麻雀の初級者と中級者以上で最も意見が分かれがちなポイントの一つに「シャンテン戻し」というものがあります。
これは、聴牌からイーシャンテンへ、イーシャンテンからリャンシャンテンへ、というようにシャンテン数を敢えて一つあげる(戻す)という手法。
「あーあるある。戻すこともあるよね!」
となるか
「え、何それ!上がりの早さを競うゲームで戻るって正気の沙汰じゃねえ!」
となるかでかなり違いがあります。
今日は、そんなシャンテン戻しについて解説していきたいと思います。
シャンテン戻しとは何か?

まずはシャンテン戻しとは何か、という話をしていきます。
シャンテン戻しとは冒頭でも述べましたが、聴牌からイーシャンテンへ、イーシャンテンからリャンシャンテンへ、というように「シャンテン数を敢えて一つあげる(戻す)手法」となります。
なんでそんなことをするのか、というと、シャンテンを戻した方が受け入れが広くなる場合があったり、今あるターツでは後々待ちがなくなることがわかっていたり、という場合があるため。
シャボの受け入れで両方とも2枚ずつ切れている!みたいな場面が現在、または未来に予想される場合などはシャンテン戻しをした方が効果的となります。
シャンテン戻しはむしろ早い

ではそのシャンテン戻しのメリットについてもう少し詳しく見ていきましょう。
まず、シャンテン戻しをする場面としては、主にイーシャンテンからリャンシャンテンくらいの時が多くて、聴牌から戻すパターンはあんまりないです。
なぜかというと聴牌していたら「もうリーチをかけちゃえばいいや!」となるため。
多少待ちが悪くても先制でリーチをかけてしまえば、相手も降りるし、まあツモれる可能性もあるしメリットの方が大きい!というのが現代麻雀の考え方となります。
なので聴牌からイーシャンテンに戻すことはあまりありません。(ゼロではない)
ただ、一方でイーシャンテンはリーチをかけることができず、かつ、イーシャンテンは最も時間がかかる場面であるため、このイーシャンテンの受け入れが悪いと、いつまでたっても聴牌できないということになりかねない。
そこで苦しいイーシャンテンの場合とか、あるいはそうなりそうな場合はそれを避けるためにシャンテン戻しを行います。
具体的には、辺張、カンチャンが多いとか、シャボのトイツが苦しい、みたいなちょっと微妙なターツがある場合にシャンテン戻しをされることが多いです。
これをすることで、イーシャンテンという鬼門を素早くスルーでき、結果的に早く聴牌できるというわけです。
シャンテン戻しをすべき場面とそうでない場面
では続いては、実際にシャンテン戻しをすべき場面をいくつか見ていきましょう。
「あーなるほど。こういうイメージね!」
というのを掴んでいただければ幸いです。
- 2枚枯れたシャボがある。
- 愚形と、なんかすごい連続系がある
- 1ターツ落とせば染まりそう
- 三度受けとかで受け入れが偏っている
こんな感じのときは、シャンテンを戻した方が早かったりします。
具体的にはこんな手とか自分は戻します↓

一応イーシャンテンだがターツは愚形ばかり。これを5ソウとかを切って戻すと純チャン、三色、一通なども見えていい感じになります。
終わりに!シャンテン戻しをマスターして良型高打点聴牌を目指そう!
ここまでシャンテン戻しについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
シャンテン戻しは初級者から中級者に上がる上での必須スキルの一つです。
ぜひマスターして素早い聴牌が取れるようにしましょう!
ではまた。良い麻雀ライフを!




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