麻雀においては、「ツモられるよりも直接ロンをされる方が支払う点数が高い」と言うのが通常です。
なのでベタオリをして失点を減らそうと言う話になるわけなんですが、例外的にツモられてもロンされても自分の支払う点数が同じ形というのがあります。
今日はそんな形について解説していきます。
動画版も作りました↓
ツモでのみテンパネする形はロンでも同じ
じゃあ、どんな形がそうなのか、というと、ツモった時のみテンパネが起きる面前手がそれに当たります。
例えば、以下のような形。
ロンの場合はリーチのみの1翻で、符も上がらず40符となるため、点数は1300点です。
一方で、ツモられた場合にはリーチ、ツモで2翻で、符はテンパネして40符になります。(ツモは基本符が20のためテンパネして40符になる)
すると、親の視点から見た支払い点数は、
ロン・・・1300を払う
ツモ・・・700−1300の親被りで1300点を払う
となり、ツモでもロンでも支払い額が同じなんです。
なので、もしそのような場面になったら、「うわーゼンツして当たったも同じだったかー!」と嘆くと、「こ、こいつ麻雀がよくわかっているじゃねえか・・・」となって一目置かれることがあるかもです。
念の為覚えておきましょう!
番外編:ロンの方が格段に安い四暗刻形は差し込みもあり
というのがこの記事で紹介したかった内容になるんですが、一つ番外編として、「ロンされた方が格段に安い形」についても紹介します。
そんなんあるの?と思うかもですがあります。
それが四暗刻が絡むときです。
どういうことかというと、四暗刻形はツモった時のみ四暗刻になるツモり四暗刻の形で聴牌することが多いんですが、そんな時は出上がりだとトイトイ三暗刻になり下がります。
なのでリーチの場合は裏が乗る乗らないもありますが、ドラが絡まない場合で比較すると以下のような感じ。
ロン…トイトイ(2役)+三暗刻(2役)⇨満貫(8000点)
ツモ…四暗刻⇨役満(8000-16000)
点数にするとロンされた場合、親の支払いで見ると
ツモ…16000点払い
ロン…8000点払い
となり半額ですみます。
四暗刻の捨て牌は慣れてくると結構わかるので、そんな時はゼンツするのも手です。
終わりに
ここまで麻雀におけるツモとロンの点数が同じ、または逆転する形について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
ぶっちゃけ知っていてもそこまで使う機会は多くないですが、ちょっと麻雀わかっているな感を出すためには使えます。
ぜひ覚えておいて、トラッシュトークに使ってください。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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