麻雀における「5ブロック理論」を解説します。
4メンツ+頭(1ターツ)で計5ターツで持つ技です。
ブロック=ターツ(あと1枚くれば3枚組になれる2枚のこと)とみます。
以下で詳しく見ていきましょう。
目次
麻雀の5ブロック理論とは?ターツは必要最低限
まずは5ブロック理論を簡単に解説します。
5ブロック理論・・アガリに必要な4メンツ、1アタマの種を計5つ持ってアガリに向かうと言う理論。対義語は6ブロック理論
一言で言うとこう言うことです。
以下で解説します。
上がりには5ブロック必要
麻雀では、上がりの際、
- 4つのメンツ(3枚セットのトリオのこと)
- 1つのアタマ(同じ牌2枚セット)
を揃える必要がありますね。
(七対子、国士無双は除く)
この4つのメンツと1つのアタマを合わせると5つ。
つまり、上がりにはブロック(ターツ)が5つ必要となります。
5ブロックのうち4つをメンツに1つがアタマとなる
5つのブロックはそのうち4つがメンツに、1つがアタマとなります。
これは、
22、白白
のような形ではどちらがアタマになるためです。
なので、例えば、
2356s56p2345m(全部階段状のターツ)
みたいな5ブロックだった場合、どれかを道中で2枚組にする必要があります。
スリムな麻雀で使われる
メリットについては以下で解説しますが、この5ブロック打法は、スリムに打ちたい時によく用いられます。
理由としては、必要枚数が少なく、安パイを抱えやすいためです。
対義語としての6ブロック理論
ちなみに対義語は6ブロック打法。こちらは、4メンツ、1アタマの他にさらにもう1ターツもつと言う欲張りな打法です。
5ブロック理論のメリットとデメリット
ではここからは5ブロック理論のメリットとデメリットを解説します。
メリット
まずはメリットです。
メリットとしては、
形が決まるため、フリテンになりづらい
安パイを抱えやすい
対子場に強い
などです。
デメリット
一方のデメリットは
エリアを読まれやすい
受け入れが狭くなることがある
状況に柔軟に対処しづらい
あたりです。
5ブロックにすべき時とそうでない時
ではどんな時に5ブロックにして、どんな時に6ブロックにすれば良いのか。
いくつかの実例とともに定石を見ていきましょう。
充分系は5ブロックが基本
まず、形が良い時は5ブロックで受けることが多いです。
具体的には、残ったターツが両方とも両面待ちのような場合です。
こんなときは、その形を残し、弱いターツ(カンチャン、ペンチャンなど)を払います。
鳴きも5ブロック
あとは鳴きの際もどちらかというとブロックを厚く持ちます。
これは、鳴き時は鳴き逃しが痛いためで、ポンやチーをしやすい形として5ブロックにすることが多いです。
サンマの場合はチーがないので、このケースは少ないかもしれません。
守備的に打ちたいときも5ブロック
リードがある場合などでは、安パイを抱え込むために5ブロックにすることもあります。
一般に6ブロックより5ブロックの方が、ブロック1つ分必要牌が少ないです。
そのため、浮いた分を安パイなどに割け、守備力が高くなります。
ターツが微妙だと6ブロックになりがち
逆に6ブロックにするケースとしては、
- 当価値なターツがあり判断がつかない
- 残りターツが弱く、場況をみたい
- 上家からパイがこぼれそうで先に鳴ける方を残したい
などです。
なんのこっちゃ?と思った人はまだ意識しなくて大丈夫です。
終わりに。5ブロック打法をマスターして、リードを守り抜こう!
簡単ですが、そんな感じが5ブロック打法でした。
まあ意識してやると言うよりは、麻雀打ち同士の会話などで普通に出てくるので、そんな時に話に取り残されないように一応覚えておきましょう。
ちなみにいつも5ブロックにしていると、相手に手を読まれやすくなるので、使い分けも重要です。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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