エッセイ

卒業式後に麻雀で締めるメリット【エッセイ付き】

卒業式。

それは終わりにして始まりの儀式。

中高一貫校の中学校の卒業式などは茶番的な要素もありますが、一般にそれぞれの別の環境に飛び立っていくような場合は、卒業式と言えば、人によっては今生の別れともなりかねない重要なイベントですね。

人生最後の卒業式はいつなのかと考えると、ほとんどの人は大学生(高校または中学などの最終学歴)の卒業式ということになると思います。

この卒業式のあとのイベントとしては、大学生であれば飲み会、高校生であればお茶会?などが催されることが多いですね。

ただ、麻雀うちとしてはここで敢えて麻雀会をぶち込んでいくというのもまた乙なものです。

今日は、卒業式後に麻雀を打つメリットについてお話ししたいと思います。

麻雀で締める関係性のメリット

「なぜ、卒業式後を麻雀で締めるといいのか?」という話をしていきたいと思います。

結論から言うと理由は以下の3つです。

・麻雀仲間は一生の付き合い

・スーツで麻雀というのは実用性がある

・麻雀は2重で会話ができる

それぞれ説明してきます

麻雀仲間は一生の付き合い

ぶっちゃけ、環境が変われば、関係の続く人、途切れる人がいるものです。

部活仲間、クラスの友達、趣味の仲間、など色々あるかと思いますが、その中でも圧倒的に縁が長続きしやすいのが麻雀仲間、なのです。

なので、この麻雀仲間の記憶を最後に残しておくというのが今後を考えてもかなり重要となります。

スーツで麻雀というのは実用性がある

大学生の場合、普段麻雀を打つときの服装は、私服であると思います。
しかし、社会人になってからの麻雀は基本的には、仕事終わり、つまりスーツで打つことになります。

となれば、今のうちからスーツでの麻雀に慣れておくというのは今後を考えたうえでも重要です。

とはいっても、これはそもそも男性だけの話で、卒業式は袴派という方や、振袖で参加することの多い女性などはそんなにメリットにはならないので、晴れ着にシワや匂いを残さぬよう、きっちり着替えてから打つようにしましょう。

麻雀は2重で会話ができる

3つ目の利点としては麻雀では、2つの会話ができてコミュニケーション効率がよいということです。

普通、飲み会などであれば、会話は口でするもの。
手話使いなどでなければ、それ以外の会話は困難です。

しかし、麻雀においては、卓上で思い出話に花を咲かせつつ、卓内では、打牌において会話をするという2重のコミュニケーションをとることが可能で、限られた時間で密度の高いコミュニケーションを取ることができ、かつ、記憶に残りやすいメリットがあります。

後になって、「あの卒業式の麻雀の最終半荘のオーラス、あいつはこれから社長になるつもりだといいながら4ピン切りリーチを打った」みたいなエピソード記憶としてあとあとまで残りやすいため、同窓会などでも話が弾みやすいし、卒業後の麻雀の面子が足りないときなども、思い出しやすいです。

結論として、卒業式後の二次会は麻雀がオススメ!

以上3点の理由から、卒業式後に麻雀仲間との麻雀会というのは効果的な締め方です。

ただ、もちろんデメリットもあって、一番大きいのは、麻雀を打たない人と交流ができないという点が挙げられます。

なので、卒業式後にいきなり麻雀というよりは、卒業式→飲み会→麻雀会というような流れが理想で、これにより、麻雀を打つ人と打たない人の両者を両面で受けることができます。

麻雀打ちは21時に雀荘集合!みたいな感じで決めておくと効果的な学生時代の締めを行うことができるのでオススメです。

最後にちょっとだけ卒業式後に麻雀を打ちたくなるかもしれない、エッセイを付けてこの記事を締めたいと思います。

お暇な方はもう少しだけお付き合いください。

エッセイ:大学生活のオーラス

早いもので4年間もあった大学生活も、前期後期4年間で8等分すれば、もうオーラス(南4局)。

結局、振り返ってみると、麻雀ばかり打っていたような気がする。

やれ、期末試験が終了だ、進級できた、だの事あるごとに麻雀を打ってきた。

誰ともなく声を掛ければ、第2の部室ともいうべき雀荘に誰かしら集まった。

しかし、その関係も今日で終わろうとしている。

今日は卒業式。

今日を境に、皆、思い思いの道に進んで行く。
就職するもの、家を継ぐもの、大学院へと進むもの。

みなそれぞれ進むべき道は違えども、いままでのように麻雀を打つことは難しくなるだろう。
特に海外への赴任が決まっているHに関しては、なかなか会う機会もなくなる。

だから今日は、とことんまで打とうと決めた。

***

誰と約束したわけではないが、卒業式が終わると私は行きつけの雀荘にやってきた。

すでに顔なじみとなった雀荘のマスターに今日で最後になるかもしれないとあいさつを済ませ、中に入る。

「おう、遅かったじゃねえか」
「早く卓付けよ、ワン欠けなんだ」

フリーのつもりで来たのだが、驚いたことにすでにセット卓が立っていた。

・・・みんな考えることは同じというわけか

いいだろう、今日はとことん打ち切ってやろう!

***

・序盤
「お前のこの打牌、3年前ならきっと打てなかったよ」
「俺もそうだ。1年前のあの半荘がなければ、この牌は止まらなかった」

・中盤
「厳しい打牌だ、それじゃあ上司に嫌われるぜ!」
「それはお互い様だろう」

・最終半荘前
「夜も明けてきた、これで最後の半荘だ。レートは3倍でいいかい?」
「ああ、大学生活の締めにふさわしい」
「足りなかったら出世払いな」

・最終半荘オーラス
「この牌が通れば聴牌逃げ切りで俺の勝ち、この牌が当たればお前の勝ち・・・!」
「ああ、そうなるな強敵(とも)よ」
「では、切るぞ!・・・通れっ!」

バシッ!!と私は牌を卓にたたきつけた。

***

どうやら、眠り込んでしまっていたらしい。
何か、とても懐かしい夢をみていたようだ。

カレンダーを見る。
今日は3月25日。卒業式の朝だった。

「さて、行くか」

独りきりの卒業式に出かけるため、私はスーツに着替え家を出た(留年勢)。

終わり