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麻雀専用サイコロ・パッコロで積み込み系イカサマを防止せよ!時短にもなる

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最近の打ち手(全自動卓派)の方にはなじみがないかもしれませんが、その昔、麻雀にはサイコロが必須アイテムでした。

手積み麻雀では、場決めの際に東南西北の牌をランダムに引いて席を決め、その後2個のサイコロを振って、出た目に応じて親を決めるのが一般的です。

その後、各局ごとに親がサイコロを振り、手牌を取り出す位置を決定します。

これを普通はよくある6面体のサイコロで行うのですが、これには2つの課題がありました。

  • サイコロの出目を操るイカサマ使いがいた
  • サイコロ2個の合計値で取り出し位置を決めるため、厳密にいれば出目も公平ではない

そこで、この問題を解決するために、麻雀の場決めに特化したサイコロ「パッコロ」というものを開発。


【麻雀(マージャン)専用サイコロ】パッコロ

しかし、奇しくもその時期にその後全自動卓が流行りだし、パッコロはお蔵入り

・・・でも今でも細々と売られている。

今日はそんな、その場決めと親決め、取り出し位置を公平に決められる悲劇のアイテム「パッコロ」を紹介します。

動画作りました↓

この記事の著者
たkる

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たkる

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従来のサイコロの課題とパッコロの利点!イカサマ防止と時短

まずは、従来のサイコロの課題をおさらいしましょう。


麻雀用品 サイコロ 6個 12mm

課題は2点あり、

  • 出る目が偏ること
  • イカサマがしやすいこと

です。

ではそれぞれ見ていきます。

出る目が偏る

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従来の6面体のサイコロを用いた場合、2つのサイコロの目の合計値で取り出し位置を決めます。

しかしこの場合、合計値として出やすい値と出にくい値があり、偏りがあるという問題がありました。

具体的にいうと、サイコロを2つ振った場合、出る目は2-12の11通りですが、確率的には6,7,8が多いですね。

◆サイコロを2個投げた場合に、それぞれの合計値が出る確率

  • 2が出る確率:1/36
  • 3が出る確率:2/36
  • 4が出る確率:3/36
  • 5が出る確率:4/36
  • 6が出る確率:5/36
  • 7が出る確率:6/36
  • 8が出る確率:5/36
  • 9が出る確率:4/36
  • 10が出る確率:3/36
  • 11が出る確率:2/36
  • 12が出る確率:1/36

これにより、取り出し位置が均等にならなかったわけです。

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一方でパッコロは正12面体のサイコロなので、1~12の値が出る確率はお互いに同確率です。

イカサマがしやすい

もう一つの課題として、従来の6面体のサイコロはイカサマをしやすいというのも理由としてあります。

なぜ6面体のサイコロがイカサマがしやすいかというと、12面体に比べて面が少なく、角がとがっているからです。

一つの頂点を軸にコマのように回転させて軌道を操ったり、縦に回転させる力を覚えておくことで「この力で転がせば5回転する」といったように確率をコントロールしやすかったのです。

一方でパッコロは12面体であるため、面が多く、頂点も平たいのでボールのようにコロコロ転がります。

結果、制御が困難で、イカサマがしにくいというのがパッコロの大きな魅力だったのです。

たkる
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置きサイ、ひねりサイなどのイカサマ技については、麻雀放浪記雀鬼シリーズなどで学ぶことができます。
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パッコロを使えば時短になる

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またパッコロ第3の利点としては、親決めや取り出し位置決めを一度のダイスロールで行えて時短になるという点も挙げられます。

従来のサイコロではイカサマ防止のために、二度振りをする必要がありましたが、イカサマが困難なパッコロなら一度でよく、1回分得でした。

ゲームが回れば回るほど収益が上がるフリー雀荘などにとってもメリットがあるアイテムだったのです。

※当時の雀荘は手積み卓だった。

麻雀専用サイコロ・パッコロが売れなかった理由!全自動卓と同期だったため

ではなんでこんなコペルニクス的発想のパッコロが売れなかったかというと、タイミングが悪かったからです。

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パッコロが発売されたのは、ちょうど全自動卓が導入され始めた1970年代くらい。

それまでは雀荘は手積み麻雀卓がメインだったのが、一気に自動卓へと移り変わりました

これにより、全自動卓では積み込みは機械任せなので、イカサマをできません。

だから、積み込みとセットになるサイコロ技はほぼ警戒する必要はなくなり、パッコロも需要がなくなってしまったというわけです。

そして、全自動卓メインの現代麻雀では、わざわざ使いどころのないサイコロ技を練習するイカサマ師もいなくなりましたが、パッコロは往年のマイナーアイテムとして細々と販売がされています。

イカサマ防止麻雀サイコロ「パッコロ」の使い方!目に従うだけ

では歴史の話はこれくらいにして、ここからは実際に麻雀専門さいころ「パッコロ」の使い方を紹介します。


【麻雀(マージャン)専用サイコロ】パッコロ

パッコロは

  • 親決め用の赤のサイコロ
  • 山の取り出し位置を決めるの黒のサイコロ

の2つからなります。

赤のパッコロにそれぞれ東南西北が3つずつあり、黒のパッコロには1-12の数字が一つずつ書かれています。

親決めの時は仮親が赤のサイコロを投げて、出た目の席に固定。それに合わせて全員が移動します。

(仮親がパッコロを振り、北が出たら仮親が北家になり、それに合わせて仮南家が東家、仮西家が南家、仮北家が西家となる)

そして、山を積んだら、親が黒のパッコロを振り、出た目の取り出し位置から牌を取っていき、ゲームスタートです。

赤のサイコロに関しては、一局精算の麻雀でも用いられることがあるそうです。
(和了者がこれを投げて、南が出たらその人を南家とする)

パッコロのまとめとさらに高度なイカサマ防止サイコログッズ。

まとめると以下の通りです。

パッコロは、角が丸く回転しやすい正十二面体であり、イカサマが防止できると同時に、出る目は均等で公平に取り出し位置を決めることができ、かつ時短になる。

発想自体はすごく面白いと思うので、これからでも流行らせてあげたいと個人的には思ってます。

アイデアは面白いし300円程度と安価なので、イカサマの技術の高い友人と麻雀を打つ場合などにはぜひパッコロを採用してみてはいかがでしょうか。

 


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最後に番外編として、パッコロに負けずとも劣らないイカサマ防止アイテムを紹介します。

こちらの記事も合わせてどうぞ!

併せて買いたい電動ダイスカップ

もしかするとパッコロですらも出目を操れるパッコロマスターがいるかもしれない。そんな不安がある方には、電動サイコロカップがオススメです。

全自動麻雀卓についているような自動サイコロで、ボタン一つでサイコロを振ってくれる優れものです。


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心配性な人にオススメな100面ダイス

いやダイスカップすらもボタンの押し方で操ってくる可能性があるのでは、という超心配性な人は、この100面ダイスなどもオススメです。


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この面数ならイカサマはほぼ人間業では不可能です。

欠点は、4で割って余りいくつかを毎回計算する手間がかかることですね(笑)

  • 4で割ってあまり0⇒北家の山
  • 4で割ってあまり1⇒親の山
  • 4で割ってあまり2⇒南家の山
  • 4で割ってあまり3⇒西家の山

そんな感じ。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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