本記事では、初めての麻雀サークルの作り方について解説します。
実際に麻雀サークルを作ったことのある・TKさん(ひま雀代表)に伺いました。(聞き手・みまさん、書き手・たkる)
お疲れ様です、麻雀グッズ研究所のたkるです。
皆様は麻雀サークルのようなものに所属したことはありますか。
正式にサークル、部活と名乗って活動しているものもあれば、なんとなくよく打つメンツをラインでグループ化しただけのものまで色々あるかと思います。
今日は、そんな麻雀グループの中でも日本最大級の「ひま雀」(会員400人以上)を運営するTK(@himajong)さんに、サークル立ち上げや運営のコツなどを伺いました。
目次
麻雀サークル立ち上げのメリットとは?
まずはそもそも何故麻雀サークルを立ち上げると良いのか、について解説します。
麻雀メンツ集まらない問題
もし今あなたにセット仲間が100人いるとしたら、麻雀サークルをわざわざ立ち上げる必要はないかもしれません。
しかしほとんどの打ち手はそれほど多くの麻雀友達を持っていないと思います。
あるいは昔は麻雀友達が多かったとしても
- 転勤
- ライフステージの変化
などで徐々に減っていき、メンツが集まりにくくなることもあるでしょう。
またネットで麻雀を始めたばかりで・・というような人であれば、1人も麻雀仲間がいないということもあり得ます。
フリーはなんか違う
そんな時、フリー麻雀にいくのは1つの手ですが、フリー麻雀にもさまざまなしがらみがあります。
- フリーはガチ勢ばかりで怖い・・
- フリー麻雀は場代が高く打ち続けられない・・
このような人にとっては、セット麻雀の方が楽しめることが多く、セットが打てるメンツを集めていくことになります。
フリー麻雀とはという人向けの記事↓
メンツ集めの個人攻撃が手間かかる、そこで・・
しかし、セット集めで1人1人にラインを送っていくのは割と大変です。
ひま雀立ち上げ前のTKさんは、セットメンツ集めのために、なんと最大100人の友人にラインを送っていたそうです。
(誰が打てるかわからなかったため、とりあえず友人100人全員に送ったとのことw)
しかしこれが大変だということで、麻雀メンツを一元化してグループを作り、それが麻雀サークル・ひま雀の前身となったそうです。
麻雀サークルのメリット
麻雀サークルは立ち上げ時少し大変ですが、軌道に乗れば生涯セットを打てる仲間を得られ、麻雀ライフは活性化します。
◆麻雀サークルのメリット
- 場代が安い
- 自分の居場所ができる(友達できやすい)
- 自分好みのルールで打てる
ぜひあなたも既存の麻雀人脈を一元化し、麻雀グループ、麻雀サークルを作ってみてはいかがでしょうか。
・・というのが前置きで、以下ではひま雀代表・TKさんを例に、麻雀サークル立ち上げのコツを解説していきます。
麻雀サークル立ち上げのステップ
麻雀サークルを立ち上げるにあたってはどのようなステップが必要なのか。
会員400人、サークル専用のプライベートサロンまで立てたひま雀さんの場合は以下のように進んでいったそうです。
◆麻雀サークル立ち上げのステップ
- 他のサークル活動に参加する
- 仲良くなった人とセットを組んでみる
- Lineグループを作ってみる
- ジモティに告知を出してイベントをやってみる
- サークル立ち上げ
- サークル運営、人が増える
- プライベートサロン立ち上げ
それぞれ簡単に見ていきましょう。
他のサークル活動に参加する
麻雀を始めて半年で転勤となり、打つメンツがいなくなってしまったTKさん。
まず最初にメンツを求めて他の人が主催するサークルに参加してみたそうです。
この時はまだサークルを作ろうとは思っていなかったそうですが、これからサークルを作ろうという人にとって、現場を知ることは重要ですね。
TKさんの場合はこれが楽しかったこともあり、自分でもイベントを企画してという流れにつながっていきます。
もし参加してみて、やっぱり新しい人と関わるのは苦手で・・という人はもしかしたらサークル運営には向いていないのかもしれません。
そのような適性がわかるという意味でもサークル活動への参加は重要です。
他のサークル活動に参加し流れと適性を確認!
仲良くなった人とセットを組んでみる
続いてのステップとして、セット麻雀を主催してみましょう。
麻雀サークルの活動としては、
- イベント型
- セット型
の違いこそあれ、基本的にはやることはセット麻雀です。
なので、まずは1卓、できたら次は2卓・・というように徐々にコツを掴んで集客力を伸ばしていくことが重要です。
自分主催でセットを組んでみよう。
Lineグループを作ってみる
ある程度人脈が広がってきたらLineグループを作ってみましょう。
定期的にメンツを募集する場合には、個別で呼びかけるよりグループで一気に周知する方が効率的ですね。
とはいえLINEグループに投げるだけではメンツが集まらない場合もあると思うので、そのような場合は個別で呼びかけるとなお効果的です。
麻雀メイツを一元化してグループを作ろう!
ジモティに告知を出してイベントをやってみる
引用元:https://jmty.jp/all/eve
サークルの集客経路としてジモティは優秀です。
ジモティとは地域密着型のコミュニティサービス。
「●●県で麻雀を打つサークルです」
というように地域を絞って周知を出せるため、ターゲット層にリーチしやすくサークルに通える人を見つけ出すことができます。
地続きの知り合いだけでは限界が来たな・・という人はジモティを使って全く知らない人を募集してみましょう。
ジモティで全く新しい会員を募ろう
サークル立ち上げ
何度かイベントをやり、ある程度人数が溜まってきたら満を辞してサークルを立ち上げましょう。
ここで重要なのはコンセプト(理念)をきっちり作っておくこと。
これをしないと後々の運営でサークルがクラッシュするリスクを負うことになります。
ルール、レート、活動日、どんな人に来て欲しいか
くらいは明確になっていることが好ましいです。
理念を掲げてサークルを立ち上げよう
サークル運営、人が増える
サークルを立ち上げたらあとはひたすら活動するのみです。
もしあなたの立てたコンセプトに需要があり、参加者がイベントに満足していれば、自ずと人数は増えていくはずです。
サークル運営に関してはメンツの確保がもっとも大変で、主催者1人では埋められない端数問題(4n+2 or 3人きたときにどうするかなど)対処などもあるので、協力者が数人いると安定します。
人数が50人を超えたあたりからは主催者1人では全員に目を向けることは難しくなるので協力者の存在は必須となります。
- 元々の知り合いで仲の良い人に協力してもらう
- 掲げた理念に協賛してくれた人に協力してもらう
をできるかどうかがサークル拡大の鍵です。
運営仲間を増やしてサークルを拡大しよう。
プライベートサロン立ち上げ
これはひま雀さんのケースですが、サークル専用のプライベートサロンを立ち上げることは最終的な目標の1つとしても良いかもしれません。
というのは
部室のあるサークルは長続きする
(元学雀連学生代表・みまさん談)
からです。
代表が忙しくなったり、麻雀に飽きてしまった場合でも場所を残しておけばサークルは存続しやすくなります。
ただし部室と異なりサロンの場合には
- 風営法の許可
- 数百万円の初期費用
- 運営の大変さ(黒字化すること)
などがあるので、サロン計画には資金と覚悟が必要です。
ひま雀さんはサロンあり↓
麻雀サークル運営のコツ。よくある失敗例など
ここまでサークル立ち上げから運営の流れを紹介してきました。
しかし、これから麻雀サークルを立ち上げた場合、必ずしもひま雀さんのように上手くいくとは限りません。
そこでこの項では、
麻雀サークル運営のコツとよくある失敗例
について解説します。
ひま雀さんがここまで伸びた原因としては、
- 母数にこだわったこと
- 理念を掲げて賛同者を募ったこと
- とにかく高い頻度を継続したこと
の3つがあると言います。
逆に、これらを疎かにすると麻雀サークルの立ち上げはうまく行かない可能性が高いと言えます。
以下でそれぞれ見ていきましょう。
母数
麻雀サークルを立ち上げ、運営するにあたって、母数は重要です。
例えば極論ですが4人しかいない麻雀グループであれば、誰か1人でも予定が合わなければ活動をすることができません。
サークルを運営していく中で、アクティブに動いてくれる人の割合はそこまで高くないことを考えると、全体の母数は大いに越したことはないでしょう。
ひま雀さんの場合は、立ち上げ当初38人でスタートしたそうですが、最初のうちはメンツ集めに苦労したそうです。
50人のメンバーがいても意外と集まらず、募集をかけても、メンツが集まらずに流す場合も多かったとのこと。
(募集はほぼ毎日立てて、月に6回セットが立つ程度の確率)
その経験もあり、その後は他サークルの吸収合併なども行いつつ、積極的に数にこだわっているそうです。
理念
続いてのポイントは理念です。
母数は重要なファクターの1つですが、ただ数が多いだけでは烏合の衆となってしまい、サークルとして成立しません。
なので
「うちはこういう方針でやっていきます!」
という理念を掲げる必要があり、この理念がナイスであれば人は集まりやすくなります。
また、オープンにサークル運営をしていると一定数やってくるヤバい人を避ける上でも理念は重要です。
例えば、マナーにうるさい雀荘です!と書けば場末雀荘が好きな人はやって来なくなりますね。
ひま雀さんの場合は、「とにかく場に出てセットを打つこと」を理念として掲げており、セット麻雀を打つことにこだわっています。
元々のジモティ告知の文面も
セットメンツに困っていませんか。
私たちはLineでメンツ募集をしている掲示板です
だったそうで、この理念に賛同してアクティブな打ち手が集まったそうです。
なので、これからサークルを立ち上げよう!という人は、このように理念を立ち上げてポジションを取っていくことが重要です。
既存団体にはないコンセプトだとより良い
継続
3つ目のポイントは継続です。
ひま雀さんは2017年から4年以上も運営されており、この継続力が信頼につながっています。
長く続けることでトラブル対処、集客のノウハウなども溜まっていき、より安定したサークル運営を行えるようになります。
長く続けるコツは
- 主催者自身が楽しんで行うこと
(楽しまないと基本は奉仕活動に近いのでなんでやってるんだろう・・となってやめてしまう) - 高頻度で行い麻雀の熱を失わないようにすること
(習慣として週2〜3回は打っているとのこと)
かなと思いました。(TKさんの話を聞いての筆者まとめ)
その他改善のコツ:参加目的に合わせたものを提供する
その他継続していく中での改善のコツとしては、
「参加目的に合わせたものを提供する」
「参加に対する心理的ハードルを下げる」
ことが重要です。
実際にサークルを運営してみると、グループに参加してもらったものの、一度も参加しないままに終わる人も多いです。
と思うかもですが、この場合、
なんらかのハードルを抱えている
ニーズにマッチするイベントがない
のどちらかケースが多いです。
なので、まず初回の参加をしてもらうためには
- ①グループ参加のタイミングで、参加動機を聞く
- ②それに合わせたものを提案する
ことで参加率をアップすることができます。
「日頃ネット麻雀が好きでリアルで打ってみたい」
→「今度セット立てるのでその時マナー教えますね!」
「ノーレートで打てる人が周りにいない」
→ノーレートセット開催。その人が参加できる日にちを聞いて開催する
また久々な人が参加しやすいタイミングにイベントがあります。
イベントであれば人数が多くわちゃわちゃしているのでアウェイでもあまり気になりません。
なので、通常活動を行いつつ、定期的に麻雀大会を開催するのがおすすめです。
◆通常活動:参加率は低くなりがち。長時間いっしょにすごすので、仲良くなりやすい。
◆大会(イベント):参加率が高くなりやすい。初参加やしばらく参加がなかった人も参加しやすい。ゲストプロを呼ぶとさらに参加率アップ。
失敗しない初めての麻雀サークルはグループ内起業を!
ここまで読んで頂いた方の中には、
麻雀サークルを立ち上げてみたい!でも難しそう・・(失敗したくない)
と思っている方もいるかと思います。
そんな人にオススメなのがひま雀さん内での派生グループとしてのサークル立ち上げです。
サークルは基本的には囲い込み型のモデルなので引き抜きNGなことが多いですが、ひま雀さんは掲示板スタートという面もあり、団体内で派生したグループを作ることが許可されています。
そして、ひま雀さんでは主催者を何より大切にしており、許可されているだけでなく、派生サークル主催者へのバックアップ体制が整っています。
証拠↓
ひま雀!御徒町サロン
新企画 ③#麻雀サークル設立
麻雀サークルを作りたい方 ひま雀!サロンにて サークル立ち上げてみませんか?
・サークル設立支援
・サークル運営補助
・サークルメンバー集め支援
・開催場所格安提供
などの ご協力致します。
ご興味ある方はDMお待ちしております。— 麻雀サークル 【 ひま雀!】セット麻雀コミュニティ 《公式アカウント》参加者募集 (@himajong) November 10, 2021
なのでサークルを作りたいけど人脈もノウハウもない(やる気だけある)という人は、
- まずひま雀さんに参加する
- ひま雀さん内でまだないコンセプトを探す
- 自分の派生グループを作る
- 軌道に乗ってきたら独立する(友好グループという概念もあり、外部サークルとの兼部もOK)
という流れがスマートかなと思います。
ひま雀さん内でサークルを立ち上げるメリット
- ひま雀さんの400人の会員にリーチできる
(ひと月に20人くらい増えてる) - ひま雀さんのノウハウとバックアップを受けられる
(御徒町に拠点がありそこを使えるなど) - 失敗してもひま雀さんに吸収合併してもらえる
(飽きても大丈夫!!)
という人へ、最後にもうひと押し運営者になるメリットを紹介します。
主催者側としては麻雀サークル運営者になることで
- 組織運営を学ぶことができる
- 雀荘への交渉がしやすくなる
- 麻雀がたくさん打てる
- 麻雀友達が増える
など様々なメリットが得られます。
特に就活前で
「やべえ、学生時代麻雀しかしてねえ・・」
みたいな人はサークルを立ち上げた経験があると、話に幅が出ますね。
あとは麻雀プロの方などであれば、自身の影響力を強めるという意味でもサークル運営の経験はきっとためになるはずです。
私設リーグの会場も受け入れているそう↓
#麻雀プロ私設リーグ
ひま雀!御徒町サロン
新企画 ①
麻雀プロの方で私設リーグ作りたい方 募集しておりますー。
興味あるプロの方 DMお待ちしておりますー。
・ひま雀!内で告知集客可能
・御徒町サロン使用可能
・リーグ戦運営支援可能— 麻雀サークル 【 ひま雀!】セット麻雀コミュニティ 《公式アカウント》参加者募集 (@himajong) November 10, 2021
そんな感じで、
「これから麻雀サークルやってみたい!」
「すでにサークルをやっているけど伸び悩んでいる」
という人はぜひひま雀さんに声をかけてみてはいかがでしょうか。
ではまた。良い麻雀ライフを!
ひま雀さんへの問い合わせはTwitterDMから
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