本記事では、麻雀において基礎となるような「多面待ち」をまとめていきます。
以下では
- 基本の6つの待ちの形
- 覚えておくべき多面待ち
をそれぞれ解説します。
よろしくお願いいたします。
目次
麻雀の待ちの形の基本系!両面、カンチャン、ペンチャン、シャボ、単騎など
麻雀の待ちってごちゃごちゃしてくるとよくわからない!という人もいるかと思います。
そんな人はまず麻雀の待ちの全体像を見ていきましょう。
色々あるように見える麻雀の待ちですが、実は4種類に分類できます。
両面、単騎、シャボ(シャンポン)、ペンチャン、カンチャン
それぞれ簡単に解説します。
基本の両面待ち
まずは基本の両面待ちです。
これは例えば、23と持っていて1と4を待つというような形を指します。
3つ数字の離れた2牌が待ちになるのが特徴で、待ち枚数も最大8枚と多いのが強みです。
ただ逆に3つ離れた2牌が待ちになる!という法則(「筋」という)から読まれやすい待ちでもあり、読まれてもツモれる自信があるときなどにオススメ。
自由に選べる単騎待ち
続いては単騎待ちです。
単騎待ちというのは、以下のような頭のない聴牌形で、自分が一つ持っている牌をもう一つくれば上がれる!という形となります。
ツモ牌によって待ちを自由に変えることができるので読まれにくく、かつ自由度の高い待ちとなります。
ちなみに、1234と持っていて1でも4でも上がれるという形は両面待ちではなく、ノベタン(単騎待ちが2つある形)となり単騎待ちの仲間です。(ぶっちゃけどっちでもいいですが分類上はそうです)
筋読みをかわせるシャボ待ち
3つ目はシャボ待ちです。
これは2277みたいに頭が2つあって、どちらかが面子になれば上がれる!という形を指します。
両面待ちと同様に待ち牌は2種類となり、しかも単騎待ちと同様に筋で読まれないのが特徴です。
ただシャボ待ちの場合は自分で待ち牌を4枚使っているので、最大でも待ち牌が4枚しかないので場の状況をよく見て使っていきましょう。
ちなみに22388みたいな形で両面にもシャボにもとれる!というような場合は、基本的には両面に取るのが定石です。
正式にはシャンポンというそうです。
端牌が待ちにならないペンカンチャン
最後はペンカンチャン待ちです。
これはペンちゃん待ちとカンチャン待ちに分かれています。
ペンチャンとカンチャンはそれぞれ漢字では辺張(ペンチャン)、嵌張(カンチャン)と書きます。
- 12と持っていて3を待つというように端から待ちが伸びているのが「ペンチャン」
- 24と持っていて3を待つ、13と持っていて2を待つというように真ん中に待ちがあるのが「カンチャン」
となります。
ペンチャンかカンチャンかの違いを覚える必要はあまりないですが、ペンチャン待ちよりカンチャン待ちの方が有利です。
理由としては、辺張はカンチャンに一度変化してからでないと両面待ちになれないため。
まあ、そんなもんなのかーと覚えておきましょう。
多面待ちは4種類の基本形の複合系
基本の待ちは以上の4種類です。
このほかに単騎待ちが両方にくっついたノベタン待ち、レアケースとしては国士無双の欠けた字牌待ちなどもあります。
以下では、これらの形の組み合わせによって、待ちが3種類以上になるお得な形を見ていきましょう。
麻雀初級者が覚えるべき三面待ち、多面待ちおすすめ3選
では続いて個人的にこれを覚えておけばOKと思う頻出の多面待ち(3面待ち)を3つ紹介していきます。
純正三面張(面子+両面待ち)
まずは、23456みたいな順子の面子と両面待ちが重なった形です。(純正三面張と呼ばれる)
最大待ち枚数3種11枚と非常に待ち数が多いのでだいたいツモれるといっても過言ではない待ちです。
ただ筋で読まれるので出上りはややしにくいので注意。
両面orカンチャン+単騎待ち(暗刻+1)
続いては暗刻とその隣の1牌で頭+面子を構成する形です。
具体的には「2333」みたいな形で、この場合は
- 333+2としての2単騎待ち
- 33+23とみての14の両面待ち
があるので、純正三面張と同様に最大で3種11枚が待ちとなります。
この待ちの特徴は、筋で読まれない単騎待ちが混ざっていることで、上の形だと5が切れていれば筋を頼って2を切った人を捉えることが可能です。
2333みたいな隣り合った形は3面待ち、7999みたいな一つ飛ばした形は2面待ちとなります(カンチャン+単騎)。
ちなみに、この暗刻+隣牌の形の進化系としては、2223444みたいな形もあり、この場合は12345が待ちになります。
アンコ(同じパイ3枚)と隣は多面待ちになる
元祖変則三面張(暗刻+両面ターツ)
3つ目は暗刻+両面ターツのコンビネーション形です。
「2223499」みたいな形ですね。
この場合は
- 22+234+99としての2と9のシャボ待ち
- 222+34+99と見ての両面待ち
があり、合わせると2,5,9の三面待ちとなります。
一見すると待ちの種類は多いですが、両面待ちの待ちの片方を自分で潰しているので意外と待ち枚数は少なく、最大でも3種7枚です。
そもそもターツ(2枚組)がないときにオススメの形
ちなみにこれまでは既にターツ(2枚組)があるときのオススメの形を見てきました。
しかし実戦では、そもそもターツが3組しかない・・(アガリにはメンツが4つ必要なので足りない)ということもあるかと思います。
そんなときにオススメの形はこれらです。
先ほどのターツの待ちとして良い形も併せていかが出てきたら残すようにしましょう。
名前は以下の通りです。
- 四連形(左上)・・・2345のように続いているとき
- 中ぶくれ(右上)・・・3445のようにメンツの真ん中が2枚あるとき
他は特に名前はないですが重要です。
終わりに!応用の多面待ちに特化した麻雀本も登場!
ここまでよくある多面待ちについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
麻雀のルールは複雑なようで実はシンプルな法則が組み合わさっているだけ!ということも多いので、基礎を抑えていきましょう。
ちなみに多面待ちに特化した麻雀本として、「アガリ率5%アップ何切る」という本も出ています。基本の多面待ち12パターンの分類とか、あるある問題とかがあるので、さらに多面待ちに強くなりたい初中級者の人は是非どうぞ!
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ではまた。よい麻雀ライフを!
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