には、

  • 自分のツモ番でツモったときに牌が14枚でない場合
  • あるいは待ち番(自分のツモ番ではない)の状態で手牌が13枚でない場合

は、少牌または多牌となります。

少牌となることはわりとあって、原因としては

  • 第一ツモの取り忘れ
  • カン時のツモり忘れ
  • 単純に牌をなくしてしまって

などです。

一方で多牌となることはほとんどないです。(鳴きのあとの切り忘れくらい)

少牌はわりと起きるが多牌はほぼない。

この少牌(ショウパイ)と多牌(ターパイ)は、一見すると対になっているようなミスであり、どちらも同じ罰則のように思えますが、実は罰則規定が異なっています。

少牌(ショウパイ)は和了放棄、多牌(ターパイ)はチョンボとなっているのです。

たkる
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多牌の方がギルティー

なぜ少牌(ショウパイ)より多牌(ターパイ)が罪深いのか

gilty
「大は小を兼ねるというけど、罪の量まで多くなるなんて納得がいかないばい!」

と考える人もいるかと思います。

ただ、これは単に「牌が多いから罰則も多めにとっておけ」とか雑な理由ではなくて、ちゃんとした理由があるんです。

というのも、少牌(ショウパイ)は基本的には和了することはできないですが、多牌(ターパイ)は手牌を1牌隠すことでいつでも和了できる形を創れてしまうからです。

たkる
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つまり少牌は安心できるが多牌は危険ということ

もちろん少牌(ショウパイ)でも河や山からこっそり牌を持ってきて、枚数をそろえることはできますが、ぶっちゃけあまりメリットはありません。

ただ、多牌(ターパイ)の場合には、待ち番ですでに和了形となっていた場合、14牌の任意の牌を隠して、その牌でロンアガリすることができる点が危険視されます。

例えば、待ち番で多牌(ターパイ)となり、以下のような手になった場合、

123456789m456s88p

例えば、

  • 1mを隠せば1,4,7m待ち
  • 4sを隠せば4,7s待ち
  • 6sを隠せば3,6s待ち

というように隠す牌に応じて待ちを変化させることが可能となります。

これを悪用されると、狙った相手が切った牌に合わせて手牌を作り上げてロンアガリするというような悪質なやり方が可能となってしまいます。

よって、多牌(ターパイ)は見つかった時点で問答無用のチョンボ扱いとなるわけです。

たkる
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なお、チョンボは2000オール払いや、満貫払いのルールが一般的です。

少牌(ショウパイ)と多牌(ターパイ)を避けるために気を付けるべきこと

少牌(ショウパイ)と多牌(ターパイ)が危険なのはわかったところで、では、どうすればこれらのミスを避けられるか、という話に移っていきたいと思います。

まずは多牌ですが、これは普通に打っていればまずなりません。なので特に注意しなくてOK。(もしなってしまった場合、イカサマ師ではないことを示すためにも自分から告白しましょう。)

続いては少牌です。

こっちはちょっと注意が必要。

とはいえ気を付けるべきところは一点だけで、配牌から第一ツモの場面です。

これを忘れる人が非常に多く、少牌(ショウパイ)の9割はこの第一ツモ忘れといっても過言ではありません。

たkる
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この第一ツモについては、全自動卓の種類によってとったり取らなかったりが紛らわしいんです。

具体的に説明します。

配牌まで出てくるタイプの全自動卓(アルティマ系)では、手牌が最初13枚なので第一ツモを取る必要があります。

一方で、手積み卓や配牌の出てこないタイプの全自動麻雀卓では、親はちょんちょんといって最後に2牌取って14牌スタートとなるので特に第一ツモを取る必要がない、という紛らわしさがあります。

なので、配牌機能付きの全自動麻雀卓で打つ際は、必ず手牌が14牌あることを確認してから切り出すように気を付けましょう。

  • アルティマ系の配牌まで出る自動卓は第一ツモを取る
  • それ以外の自動卓 or 手積み麻雀の場合は取る必要なし
たkる
たkる
プロでもたまに間違えたりするから毎回意識しよう!

終わりに!少牌は本当にもったいないので是非注意しよう

ここまで少牌(ショウパイ)と多牌(ターパイ)についてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。

多牌(ターパイ)の場合、誰にも気が付かれなければセーフみたいな悪いやり方もありますが、少牌の場合はバレてもバレなくても同じく和了放棄となるだけなので、むしろ自分としてはいち早く気が付くことが重要です。

たkる
たkる
少牌は他の人に申告する必要はありません。こっそりベタオリしとけばOK

というのも、少牌(ショウパイ)のままそれに気が付かず和了に向かって、リーチがかかってから気が付いた!みたいになると安パイがなくて損だからです。

たまに少牌(ショウパイ)に気が付かぬまま鳴きを入れて、手牌が短くなってから気が付く!という人もいますが、けっこう恥ずかしいので少なくとも鳴きの前には気が付きたいものですね。

(少牌で4鳴きすると手牌がゼロ枚のツモ切りマシーンと化します(笑))

ちなみにこれは雑学ですが、少牌が起こりやすいのは気が急いている好配牌時と言われています。

たkる
たkる
焦るあまりにツモり忘れてせっかくの良い手がおじゃんに・・・

これは本当にもったいないので、いい配牌のときこそ深呼吸して第一つもをしっかりツモる癖をつけましょう。

そんな感じ。ではまた。良い麻雀ライフを!

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