最近では全自動卓が多いのでなじみが薄いかもしれませんが、麻雀では元々サイコロを使用していました。
誰が初めの親を行うか、あるいは山の取り出し位置どこかはサイの目により決められていたのです。
現在でも手積み卓ではサイコロが多く、麻雀牌を買うとセットでサイコロが付いてきますね。
そのサイコロですが、実は、自分に有利な目を出すイカサマも数多く存在しており、なるべくイカサマをされにくいサイコロをチョイスしていく必要があります。
今日は麻雀に適したおすすめのサイコロについて紹介していきます。
目次
麻雀のサイコロイカサマのやり方と流行った理由について
まずは麻雀のサイコロとイカサマの関係をお話しします。
麻雀のサイコロイカサマとは?
かつて手積み麻雀ではサイコロを用いたイカサマ技が横行していました。
具体的には、
- 置きサイ…サイコロを振ったように見せて置く技
- ひねりサイ…サイコロを捻って転がし任意の目を出す技
- くの字振り…2つのサイコロを別の指で挟み、1つずつコントロールする技
などが使われ、好きな目を自由に出すことが可能でした。
くの字振り↓
https://www.youtube.com/watch?v=EeNCAROo-dQ
なぜサイコロ技が横行したのか?
続いては、なぜサイコロのイカサマが横行したのか、という話を簡単にしていきたいと思います。
これは単純で、手積み卓での積み込みはせっかく積み込んでもサイコロが操れないと効果が半減したからです。
例えば、サイコロ技の花形としては2の2の天和と呼ばれる技があります。
これはコンビで行う積み込み技で、まず親が2を出し、続いて南家が2を出す。すると、南家の4トン目から牌を取り出すことになり、親は南家と東家の山で配牌を完結できます。
積み込み技術もさることながら、最後の仕上げはサイコロ技が不可欠で、目が一つでもズレれば積み込みは水の泡となります。
このようにサイコロの技術は手積み卓時代にはかなり重要な技術の一つでした。
なぜ麻雀のサイコロは小さいの?
麻雀では一般的に小さいサイコロを使うことが多いです。
なんでこんなに小さなサイコロを使うんだろうかと不思議に思う方もいるかと思いますが、これは山を壊さないためです。
麻雀ではサイコロは対面の山に当てて振るのが一般的で、こうすることで賽の目を相手の山に預け、イカサマをしていないことを示します。
このとき、大きなサイコロだと衝突したときの運動エネルギーが大きく、衝撃で山が崩れてしまう恐れがあります。
そのようなトラブルを避けるため、麻雀では小さめのダイスが好んで使われていたんです。
また、麻雀では2個同時にサイコロを振るため、2つ同時に手で持ちやすいように小さめとなっているという説もあります。
小さいサイコロはイカサマしやすい
小さいサイコロは振りやすいですが、ただ、この振りやすさが仇となり、イカサマに使われやすいという欠点もあります。
具体的には小さい牌のほうが出目をコントロールしやすく、サイコロに回転をかけて自分の好きな目を出す「捻りサイ」、小さくて見づらいことを利用し、サイコロを振ったふりをして好きな目を上にしてサイコロを置いてしまうという「置きサイ」という技などが使いやすくなります。
特に、置きサイが見抜きにくいです。
小さいサイコロは、イカサマにも利用されやすい欠点もあるため、麻雀においてはイカサマを防止するために様々なサイコロが存在しています。
イカサマを防ぐ麻雀サイコロおすすめまとめ
ここからはイカサマを防ぐためのオススメサイコロを、仕掛けてくるイカサマのテーマ別に紹介していきます。
置きサイを防ぐビッグサイコロ
まずは誰も見てないうちにこっそりサイコロを置き、あたかも振りました!みたいな感じで自由に目を出す「置きサイ」というイカサマを防ぐためのアイテムです。
この置きサイという技ですが、なるべくモーションが小さいほうがバレにくく、サイコロは小さければ小さいほどやりやすい。
なので、逆にこの置きサイを防ぐのは簡単で、サイコロのサイズを大きいものにすればOKです。
非現実的なサイズのサイコロもたまにありますが、16㎜くらいあればほぼ置きサイは防げます。
ちなみにこの16㎜というサイズですが、一般的な26㎜牌の奥行(厚み)くらいの大きさ!
グラサイ、456サイを許さないスケルトンサイコロ
続いては456サイというイカサマを防ぐためのサイコロを紹介します。
ギャンブルの世界では、自分の用意したサイコロを使って出目を操るイカサマ師が存在します。
麻雀ではそこまでメリットがないですが、例えば、チンチロリンなどのギャンブルでは、4,5,6の目が強いため4,5,6の目しか出ないサイコロを使うというイカサマが存在し、漫画カイジなどでも登場しますね。
このイカサマを防止するために効果的なのが、スケルトンサイコロです。
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スケルトンサイコロなら、出た目以外の目も全員が見ることができ、4,5,6だけしか出ないようなサイコロを使用された場合、一目で見抜くことができます。
また、重さに偏りを付け、出る目の確率を変えるグラサイというイカサマも、スケルトンサイコロなら材質の違いが透けてしまうのでもろバレです。
もしかしてあのサイコロ怪しくね?と思ったらスケルトンサイコロを使用していきましょう。
捻りサイ不可な多面体サイコロ
一般的なサイコロは立方体、いわゆる6面体ですね。
この場合、基本的にサイコロの出る目は1~6までそれぞれ1/6のはずですが、頂点を軸にサイコロを回転させ、その回転軸をコントロールすることで出る目を1/3、1/2まで高めるというイカサマがあります。
これは捻りサイという技ですね。
この捻りサイを対策していくために効果的なのが、面の多いサイコロです。
ダイス サイコロ 高品質 7個セット金属材料メッキ 2本鉛筆呈品 ボードゲーム ゲーム道具 ケース付き
12面体ともなるとほぼ球に近いような形となり、出る目をコントロールすることはほぼ不可能となります。
特に有名なのが、12面体のパッコロというサイコロで、赤黒2色ワンセットで、場決めと取り出し位置決めができるという触れ込みのアイテム!
このパッコロを使うことで、従来はイカサマ防止の意味も込めて2度振りとしていたサイコロを一回振りにすることができ、時間短縮にもつながるという画期的なアイテムです。
ただ、サイズが大きく山を倒してしまい、扱いづらかったことやちょうど全自動卓が普及しだした時代に発売されたこともあり、あまり流行ってはいなかったそうですね。
センスはいいけど今一つ惜しい、そんあ微妙なサイコロがパッコロです。
もし対局相手のサイコロの回転が見事すぎるときは、パッコロを使うようにしましょう。
もはや人の手も解さない!自動で振るサイコロカップ
どんなサイコロを使ったところで人の手を介していては、振り方の違いにより、必ずしも平等にはならないのではないか、そう考える人もいるかもしれません。
あるいは、相手が軌跡の使い手で、手に触れるとドラマが起こってしまうというような力を持っている場合、手に触れさせないことが重要です。
そんなときにオススメなのは、自動でサイコロを振ってくれるダイスカップというアイテムです。
【ぴぴっと】 電動 ダイスカップ 自動 サイコロ 振り機 ダイス5個セット
これはお椀のようなカップの中にダイスが入っているような構成で、ボタン一つでサイコロを転がしてくれる優れもの。
麻雀でありがちなサイコロどこいった!現象も起こらず、かつ機械により公平にサイコロを振れるという画期的なアイテムなので、自動化に興味のある人にオススメ。
どうやって揃えればいいのかもわからない!ダブルダイス
全自動のダイスカップとくれば、もうさすがに上はないべ?
と思ってたらありました。さらに上を行くアイテムがこちらのダブルダイスです。
ダブルダイスというのは一つのサイコロの中にもう一つサイコロが入っているというアイテム。
ダイスカップだとこっそり開けてサイコロを好きな目にしておくことも可能ですが、ダブルダイスだとそもそも内側のダイスに触れられないのでそれもできません。
イカサマ師ももはや「え、これどうやってイカサマすればええん?」となること間違いなし!
番外編:サイコロがないときの代用品はアプリかバトエン
最後に番外編です。
サイコロを用意できない場合や不意にサイコロが壊れてし合った場合などもあるかと思います。
そんなときはサイコロの代用品を用意するのも手です。
具体的には乱数で自動でサイコロの目を出してくれるアプリやバトエンを使ったりする方法がオススメ!
詳しい話は以下の記事を参照ください!
終わりに!目的にあったサイコロでクリーンな麻雀を打とう!
ここまでサイコロのイカサマとその対策におすすめのダイスを紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
最近ではあまりサイコロ技を使ってくる人は少ないかと思いますが、念のため対抗サイコロを用意していくと安心です。
こいつはきな臭いぜ!と思う打ち手と手積みで打つときはぜひ、スペアサイコロを忍ばせておきましょう。
ではまた。よい麻雀ライフを!
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