牌の模様の部分を親指でくいッとなぞり、牌の種類を見抜く技を盲牌といいます
手積みがメインだったころは、積み込みの際、牌を伏せたままで種類を知る必要があり麻雀打ち必須のスキルとされていました。
近年ではあまり有効性がなくなりましたが、昔からの癖で、あるいはツモのカッコよさや楽さを求めて盲牌をする人は結構います。
しかし、盲牌にはリスクがあります。どんな熟練者でも盲牌をミスることは稀にあります。それは盲牌する人の問題というよりも、盲牌する牌の問題であることも多いです。
盲牌がミスりやすい牌というのが存在しているからです。
今日は、日頃から盲牌をするという人に向けて、盲牌がミスりやすい牌3選を紹介します。
白に要注意な黒牌
全身真っ黒な黒牌は盲牌において革命的な状況です。なぜかというと、最も盲牌が簡単なはずの白が最も盲牌をミスりやすい牌になっているからです。
全身が黒い牌では、ただ裏向きにおかれている白以外の牌と、表向きに置かれている白の区別がつきません。
普通に目視で確認してもわからないのですが、盲牌でもやはりわからないので、一応裏面も確認する必要があります。
徹夜で黒牌で打っていたりすると一回二回は牌が裏返って混ざり、白が一枚多い問題が発生します。
理牌もそこそこに第一打に白を打つ場合などは特に危険なので要注意です。
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そもそも盲牌できない牌
ミスりやすいというか、もはや盲牌ができない牌というものが存在します。
それが下図の盲牌できない牌です。
この「盲牌できない牌」では牌の模様がプリントでできているため、物理的に盲牌ができません。この牌のときはすぐに気が付くと思いますが、盲牌するとすべて白であるという結果になってしまうので注意が必要です。
裏技なしの真剣勝負を行いたいときなどに使われていたのかもしれませんね。
アイデアは面白いと思うのですが、あまり需要がなかったのか現在ではあまり出回っていないみたいです。
筒子の彫りが深い牌
一般的な全自動卓では、筒子は比較的彫りが浅く、ソウズと萬子は深い。
その差によって牌を大まかに見分けているという人も多いかと思います。
しかし、牌の中には筒子の彫りが深いものがあり、その場合は注意が必要です。
1ソウと8ピンなどがかなり紛らわしくなります。
彫りが深い牌だなと思ったら盲牌をしないか、しっかりと目視確認を行う方が無難です。
何となくの印象ですが、黒牌はピンズの彫りが深いものが多い気がします。
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番外編:盲牌するまでもないワシズ牌
盲牌しづらいわけではないのですが、盲牌するまでもなく牌の種類がわかってしまう麻雀牌としては、透明なワシズ牌が挙げられます。
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この牌では3/4の牌が透明なので、盲牌するまでもなく裏側からでも牌の種類が特定できてしまい、盲牌の価値がゼロになっています。
もしグリグリに盲牌していたら、対面とかから「はよ、その1ピン捨てえや」とヤジが飛ぶリスクがあるので、そういった意味で(落ち着いて)盲牌がしづらい牌と言えます。
また、ワシズ牌を用いたワシズ麻雀の正式ルールでは手袋をつけて黒色の箱から牌をツモるため、盲牌だよりの打ち手は注意が必要です。
まとめ
無駄ヅモなき改革とかを読んでいると盲牌の重要性を再確認できますね。
盲牌だけで確認せずにツモを決める動作はカッコいいですが、一部の団体ではマナー違反とみなされる場合もあるので、特にこだわりがない場合は盲牌をしない方が無難かもしれませんね。
いやしかし盲牌をしないと調子が出ないとい人は、盲牌をミスりやすい牌に気を付けて安全運転で盲牌をしていくようにしましょう。
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