本記事では麻雀のスライド、スライド読みについて解説します。
「スライド読みをされるからその手出しはやらない方がいいね」
上級者の人に後ろで見てもらっている際に、そんなコメントを受けたことはないでしょうか。
スライド読みというのは、手牌の中のできメンツの入れ替えを読み切る手法。
今日はそんなスライド読みの意味とか使い方のコツについて解説してきたいと思います。
目次
スライド読みとは?メンツを見切ることです
まずはスライド読みという技術の内容を紹介してきます。
スライド読みというのは「相手が出来メンツを手出しでスライドさせたときに、そのメンツを読むこと」です。
つまりピンズの345という面子があるところに赤5ピンを引いてきて黒5ピンを切り出したりとか、あるいは萬子の123の面子があるところに萬子の4を引いてきて、タンヤオに移行するために1を切るとか、そういうの動きを読み取る技術となります。
スライド読みのメリットは相手の待ち色を絞れるようになること
ちなみにこのスライド読みができるとどんないいことがあるか、というと、相手の手出しの質が分かるようになる点です。
どういう事かというと、ふつうリーチがかかった場合などでは、最終手出しの周辺がもっとも危険とされます。
なので、すでにできたメンツのパイを引いてきたときに、敢えて手出しをして相手をかく乱しようという策は一般的です。(参考:迷彩という)
ただ、ここでスライド読みができると、それが本当に必要牌が入っての手出しなのか、単なるスライドなのかを読み取ることができます。
すると、最終手出しのスライドがあだとなり、その周辺を安牌としてバシバシ通せてしまう、といったようなカウンターを仕掛けることができるようになります。
特に鳴きでのスライド読まれは致命傷になりかねないので注意しましょう。
スライド読みのコツ
では続いてはスライド読みを行うにあたってのコツを紹介してきます。
ポイントとなる点は以下の3点です。
・不自然な端牌が出てくる
・唐突な5
・3つ隣に入る
それぞれ簡単に解説していきます。
真ん中に寄せて端牌が出てくる
まず一つ目のスライドパターンとしては、真ん中に面子を寄せることです。
例えば234とあるところに5を引いてくれば、筋で安牌が増えることや、相手にロンさせることを嫌い、より安全で情報を残しにくい2を切ることが多いです。
なので、これを逆に見れば、すでに1とか3が切られているのに、なぜか中盤以降に2がぽろっと手出しで出てきたら、それは
5を引いてのスライドではないか?
と読むことができます。
唐突な5は赤入り
2つ目のスライドパターンは赤5引きです。
これは厳密にはスライドとは言わないかもですが、456とあるところに赤5を引けば、そりゃあ黒5を切りますよね。
すると、内側に寄せたときと同様に唐突な5が場に切り出され、スライド(というか入れ替え)を読むことができます。
ツモ牌が3つ隣に入る
3つ目のポイントはツモ牌の入る位置です。
メンツをスライドした場合、引いた牌は切られた牌の筋牌であることが多いです。(5を引いて2を切る、4を引いて1を切る、など)
そこで、ツモ牌が入る位置が手出し位置から牌を2つ挟んで3つとなり、であればそれはスライド切りである可能性が高いといえます。
終わりに。上級戦術まとめました!
ここまでスライド読みについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
スライド読みはできるのとできないのとでけっこう勝率が変わる技だなと思います。
自分自身が完璧にスライド読みができなくとも、スライド読みをしてくる人がいる!という情報を知っているだけでも不用意な手出しをしなくなるので有効です。
ぜひスライド読みを覚えて勝率をあげていきましょう!
では今日はこの辺で。よい麻雀ライフを!
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