麻雀やポーカーなど相手の手が見えないものを不完全情報ゲームといいます。
一方、囲碁や将棋など相手の手が見えているものが完全情報ゲームと呼ばれています。
不完全情報ゲームでは、手が見えないことによる不確定要素、運の部分が介在します。
そのため、実力的に劣るプレイヤーが、実力的に勝るプレイヤーに勝つこともあり、それがつらい部分でもあり醍醐味でもあります。
しかし、麻雀では非常に運が弱い日などもあります。格下にこっぴどく負けてしまった場合などは嫌気が差してしまうこともあるかと思います。
ポーカーは一見するとブラフと運のゲームに見えがちですが、実は麻雀以上に実力主義の、確率のゲームなのです。
目次
麻雀とポーカーの違いについて!確率が収束する
麻雀とポーカーの違いを解説していきます。
麻雀では、一局あたりの時間は約5~10分ですが、ポーカーではワンハンドは1~2分程度。
時間当たりの試行回数は麻雀の10倍ほどです。
そのため、麻雀に比べ非常に確率が収束しやすいゲームであるといえます。
また、麻雀では山と手牌すべてが見えず、牌の数も136枚と多いですが、一方のポーカーでは麻雀ほど不確定要素は多くはありません。
一般的なポーカーのルールであるテキサスホールデムでは場にコミュニティカードと呼ばれる参加者全員が自分のハンドとして使える共通のカードがあり、2枚の手札とコミュニティカードの5枚の計7枚から5枚を選んで手を作ります。
つまり、相手の手のうち60%はすでに見えているような状況です。
そのためレートの上げ下げはあるものの、相手の手は意外と予測しやすく、確率通りに打って勝てる確率は麻雀よりはるかに高いゲームとなります。
なのでポーカーではよりデジタルな打ちまわしが大切になります。
実際、ポーカーのプロはブラフすらも確率と期待値で判断するそうです。
カジノ系は動くお金も大きいのでけっこう確率系の研究が進んでいますね!
ポーカーで牌効率通り打てていたかを点検しよう
麻雀において、運がなくて負けたと思う対局においても、より高い位置から見ると、小さなミスが積み重なっているようなことも少なくありません。
振り込んで熱くなり打牌が乱れてはいなかったか、押すべき場面で押さずに降りてしまったことはなかったか、などを考えることは重要です。
とはいえ、机上で考えてもすべて思い出すことは困難です。
そこで、実戦を行い確率通りに打てていたかを見るのがオススメです。
そしてそのときは不確定要素の比較的少ないポーカーを打つとよいでしょう。
もし麻雀でうまくいかないなと思ったときは、より確率通りに収束しやすいポーカーを打って、自分が本当に確率通りに打てていたかどうかを点検するのが効果的です。
ちなみに、オンラインのポーカーでは多面打ちが基本で、同時に複数のテーブルでプレイします。
そうすることでより試行回数を増やすことができ、さらに確率が収束しやすくなります。
1~2時間くらい打てば、試行回数は400回程度たまるので、有意な値を得ることができますね。
プロとして稼げるのはポーカー
最後にプロとしてのポーカープレイヤーと麻雀プレイヤーの比較を紹介します。
麻雀好きの人の中にはプロを目指しているという人もいるかと思います。
もしあなたがプロになる目的がお金を稼ぎたい、であれば麻雀プロよりもポーカープロになるほうがオススメです。
ポーカーは世界中で楽しまれている競技であり、大会の賞金も1億円とかのものがざらにあります。(参加費も数百万円とかになるものも)
プロのポーカープレイヤーは参加費の安い大会で勝ち抜いて、参加費の高い大会の参加費を稼いで、よりレベルの高い大会にチャレンジするというステップアップで、トッププロともなれば億単位でお金を稼ぐことができます。
またカジノが世界中にあり、ポーカーをできれば世界中どこに行っても稼ぐことができます。
なので、もし麻雀で鍛えた自身の確率への考え方が、世界で通用するか試したいという方はポーカープレイヤーになるのも一つの手です。
ポーカー系アプリだとこれがわかりやすいらしい(聞いた)↓
>>m HOLD’EM(iOSとAndroid)
麻雀とポーカーを融合したボードゲーム「レキシオプラス」も発売した
ちなみに麻雀とポーカーを融合したボードゲームも出たみたいです。
クラファンで募集しつつ、2月から発売予定とのこと!
【新商品】麻雀とポーカー融合の新型ゲーム!2分でルール理解!「ボードゲームレキシオプラス」|杉村商会のプレスリリース
…なんかボドゲ出るらしい。(まだよくわかっていない) https://t.co/Aho7tPzP0W
— たkる@麻雀グッズ研究所 (@majyanyohinlabo) December 28, 2020
・・・自分は乗り遅れました!(いずれ入手する予定)
まとめ!運の麻雀、確率のポーカーという区分けで考えると良い
ブラフと運のゲームと思われがちなポーカーですが、実際は結構ガチガチに確率で固められた情報ゲームです。
麻雀からポーカーに転向してプロになる人なども多いそうです。
麻雀の息抜きとしても、トレーニングとしてもオススメなのでぜひプレイしてみてください。
そして麻雀とポーカーを同時に楽しめるというアイテムがこちら。
一つのケースの両面にポーカーグッズと麻雀グッズが入っています。
ポーカーと麻雀両方やるよという人にオススメ。
【あす楽対応】【数量限定】麻雀とトランプが1つになった! ジャントラ 鉄芯入り麻雀牌&トランプ ポーカーチップ&専用ケース付【smtb-KD】【RCP】【P2】
ちなみにポーカーの入門書としては以下の一冊がオススメです。
東大卒のプロポーカープレイヤーの木原氏がポーカーにおける考え方を説明してくれます。
この本は著者がもともと麻雀好きなこともあり、麻雀との対比でポーカーを説明してくれるため、麻雀打ちにとってはさらに理解しやすいし楽しく読めます。