1960年代から80年代にかけ、数々の大勝負でことごとく勝利し、20年間無敗のまま引退したことで伝説となっている雀鬼桜井章一。引退後は雀鬼会という麻雀組織を立ち上げ、著作も多い麻雀界の有名人です。
流れや空気、自然を大切にした打ち筋を解く桜井章一の著作は、正直意味が解らないところも多いけど、スケールの大きい感じがあって個人的には結構好きです。
で、古本屋とかで見つけたらちょくちょく買っていたのですが、麻雀やツキについての本から、人生一般についての人生論を書いた本、ほかの業界の有名人との対談本、など分野も幅広く、どんなに読んでも次々と知らない桜井章一本が出てくるのが不思議でした。
一体何冊あるんだ…!?
そう思って、Amazonで数えてみたら、なんと74冊ありました。
なんてこった。作家としても雀鬼クラスじゃないか!?
流石に全部読むのは無理そうなので諦めましたが、せっかくなんでこれまで読んできた桜井章一本をまとめようかなと思います。
目次
桜井章一の麻雀本は4つのカテゴリーに分かれる
とにかく著作数の多い桜井章一氏の麻雀本ですが、大きく以下の4つのカテゴリーが分かれます。
- 1.代打ち時代の麻雀についての本
- 2.雀鬼会での麻雀についての本
- 3.自己啓発についての本
- 4.著名人との対談本
基本的に最近の著作は3と4が多いです。それぞれについて説明していきます。
代打ち時代の回顧録
まず、第一のカテゴリーとしてはヤクザの代打ちをしていたときの回顧録です。20年間無敗の「20年間」に当たる部分ですね。
こちらについては、書籍ではあまり書かれておらず、漫画やドラマになっています。
漫画としては、「ショーイチ」とか「雀鬼」など、映像化作品としては、「雀鬼」「真・雀鬼」としてVシネマでドラマ化されているので、そちらがオススメ。
特にドラマの雀鬼シリーズは、ハマると癖になる面白さがあり、麻雀打ちの間ではかなりメジャーな作品です。
自分は「真・雀鬼3東西麻雀決戦」が一番好きです。
雀鬼会についての本
雀鬼会についての本です。
雀鬼会は麻雀技術を競う場ではなく人間力を競う場であると述べ、麻雀を通じた人間形成に重点を置いて若者を導いているとのことで、一般の麻雀とはちがったマナーやルールがあるので、学んでおくことが大切です。
例えば、スジひっかけ禁止、盲牌禁止、第一打の字牌打ち禁止、打牌スピードは早くする、とかそんなのがあります。
桜井章一の「教えない」「育てない」人間道場 伝説の雀鬼の“人が育つ”極意 (講談社+α文庫)
自己啓発本
この辺になるともはやあまり麻雀は関係なくなってきます。
自然と一体化してツキを高める方法とか、そういう話が多いです。
『人を見抜く技術』というように、比較的麻雀と関係のありそうなものもあれば、『努力しない生き方』というような全然関係なさそうなものもあります。
ただ、どの著作でもエピソードとしてはちょくちょく麻雀の話が出てくるので、麻雀打ちならにやりとする場面もあるのが魅力です。
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対談本
桜井章一氏は各界に顔が広く、様々な分野のプロとコラボして対談を行っています。
で、その対談の様子が書籍化したものがいくつもあります。
例えば、将棋の羽生善治氏と対談した内容が有名ですね。勝負師同士ウマが合うみたいでよく対談したりしています。
他にもビートたけしさんとか、中原中也さんとか、格闘技のヒクソングレイシーとかヒョードルとか本当に幅広いです。
Amazon:運を超えた本当の強さ
楽天:運を超えた本当の強さ 自分を研ぎ澄ます56の法則 [ 桜井章一 ]
麻雀業界との対談は少ない
ただ、麻雀業界との対談本はなぜかあまりないみたいですね。
自分の知っているのでは、最近Mリーグを主催して話題になった藤田普さんとの対談本『運を支配する』くらいです。
櫻井章一のオススメ本まとめ
という大まかなジャンル分けをしたところで、個人的にオススメだと思う本をいくつか紹介していきます。
運を支配する
櫻井章一×サイバーエージェント藤田普さんの対談本です。
運についてのそれぞれの考えを交互に語って行くという形式で、
- 麻雀好きの経営者でMリーグを作ってしまった藤田社長(当時はまだMリーグは作っていないですが)の比較的論理的な意見
- スピリチュアル派の櫻井章一の感覚的な意見
が順番に来るのでわりと振れ幅があります。流れに関する意見が偏りがちな人におすすめ。
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なぜあの人は強いのか
続いては中谷彰宏との対談本である「なぜあの人は強いのか」です。
こちらは中谷彰宏さんの聞き方がうまいこともあって、櫻井章一がわりと生き生きと自身の考えを語っているのが特徴。
他の本だとごちゃごちゃ説教臭いときもあるんですが、本書はわりあい爽やかなので最初の1冊にもおすすめ。
雀鬼流。―桜井章一の極意と心得
続いては「雀鬼流。―桜井章一の極意と心得」です。
こちらは1996年ごろの発売でかなり古い本ですが、切れ味がいちばん高い本だなと感じます。(最近のは現役度が落ちた分薄まっている感じがある)
また、この本で面白いのはもう一つあって、雀鬼会のルールや考え方についても知れるという点。
第一打に字牌を打たない、打牌は2秒以内
などの縛りを知れます。
番外編:Vシネマ「真・雀鬼シリーズ」もおすすめ!
あとは本ではないですが櫻井章一の代打ち時代を描いた「雀鬼」「真・雀鬼シリーズ」も相当おすすめ。
麻雀打ちしか知らない作品ですが、麻雀打ちの評価は総じて高いです。
あと、無駄に全員強打してたりとか何言ってるのかよくわからない発音とかそういうところもネタとして面白い。
終わりに!櫻井章一本から雀鬼会麻雀の神髄を学ぼう!
桜井章一氏は、最近だと麻雀打ちというよりも作家としてのイメージのほうが強いですね。
20年間無敗とか、格闘技もめっちゃ強い、とかなんか人間離れした伝説が多いですが、著作も多くスタイルが確立されています。なので、一度ファンになったら安心して読めるのも魅力です。
正直手っ取り早く麻雀が強くなるかと言われればノーですが、まあ、勝負師としての勘所とか、メンタルの保ち方とかは参考になるはずなので、麻雀打ちなら1冊くらいは読んでおくとよいのかな、と思いました。
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