本記事ではVR麻雀について、メリット、やり方、実際にやってみた感想などを書きました。
「麻雀のメンツ集め」というのは雀士にとってかなり重要なスキルの一つです。
大学生くらいの時は、暇な友人がたくさんいて1時間もあれば4人集めることができたものの、歳をとるにつれ、なかなか集まれなくなるもの。
で、どうしたものかと考えて、VR麻雀が出れば全て解決するのではないかと思ったんです。
これを使いました↓
目次
VR麻雀(雀荘)で改善できる4つのメリット
まずはVR雀荘ができるとここが改善されるというのをまとめてみました。
- 地域格差がなくなる
- 質感のあるオンライン麻雀が実現できる
- 雀荘の待ち問題が解消される
- 現実では難しいルールの麻雀が打てる
こんな感じかなと。それぞれ解説します。
地域格差がなくなる
まずは麻雀打ちの地域差がなくなることです。
例えば、人の多い東京に住む人は雀荘に行けば麻雀を打てますし、友人とのセット麻雀も開催しやすいですが、地方だとなかなかこれができない・・・!
みたいなとき。これがVR麻雀ならインターネットさえあればどこでも仮想空間にアクセスでき、地域格差がなくなります。
あとは大学時代は同じ場所にいたけど就職して散り散りになった友人と質感のある麻雀を!というときにも使えそう。
質感のあるオンライン麻雀が実現できる
続いてはオンライン麻雀に質感ができるという点です。
現在でもオンライン麻雀が割と発展していて卓の質感はいい感じなものも多いですが、やはあり牌をつまむという感覚は実現できていない。
これがVRならある程度実現可能になるのでは?と思っています。
感覚を完全再現!とまではいかなくても、相手が動くというくらいなら近年中に実現されそうな感はあります。
雀荘の待ち問題が解消される
続いてのメリットは雀荘の待ち客問題です。
オンライン麻雀がリアル雀荘に比べて人気を博した原因の一つとして、待ち時間がないという点もあると言われています。
例えば、雀荘で1人しか客がいない場合、メンバーが2人以下しかいなければ次の客が来るまで待っていなくてはなりません。
もし別のお店にもう一人待っている人がいても、その人と打つことはできず機会損失でした。
しかし、オンライン麻雀なら色々な場所からアクセスした待ち客を一箇所に集めているため、何人客がいても最大3人しか待ち客が出ません。
そういった雀荘の待ち客問題の解消にもVR麻雀が一役買うのではないかと考えています。
現実では難しいルールの麻雀が打てる
4つ目のメリットは、現実では難しいルールがVRなら実現できる可能性があるという点です。
これはどういうことかというと、例えば、特殊能力を使った麻雀とかはゲームでは簡単に実現できますが、リアルであればもう一人ゲームマスターのような人を置く必要があり面倒です。
そんな感じのゲームならではのルールが実際に楽しめるようになるという点で、VR麻雀にはメリットがあるのではないかと考えています。
というのがVR麻雀の4つのメリットでした!
VRChatのバーチャル麻雀大会に出場してみた
実際にVR麻雀をやってみました。
具体的にはかくちゅ(@kakutyu_vrc)さんの主宰するVRChat内での大会に出場したので以下で詳しくみていきます。
実装方法:OculusQuestのVR大会
まずは概要ですが、OculusQuestというVRゴーグルで入ることのできるVRChatというアプリ内で麻雀を打つというものになります。
オンラインですが、VRゴーグルを通じて相手のアバターや卓などは3Dで体感できます。
安く買うなら1↓
最新を求めるなら2(性能高い)↓
準備:卓に行きつくまで
卓に行きつくまではそんなに難しくありませんでした。
具体的には以下の通りです。
- まずVRChatにログインし、かくちゅさんを検索(かくちゅさんの運営するdiscordサーバーに詳細が出ている。詳しくはかくちゅさんTwitterから)。
- 次にかくちゅさんにジョイン(部屋に入る)を選択します。
- すると、大会参加メンバーがたくさんいるので、あとは指示に従って4人ごとに分かれて対局開始
といった運びです。
卓についたら真ん中にSTARTがあるのでそれを押すとゲームが始まります。
VR麻雀のやり方
続いては実際の対局のやり方を解説します。
といってもそんなに難しくはなくて、だいたい普通のネット麻雀と同じです。
OculusQuestでは両手にコントローラーを持っており、これを移動させて牌を選択します。
両手それぞれにカーソルがあるのでどちらかで大丈夫です。
切りたい牌に合ってる状態でトリガーボタンを押すと牌が切り出されます。
鳴きについては、別途右側に鳴きボタンが出るので、
- 鳴き
- 鳴かない
のどちらかを選択しましょう。
と、そんな感じです。簡単ですね。
ちなみに点数計算は自動で行われ、対局中は会話を行ったり、人の後ろに回ったり(これは局の合間だけにしよう)ができます。
VR麻雀の感想
プレイしてみての感想としては、
といった感じでした。
VR酔いについては自分の使っているマシンが旧型だからというのもあるかもです。
可能性としてはすごくあるなと思いました。特にセット麻雀は明らかによいです。今後に期待!
その他VR雀荘っぽいサービス・打てる場所まとめ
他にも色々あるのでまとめました。
かくちゅさんのVR麻雀大会
まずはさきほどからレビューをしていたかくちゅさんのVR大会です。
こちらは毎月開催されているので、参加しやすい会と言えます。
入り方としては。時間までにかくちゅさんのDiscordサーバーへ参加(Twitter参照)し、注意事項等を確認して時間に所定場所に集合しましょう。
すでにある!?VR雀荘単騎とは?
で、実はVR雀荘ってだいぶ前からあるにはあるんです。
それがこちらのVR雀荘「単騎」。
VR雀荘単騎、アップデートが来てます!!
ボタン配置の変更、捨て牌カメラのピックアップ、局数・場数カウンター、他面子の持ち点表などが追加されております!
皆さんも週末は徹夜で麻雀しましょ♪#VRChat #VR雀荘単騎#VR麻雀 pic.twitter.com/81lTmfqrVc— ねこすけ🌸🐈@VRChat (@nek0_suke_vr) June 1, 2018
2022.03追記:VR雀荘単騎は終了してしまったみたいです。
立ち位置としてはVRチャットの中の麻雀部門といった感じ。
VRゴーグルをつけて雀荘の中に入り、牌を実際につまむ動きをしたりできるそうですね!
まだまだポリゴン感がありますが、これがさらに発展すると質感のあるVR雀荘になるかも!
https://www.vrcw.net/world/keyword/detail/麻雀
FF14もMMO型のVR雀荘と言えなくもない
あと最近でいうと、オンラインゲームのファイナルファンタジー14(FF14)も実は麻雀が打てて、これがかなりクオリティが高いということで、一種のVR麻雀かなと思っています。
https://www.youtube.com/watch?v=UZffZxPMnZ8
こちらに関しては、ドマ式麻雀という名称ではあるものの、実際にはパイの模様が一部違うだけで普通の麻雀と全く同じ。
しかも段位戦あり、友人対戦もできるというハイクオリティ仕様です。
ゲーム内でドマ式麻雀をプレイするまでにかかる時間は3時間くらいとのことなので、VR雀荘に手を出そう!と思っていた人はぜひFF14をPS4かPC版でプレイしてみてはいかがでしょうか。
ちなみにリアルでもスクエニからドマ式牌が売り出されていたりもします。
少牌マイティが打てるVR麻雀もある!(2022年最新)
牌が1枚少ないあのゲームを楽しめるやつもあるみたいです。
話題の少牌マイティがゲームでプレイできるようになりました。オンライン対戦あり、待ち牌サポート機能あり、長考機能ありで初心者の少牌人にもやさしい。
動画は亜リャンメンくっつきの七面張を高めでツモって倍満になったところ。#少牌マイティ pic.twitter.com/raOvOjmfbE— ともぴ@麻雀ゲーム開発 (@tomoPism) March 30, 2022
これは最先端すぎて普及までは時間がかかりそうだけど楽しみ。
【特殊麻雀】少牌マイティのルールとおすすめの練習法まとめ。イーシャンテン牌で形を覚えよう
VR麻雀の作り方。Boothで自動卓キットが買える
ちなみにVR雀荘の作り方としては、かくちゅさんに教えてもらったのですが、キットをboothで購入ができるそうです。
https://booth.pm/ja/items/2300392
他にもQuest非対応のワールドもいくつかあるみたいです。(青空麻雀、オタ風など)
VRゴーグルをつけての大宇宙天鳳(雀魂)とかも良さそう
あとはVRの3D麻雀を打つという流れからは外れますが、VRゴーグルをつけた状態で普通にブラウザを立ち上げたりもできます。
なので、その仮想ブラウザを用いて天鳳や雀魂など既存のオンライン麻雀を打つことも可能です。
これのメリットとしては、
- 外界から完全に切り離されるため高い集中状態を保てる
- 背景を宇宙とか草原とかにできる(非日常)
- 部屋が狭くても大場面で表示できるため、両面打ちなどがしやすい
などがあります。
背景を変えたりできる
(上図はImmverseを使用)
最初は多分酔うのでマイナスですが、長期的に見れば集中できてプラスになるのではないかなと思います。
すでにちょっと実用化している美馬さん↓
腰痛で座るのきついから、OculusQuest(VRデバイス)のバーチャルデスクトップ試した
寝ながらPC画面操作できるし、天鳳も大画面でコントローラー操作できるからめちゃくちゃ新鮮w
文字でしか共有できないのが残念だけど、これは未来だな💡💡— ののみや・美馬@麻雀ドリル (@nonomiya_riichi) August 6, 2021
またImmverseというアプリを使うと、VR内にMac PCを持ち込めて、キーボード操作なども行うことができます。(ブラインドタッチ必須)
なのでNoterとかYoutuber(動画編集)とかの人も使えますね。
終わりに。VR雀荘なら麻雀マンガの展開を再現できる説
最後にVR雀荘で個人的に実現したいルールをいくつか紹介します。
VR雀荘ならではのポイントとして、ゲームならできるけど現実でやると微妙なルールを実現すると良いかなと思っています。
具体的には、鷲巣麻雀とかそんな感じ。
マンガ「アカギ」で提唱された鷲巣麻雀は4枚中3枚が透明な特殊麻雀です。
実際に鷲巣牌が売り出されてはいるものの、これ実際にやるとすげえ見辛いんです。(特にサイドが見辛い)
アカギみたく1局に半年とかかけられるならOKですが、現実世界の時間の流れ的にはやや厳しい。
で、これをゲームにすれば、オープン牌とクローズ牌はコンピューターが自動で判断してくれるので、みやすくできます。
他に実現してほしいやつ↓
https://majyan-item.com/future-game/
そんな感じでした。
VR麻雀流行るといいですね!ではまた。良い麻雀ライフを!
https://majyan-item.com/clas-table/