本記事では麻雀における「裏スジ」について解説します。これは危険牌になりやすいゾーンを見極める麻雀理論で、特に下ネタとかではないです。
麻雀のディフェンス技(ベタオリ)にはいくつかのセオリーがあります。
一般に麻雀では
など安全な牌を探してそれを使って相手に振り込まないようにします。
しかし、中には逆に相手の危険牌のゾーンを見極めるというディフェンス法もあり、これは外れることも多いですが、当たればカウンターを仕掛けやすくなり重要です。
今日はそんな「相手の危険牌のゾーンを見極める」ディフェンス技である「裏スジ」を解説します。
目次
麻雀の裏筋(ウラスジ)とは?筋の反対で危険牌となりがちなエリアを指します。
まずは「裏スジ」とは何かを解説します。
この裏スジを知るためにはまず「筋(スジ)」という概念を知る必要があります。
スジというのは、「両面待ちにはならないから安全だ」としてベタオリをする方法です。(これで分からない人は以下の記事を参照ください)
そして、裏スジはその逆となります。
「裏スジ」は「相手が両面待ちを作ろうとしたときに切りがちなエリアを見極める」という方法で、具体的には以下のような形を指します。
◆裏スジになるのは?
- 1が切れている場合の2と5
(134と持っていると1を切るため25が危険) - 2が切れている場合の3と6
(245と持っていると2を切るため36が危険) - 3が切れている場合の4と7
(356と持っていると3を切るため47が危険)
・・・
- 9が切れている場合の5と8
(679と持っていると9を切るため58が危険)
一般化するとこんな感じです。
(リーチ者が)切っている牌の隣のスジが危険
1が切れている場合、その隣に位置する2-5の筋が比較的危険みたいなそんな理論となります。
裏スジの信ぴょう性は?ぶっちゃけそんなに危険ではないとも言われている!
というのが裏スジという理論のあらましでした。
確かにそんなケースは多いよね!という感じではあるものの、スジなどのように「理論的に絶対両面にあたらない」といった安心感はないので、信ぴょう性はあまり高くありません。
実際、待ちを読むという点でいうと、仮にターツ位置が当たっていたとしても、そこが待ちとして最後まで残る確率は1/4(アタマも入れると1/5)です。
なので、裏スジとそうでない無筋の両方があった場合に、まあそれだったら裏スジを避けておくかーくらいのおまじないレベルとして使うのがおすすめ。
「裏スジ」は昔からある言葉なので、年輩の方などはよく使いますが、まあ話半分くらいで聞いておくのが良いかと思います。
裏スジを2つ併せた「間四軒(あいだよんけん)」はそこそこ危険
ちなみにこの裏スジに関しては、2つセットになる場合があります。
例えば以下のようなケースです。
- 3と8が切れている場合の4-7待ち
- 2と7が切れている場合の3-6待ち
この場合(上の例)では
- 3の裏スジとしての4-7
- 8の裏スジとしての4-7
が被っており、かなりその筋が強調された形となります。
もちろんそれ以外のケース(4778などで4→7で切った等)もありますが、子のような場合には、通常の裏スジに比べてより危険(信ぴょう性が高い)と言えます。
この形は例えば「3〇〇〇〇8」というように、間に4つの数字が挟まることから間四軒と呼ばれます。まあ一応覚えておきましょう!
終わりに。裏スジは戦術というよりは用語として知っておこう
簡単ですが今回は麻雀の「裏スジ理論」について解説させていただきました。
正直言って、現代麻雀ではそんなに重要ではない技術です。
ただ、その割に知名度は高く、使っている人も多い理論でもあるので、
「あいつ、裏スジも知らねえとか素人かよ・・!」
と思われないように一応用語として覚えておきましょう。(麻雀ではカモだと思われると不利になるため)
そんな感じです。ではまた。よい麻雀ライフを!
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