2019年から近代麻雀で連載している漫画に福本伸行さんの「闇麻のマミヤ」というのがあります。
この漫画の第3話がすごく面白くて「麻雀は人生」という割とよく聞くフレーズをすごい絶妙に示していて感動しました。
今日はこの「闇麻のマミヤ」について紹介して行きます。
最新情報
アカギコラボで雀魂にてマミヤルール(闇麻雀)が適用!!
目次
「闇麻のマミヤ」はアカギ死後20年の世界を描く福本漫画最新作!
まずは「闇麻のマミヤ」という漫画の概要を簡単に紹介します。
この「闇麻のマミヤ」の作者は福本伸行さん。アカギ、カイジなどで知られる博打漫画の大御所ですね。
とかが魅力です。
で、この福本伸行さんアカギが2018年に連載終了しまして、HEROも原画協力をしているもののちょっと稼働が空いたし、新しい連載を始めてみるか!ということで始まったのが「闇麻のマミヤ」となります。
https://majyan-item.com/201807-book/
まず世界観としては、アカギや天などと同じ世界線。時間軸としては、アカギの死後20年後の令和の時代を描いたストーリーとなっています。
主人公はとしてはマミヤと呼ばれる一人の博徒、アカギと関わりのあった治もラーメン屋の店主として主にセッティング役として登場。
治がマミヤにアカギの面影を見て、マミヤを代打ちに立てて困った人々の頼みを聞いていく・・・!みたいなストーリーです。
闇麻のマミヤの特殊ルール!「闇麻雀」とは?
そして福本麻雀といえば鷲巣麻雀をはじめとした独特な特殊ルールですね。
この「闇麻のマミヤ」でも「闇」と呼ばれる特殊ルールが登場します。
これはどういうルールかというと、自分の任意の捨て牌を切るときに「闇」を宣言して牌を裏返すことができるというもの。
闇の発動に必要な点棒は1000点。リーチと同じですね。
この闇を使い、相手にロンされにくくすることができるというわけです。
ただ、相手はその「闇」に対し、2000点を払うことで「闇返し」ができ、これをすると牌は表にされてしまいます。
そしてそれが嫌な時は闇を仕掛けた側は最終手段として4000点棒を払い「完闇」とすることも可能。この完闇はひっくり返せません。
ちなみに「完闇」のまま牌を見ずにロンをして当たりだった場合、和了した手役の倍の支払いとなります。
スケスケだった鷲巣麻雀とは逆の発想の闇麻雀、気軽に真似できるし面白そうですね!
「闇麻のマミヤ」第3話の麻雀は人生感がやばい!
で、この「闇麻のマミヤ」の中で個人的に気に入っているのが近代麻雀2019年10月号に掲載されていた第3話。
ここではマミヤ遅刻中につき、臨時代走をしている治が闇麻雀に挑んでいるのですが、この話がすごく面白いです。
独白の圧倒的福本調・・・!
初っ端のマミヤが治を心配する独白が以下のような感じ。
「ぶっちゃけあいつ
思い込みが激しくて
けっこう一人相撲
場がみえていない
相手の真意……」
この倒置法をふんだんに用いた福本調!
「けっこう一人相撲」から「みえていない相手の真意」のつながりが語呂良すぎて感動しました。
怯懦(きょうだ)とかいうパワーワード
で、もう一つすごいなと思ったのが「怯懦(きょうだ)」という表現。
治が差し馬相手の鬼頭のリーチに対して初めて闇を使用し、それがあまりにも弱気であるという意味で用いられたこの「怯懦(きょうだ)」という言葉、音だけ聞くと「強打(きょうだ)」と同じだしすごい上手いなと思った。
「強打かい?」「・・・怯懦だよ」
みたいなのが雀荘で流行りそうですね!
麻雀は人生が腑に落ちるストーリー
で3つ目に感動したのが、「麻雀は人生」という比較的よく使われる表現がすごく絶妙に表現されたストーリー。
ちょっとだけ紹介すると以下のような感じです。
「麻雀は、
どこか心の深いところ
奥底で
人生の代理戦争
・・・
ありえたかもしれないもう一つの人生を
想起させる!
一局・一人生の胡蝶の夢!
・・・
やりがいのある仕事
そういう充実した航海
成功の感覚を束の間味わえることがある
・・・
治は自分で自分を
・・・
だいぶ冴えない人生
・・・
ミシミシと孤独を感じる夜もある
そんな治に・・・この人生!(タンピン三色聴牌)
・・・
成就したい!降ったら終わり!
くっ、結局、闇!」
こんな感じ。ここまで臨場感を持って「麻雀は人生」を表現した作品があっただろうか(反語)
ここで読めます↓
闇麻のマミヤ4話以降の展開!突如麻雀をしなくなるのもまた福本漫画あるある
ちなみに4話以降ではマミヤが会場に駆けつけ、オサムの代打ちをするかというと実はそうではない流れが続いています。
マミヤは代打ちに入ろうとするも、金がないことがバレ、金がないけど何とか貸主を卓につかせようと口論が始まります。
これがまた面白いです。
詳しい話は以下の記事に書いたのでよければどうぞ!
終わりに!アカギロスの方はぜひ闇麻のマミヤを読もう!
ここまで「闇麻のマミヤ」について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
久々にキンマを買って読んだら久々の福本調にグッと来るものがありました。
アカギロス・・・!圧倒的福本不足・・・!
という人はぜひ読んでみてください。次のトレンドに来る可能性は十分あります。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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