昨今ではネット麻雀でルールを覚え、麻雀歴はそこそこあるけど実際の牌を触ったことはない・・という人も増えています。
オフ会などでは雀荘に行くことも多く、その際の手順に戸惑うこともあるかと思います。
以下では、初めての雀荘デビューに向けて、押さえておくべきポイントを解説します。
雀荘デビューの基礎知識!フリーとセット(貸し卓)の違いとは
まずは知っておくべき基礎知識を解説します。
この2つの違いを覚えておきましょう。
- セット(貸し卓)・・・3人、または4人で行って時間貸しで卓を借りる。
- フリー・・・1人で行って知らない人と打つ。1ゲーム単位での精算が基本
友達同士で雀荘で打とう!ってなった時は大抵前者(セット)です。
ただ入り口で「貸し卓?」みたいに聞かれることもたまーにあるので、名称として覚えておきましょう。
(大体は「セットですか、フリーですか?」と聞かれるので、「セットです」と答える)
値段の相場感は地域にもよりますが、大体1人1時間200-400円程度、学割は半額が多いです。
雀荘デビューの全手順!予約から入店、退出までの流れがわかる!
続いては実際に雀荘へ行った際の入店から卓についての対局、そして精算して帰るまでの流れを紹介します。
予約
このステップは省いても良いのですが、確実に入りたい雀荘がある場合には予約をするのが無難です。
方法としては、電話が一般的で、
「●●月●日の●●時ごろからセット1卓予約したいのですが・・」
みたいに言えば話が通ります。
(最近ではLine公式アカウント(旧Line@)や予約フォームを受け付けている雀荘もありますが少数派)
ちなみに一般的な雀荘では、金曜夜〜日曜がもっとも混みます。平日などは予約なしで入れることが多いです
集合
雀荘では、4人揃うまでの間、席に座って待っていることが許されます。
なので集合場所は雀荘にすることが可能で、着いた順に卓へつき、後からきた人は
- 「セットを予約していた●●ですが・・」
- 「待ち合わせで1人来ていると思うんですが・・」
というように言えば中に入ることができます。
雀荘側では誰がどの卓にいるかまでは把握していないことが多いので、あの卓ですかね?みたいに聞かれて、ああそうです!となって入っていくことが多いです。
もしオフ会などで初顔合わせの場合は、念の為駅集合などにしておくほうが良いかもしれません。
揃うまで
予約時間の大体10-20分前くらいから卓に入ることができます。(空いていればもっと前から入れてくれることも多いが、まあこのくらいがマナー的に良いかなと思っている)
1人で手持ち無沙汰な場合、
- フリーの待合スペースの本を借りて読む
- 牌を落とさずに卓上で遊んでおく
などを行うことができます。
細かいルールは雀荘によって異なるので確認をして欲しいのですが、全自動麻雀卓を稼働させる(牌を落とす)と課金が始まるケースもあるので注意しましょう。
(卓上で手積みで遊んでいる場合には何も言われないケースが多い)
ルールを設定してもらう
メンツが揃ったら店員さんを呼んでルールを設定してもらいましょう。
デフォルトの設定は
- 関東の雀荘ではヨンマ(34種136枚)
- 関西の雀荘ではサンマ(27種類108枚、または花牌ありで112枚)
となっていることが多いです。
それ以外の枚数で遊びたい場合にはこのルールでお願いします!というのを店員に伝える必要があります。
また、学割対象店舗ではここで学生証を出すことが多いです。
特殊牌として牌にシールを貼る行為は、厳密にはだめなはずなんですが、特に何も言われないケースが多いです。最後剥がしてね!とかは言われるかもなのでクリーンに行きたい人は一応確認すると良いでしょう。
対局を開始する
ルールの設定までしてもらったら、あとは基本セルフサービスです。
雀荘によってはドリンクを店員さんに頼める場合もありますが、そうでない雀荘では自分で買うか、持ち込む必要があります。
次に店員さんに声をかけるのは、
- 何かトラブルが起きた際
- 帰るとき
のどちらかです。麻雀のルールがわからないなどは、基本自力で解決する必要があります。
点数計算については大体の雀荘で壁に貼ってあるので、それを確認しましょう。
精算
帰るときは店員さんに声をかけ
終了で(精算で、ラストで)
と言います。
すると伝票を持ってきてくれる、あるいはレジで精算お願いします、となるのでそれに従い支払いを行います。
卓の片付けはしなくても良いことになっていますが、まあ点棒やチップくらいは戻しておくと親切です。
値段は時間単位に課金されており、途中で食事等を頼んだ場合はそれも合算されます。
まとめ
流れは上記の通りです。
そんなに難しくないことがお分かりいただけたかと思います。
とはいえ実際にやってみると、いくつか引っかかりがちなポイントもあるので、以下でQA方式で紹介していきます。
雀荘デビューのトラブル事例!大体は店員に聞けばOKです
最後に間違えやすいポイントをいくつか解説します。
途中でご飯を食べに行きたい
店員さんに確認しましょう。
アットホーム系の雀荘では、「昼飯の間、時間止めておくからいってきな!」となることが多いですが、フードメニューがある店舗などでは「うちで頼め!」となるかもですし、混んでる場合は「一度精算ください」となるかもしれません。
5人できて1人抜け番を作り、あいた時間に順番にご飯を食べるという作戦もありです。
ちなみに自動卓は水や汚れに弱いため、卓上で食べるのは非推奨です。
(サイドテーブルに置くか、ちょっと離れて食べた方が良い)
この道数十年のマスターもこう言ってる↓
フリーが伸びてきたから卓を譲れと言われた
これは麻雀業界では暗黙の了解です。
フリー営業がある店舗では、セットよりフリーの方が収益性がよく、そのお店の都合に客側が合わせる必要があります。
大体は最初に入る時に「フリー伸びてきたらお譲りいただくことあるかもなのですが・・」と聞かれるので、了承できない場合はセット専門店などに行きましょう。
山取る向きどっちだっけ?
時計回りです。ターン(手番)は反時計回りです。
配牌が出てこない!
雀荘によって全自動麻雀卓の種類が異なり、元々出てこないタイプの卓を使用しているケースが考えられます。
配牌が出てくるタイプの卓は
アモスアルティマ、アモスレックス1〜3、EAGER CS、MJ-JAPAN
などです。
自動配牌が欲しい方は卓の種類を事前に確認しましょう。
ドラが捲られていない!
自動配牌卓でもドラ出し機能が壊れたままになっている雀荘も結構あります。
直す値段が高いからです。
そんなときは、親の自山左から3つ目の牌をドラとすることが多いです。
ガシャってなって卓が止まってしまった
牌を全部落とす前に山を上げてしまってクラッシュ!あるいは特に何もしていないけど卓がピーピー言っている。
稀に起こりますが心配しなくて大丈夫です。
こういったケースは割と起こりがちで、損害賠償を請求されたり、一発目で怒られることはほぼありません。
冷静に店員さんを「すみません、卓トラブルです」と言って呼びましょう!
これをすると怒られるというのある?
逆にこれをやったらだめみたいなのでいうと以下の通りです。
騒ぎすぎる・・・他のお客様に迷惑のため
歌い出す・・・他のお客様に迷惑のため
牌を強打する・・割れるのでNG
特に牌の強打はお店的にも困るので結構すぐ注意されると思います。
終わりに。とりま雀荘デビューをしてみよう!
そんな感じが雀荘デビュー(セット)の基礎知識でした。
ぶっちゃけそんなに難しくないので、
雀荘=怖い
という固定観念(がある人は)に囚われず、えいやで入ってみてください。
全員初心者だと、回しの面で困ったことが出るかもなので、1人わかる人を連れていくとなお安心です。
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ではまた。良い麻雀ライフを!
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