本屋に行ったら2023年7月発売の麻雀本、『トップ1%の麻雀手筋』が売られていたので早速購入して読んでみました。
友添プロは麻雀プロとしてだけでなく、経営者としての発信などもあり、ビジネス寄りのプロなのでどんな著作になるのか期待していました。
本書については、さまざまな研究会での学びが対談形式でまとめられており、読み応えがあり、かつ読みやすかったです。
以下で詳しくみていきましょう。
目次
友添敏之著『トップ1%の麻雀手筋』とは?
まずは基本情報から見ていきましょう。
書誌情報
書誌情報は以下の通り。
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タイトル | 『トップ1%の麻雀手筋』 |
---|---|
著者 | 友添敏之 |
出版社 | 竹書房 |
発売日 | 2023/7/3 |
内容 | 研究会レポート、対談形式の麻雀戦術本 |
友添敏之プロってどんな人?
最高位戦所属のトッププロ(実力派)です。
京都でレストランやバーや雀荘を経営していることでも知られています。
麻雀「Potti(ポッチ)」、居酒屋「ここでのめ!」 「マールカフェ」、「マールデリ」を運営する”京都をおもろくする”株式会社友添商店の代表取締役。最高位戦日本プロ麻雀協会所属。第38期新人王。2021風林火山オーディション3位。2022最強戦3位。第1回、3回、5回WESTONECUP準優勝。立命館。ローム(株)。
引用元:Twitterプロフィールより
また、Mリーグ入りを狙っていることを公言しており、本書の中でも5年以内にMリーグ入りをする(つもり)と書かれていました。
・・Mリーグに入りたいと公言しているプロは以外に少なくて、口に出してコミットするみたいなところが強いなと思って着目していました。
「麻雀界」の2023年6月号にもインタビューあり↓
麻雀界がきた!友添プロのインタビューが面白かったです。
あとこの、途中で切るスタイルが良いなと思いました!(気になる) pic.twitter.com/mXBBxI7sYW
— たkる@麻雀グッズ研究所 (@majyanyohinlabo) June 2, 2023
本書の内容
本書の内容は、立体牌譜(全員分の捨て牌などが書いてある)を用いた麻雀戦術本となっています。
ただ他の本とは異なる点として、
- 各章の冒頭にエピソードパートがある点
- 他のプロとの対談形式になっている点
などが挙げられます。
単に戦術だけ書くより、すんなり内容が入ってくるように工夫されています。
『トップ1%の麻雀手筋』の本レビュー・学んだ点まとめ
以下では本書を読んで個人的に良いなと思った点や学んだ点などを紹介します。
気になる内容があってさらに知りたい人は本書を読むと良いと思います。
研究会なるもの楽しそう
本書を読んでの感想として、研究会というもの楽しそうだなとも思いました。
麻雀をある程度長くやっていると、基本的な牌効率は大体頭に入って、その後どうやって強くなるか?みたいなところがあると思います。
その答えの1つが研究(勉強)会というものにありそうで、トッププロ同士で議論することで新しい学びを得ているようでした。
研究会での学びを活かして、いい感じに差込ができたりしたら、たぶんめちゃくちゃ楽しいんだろうなというのを本書を読んで思いました。
レベル差がある卓になりやすい巷のフリー麻雀などでは、確率通りに打つことが正着となりやすいですが、一定以上のレベルが揃うプロの上位リーグなどでは相手の読みを外すための動きなども重要そう。
麻雀プロってリーグ戦以外何をしてるんだろう?と思っていたのですが、勉強会めっちゃしてるんだなと知りました。
4→字牌→2みたいになってるときの245667
これがプロならまあ普通に読める感じの定石だそうです。
(自分はザコいので知りませんでした!)
スーソー、字牌(ツモ切り)、リャンゾーでリーチが入ったような場合、
245667
の形で引っ張っている可能性が高く、58ソウがかなり危険になるという理論です。
もちろん4→2だから1が危ない気がするみたいなのもありますが、それだけじゃないというのを知りました。
本書の中では、この形の練習問題がいくつかあるので体系的にマスターできます。
愚形の強化
堀プロとの対談で、「どうせ愚形が残る(確率が高い)場合、その愚形が少しでも強くなるよう関連牌を先切りしておく」というのがあり、なるほどなと思いました。
確かに3面張の34567と244みたいなターツが残ったイーシャンテンでは、まあ3/4くらいは愚形が残るよなと。
弱い形はフォローするというのが一般的な考え方ですが、あえて固定するという選択肢は面白いなと思いました。
あとは堀プロのエピソード編で、「自分はもう伸びしろがあんまりないから岡田プロを育成する係としてやっていきたい」と言ってMリーグ入りした話などもあって、面白いなと思いました。w
メンバーが真面目に見えるコツ
メンバーが立番で真剣に後ろ見をしていると、すごく真面目に見えるそうです。
なぜか強いおじさんなどから学びを得て麻雀も強くなるし、評価もアップして一石二鳥・・!
と堀慎吾プロがおっしゃってました。
終わりに
正直なところ、もっとビジネス寄りな内容を予想しておりました。
ただ読んでみると、戦術書でありながらもエピソードが多く、内容もオリジナリティがあって、とても面白かったです。
また、高度な内容を一般人にもわかりやすいように工夫している点が随所に見てとれ、牌譜などを含め、気合いが入っているなという感じがしました。
あとは昔の話を(麻雀以外でも)きっちり覚えている著者(友添プロ)の記憶力の高さがすごいです。人と会うたびにメモをとっているなど、独自の手法があればどこかで話を聞きたい、と思いました。
本書は麻雀中級者以上の人、戦術本を読み飽きた人にもおすすめです。
ぜひ読んでみてください。ではまた、良い麻雀ライフを!
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