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ネット麻雀特有の戦術「ラグ読み、偽ラグ」を解説。天鳳位には使え手もいる超上級技術です。

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本記事では、ネット麻雀におけるラグ読みについて解説していきます。ラグ読みは有効な戦術ですが、その是非については議論が分かれています。

ネット麻雀ではリアル麻雀に比べて表情・しぐさなどの情報が得られず、相手の手が読みづらいと言われています。

初めてオンライン麻雀をプレイした人の中には

あれ、全然聴牌気配が読めないぞ??

と思った経験のある人も少なくないはずです。

一方で、ネット麻雀にしかない読みの技法というものもありまして、それが「ラグ読み」です。

ラグ読みとは鳴き選択の思考時間をもとに相手の手牌を推測するという手法。

リアル麻雀ではシームレスに鳴きが進行するためこのラグはありませんがネット麻雀ではこれを読むことができます。

では、このラグ読みのメリットや方法とはどのようなものなのか。

以下でこのラグ読みについて解説していきます。

この記事の著者
たkる

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たkる

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ラグ読みとは?ダブル天鳳位の太くないよさんが得意とするネット麻雀限定の手法です。

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まずはラグ読みの概要を解説します。

ラグ読みというのはネット麻雀特有の人読み戦術の一種、「鳴きをするかしないかを選択するための間(ラグ)から相手の手牌構成を読んでいく」という技です。

ネット麻雀では鳴ける牌がある場合、鳴くか鳴かないかを選択する必要があります。

リアル麻雀だとデフォルトが「鳴かない」で、「鳴くときのみ発声をする」という感じですが、ネット麻雀では「鳴かない場合にも鳴かないを能動的に選択する必要がある」んです。

tenho-honitu5ピンが出る・・  

ポンするかどうか選べる時間

tenho-honitu5ピンをポン
たkる
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これがラグとなります。

鳴きなしの設定もできるんだけど、そうすると本当に鳴きたい牌まで鳴けなくなるから、鳴き手ではラグを避けることはできないのです。

たkる
たkる
リアルだと無表情で見送ればバレないですが、オンライン麻雀だとどうしても手がバレてしまう

ラグ読みの基礎!待ちになる可能性のある場所を知る

ではここから実際にラグ読みの方法を解説します。

まずは基礎的な話ですが、ラグ読みにより、相手の待ちを一部類推することができます。

というのは、

ラグが起きる=ターツorメンツがある

であり、少なくともその部分を持っているということになります。

  • ラグが起きる→ターツがある→待ちになる可能性あり
  • ラグが起きない→ターツがあるかは不明

なので、ざっくりエリアで見切ったときに相手が持っている位置よりは相手がまったく持っていない位置を切るほうが安全で、ラグ読みにより危険エリアを回避することができます

これは超基本ですが、これならラグが入った位置を切らなければよいだけなので簡単ですね!

たkる
たkる
ラグが入ったところは後々危険になるかも

ラグ読みの応用!メンツやターツの場所を知る

ここからはラグ読みの応用編です。

応用編としてはざっくり待ちを避けるだけでなく、より厳密に相手のメンツやターツ、そして待ちを絞り込んでいきます。

ラグ読みに関してもう少しだけ詳しく書くと、

ラグが起きる=

  • 次の人に順子メンツがある
    or
  • 次の人に順子ターツがある
    or
  • トイツ以上を誰かが持っている

です。この3つのうち、待ちになるのは2つ目のパターンだけ。ぶっちゃけそんなに確率は高くありません。

例:678と持っていた場合、56789は全部ラグになるが、67と持っていた場合はラグが58のみ。

なので、待ちを絞るという意味でいうと、関連牌をいくつか切ることで手が透けてくるわけです。

  • 基礎のターツのエリア読み
  • 応用のターツの中身読み

を組み合わせると、相手の4メンツの大まかな位置と、その中でどれができメンツでどれが最終的な受けになっているのか、みたいなところまで割と絞れてしまうというのがラグ読みの怖いところとなります。

たkる
たkる
ラグ読みでメンツの位置がバレて、それ以外の場所をゼンツされるリスクは確かにある

理論上はそんな感じ。ただ、

たkる
たkる
理論上めっちゃ怖いけど、実用化はされていないと思われていた。しかし、天鳳位の太くないよさんがラグ読みしてますよ!といって議論が巻き起こる・・・

というのが最近のお話。

ラグ読みをめぐる議論については以下で見ていきましょう。

ラグ読みを惑わす天鳳の偽ラグについて。鳴きが入らなくても間ができます

ちなみに天鳳ではラグ読みを回避するために、偽ラグと呼ばれる対策を取られています。

これは、誰も鳴けない牌を切られた場合においても一定確率でラグが入るというもの。

偽(ダミー)のラグなので偽ラグと呼ばれます。

これに関しては字牌などでよく起きるイメージです。

例えば、自風牌が1枚切られてラグが起きたので、誰かが持っている(自分には来ない)と思って切ると2枚目はラグが起きず「しまった!!」となるみたいなそんなことも起こります。

ただ、中張牌に関しては偽ラグはそこまで影響しない(偽ラグを入れた程度ではカバーしきれない)ためラグ読みにおいては偽ラグもあるよーくらいに覚えておけばOKです。

ラグ読みを巡る議論!認めるか否か問題

ちなみにこのラグ読みはけっこう意見が分かれているポイントです。

というのは、このラグについては

プレイヤーがどんなに頑張っても隠しきれない部分である

ことが議論の的となっているみたいです。

基本的に麻雀は相手の表情も仕草も全部読みの対象として良いという流れが一般的ですが、とは言え、じゃあ

  • 鏡の反射を利用して良いか
  • 全自動卓の癖やガン牌を利用して良いか

というと意見が分かれがちです。

このラグに関しても、プレイヤーのスキルとは関係なく、(嫌な言い方をすれば)天鳳のバグを利用して相手の手を読んでいるということになります。

いわばガン牌のような感じなので、それをしているということはイカサマをしていることではないか?と否定派は糾弾します。

一方で肯定派は、ラグを含めてフィールドであり、特定の誰かに有利に働いているわけではないのだから問題なしとする。

天鳳側からも特に声明もないので、今もこの議論が続いている・・・という状況なのです。

たkる
たkる
議論が分かれている!というところだけ覚えておこう!

終わりに。ラグ読みはグレーだけどリターンは大きい!

そんな感じがラグ読みでした。

いうは易し、行うは難しという感じでめっちゃ難しい技ではあるんですが、グレーなスキルも身につけて上に登ってやるぜ!という人はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

そんな感じです。ではまた。良い麻雀ライフを!

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