本記事ではドンジャラの基本ルールと戦術を(ドンジャラ、または麻雀をやったことのない)初心者向けに解説していきます。
ドンジャラは種類によって役や詳細ルールが違うこともありますが、基本ルールは大体同じなのでまずはそこを押さえていきましょう。
最も重要なポイントはこんな感じ。
- 使うのは80枚(手札は8枚で自分のターンのときだけ9枚になる)
- 同じ牌3枚×3を集めた人の勝ち
- 人から牌をもらうことができる(ポンのみ)
- 役はドンジャラの種類によるので別途確認が必要
では以下で実際にドンジャラをする場合の準備から戦術までを詳しく紹介していきます。
目次
ドンジャラとは?簡単麻雀な4人ゲームです
まずはドンジャラとは何か、という話を簡単にします。
ドンジャラの基本情報はこんな感じ。
名前 | ドンジャラ |
---|---|
人数 | 4人 |
所要時間 | 1ゲーム30~1時間くらい |
種類 | ドラえもん、鬼滅、妖怪ウォッチなどキャラもの多数 |
基本ルール | 手札9枚を1枚ずつ交換し、3枚×3セットに揃えると上がり。難易度に応じた点数がもらえる。最終的に点数が高い人が勝ち。 |
基本的には麻雀に似ているわけなんですが、麻雀との違いでいうと以下のような点があります。
- 牌の種類が少ない
- 手札の数も少ない
- 役の種類が違う
ドンジャラの基本ルールを解説!3枚ずつを集めよう
続いてはドンジャラのルールをもう少し詳しく見ていきます。
ドンジャラは各社の製品ごとで細かいルールは違ったりする(キャラに因んだ役などがある)んですが、ここでは基本ルールを見ていきましょう。
4人で行うゲーム
まずは大元のルールとしてですが、ドンジャラは4人(または3人)で行います。
大抵の場合、ドンジャラセットに四角のマットが付いており、それの各辺に1人ずつ座る感じです。
で、この4人は全員が敵同士となります。
一時的に協力体制を敷くことはあるかもしれませんが、ゲーム外で談合を行うと反則となるので注意しましょう。
点数が多い人が勝ち
続いてはドンジャラの勝利条件です。
ドンジャラでは、最初に既定の点数をそれぞれのプレイヤーに配ります。
この点数はアガリを行うことで増やしたり、逆に相手に上がられると点数が減ったりします。
で、既定の回数(大抵は親が2周するまで)を終えたとき、点数が最も多いプレイヤーが優勝となります。
なので、この点数を増やしたり、減らさないようにすることがドンジャラでは重要です。
上がりを決めるには3枚×3セットを揃える
ではドンジャラで点数を増やすにはどうすれば良いのでしょうか。
これは上がりと呼ばれる形を整える必要があります。
ドンジャラでは、それぞれのプレイヤーは最初に8枚ずつ牌を配られます。(自分のターンのときと上がりのときだけ9枚になる)
この手札を1枚ずつ入れ替えていきます。
そして、一番早く
同じ牌3枚の組み合わせを3セット
の形を揃えたプレイヤーがあがりとなります。
上がりの点数の考え方
上がりになった場合には点数の移動を行います。
このときの「点数をどれだけ移動するか」はそれぞれのドンジャラ製品の種類によって変わります。
というのは点数が
役(やく)
で成立しており、この役の部分がそれぞれのメーカーによって異なっているためです。
具体的な例を挙げるとこんな感じ↓
ドラゴンボールドンジャラ↓
鬼滅ドンジャラ↓
もうなんか桁が全然違ったりします笑
ドンジャラの始め方(準備の仕方)!卓にマットを敷いて山を積むまで
では続いては、実際にじゃあドンジャラをしようか!となったときの準備について解説します。
※たまたまうちにあった家系ラーメンドンジャラ「ラー牌」を使ってます。
準備の全体像はこんな感じ↓
- 点数を配る
- 使用する牌を取り出す
- 牌を裏返して混ぜる
- 山を積む
- 配牌を取る
- 1枚切ってゲームを開始する
ここまでゲームスタートです。あとは淡々と牌を入れ替えていき、誰かがアガリになるか、引く山が無くなったら終了。
そしたら以下の処理をします。
点数の移動・・・アガリがあれば点数に応じた支払いを、アガリがなければあと1枚でアガリだった人にそうじゃない人から既定の支払い
ここまでが1局となり、これを何度か繰り返して優勝者を決めます。
親の移動・・・親(最初に始める人)を反時計回りに移動します。これが1周(または2周)するとゲーム終了です。
最終的な集計・・・親が1周(または2周)するかそれまでに誰かの持ち点が0になったらゲーム終了です。順位に応じたボーナス点数とかを割り振ります。
大まかにいうとこんな感じ。各ステップについて以下で解説します。
点数を配る
まずはステップ1「点数を配る」です。
配る点数はそれぞれのドンジャラ製品によるので確認しましょう。
ラー牌の場合は紙の点数↓
点数は最初は全員平等に同じ数ずつ配るのが通例です。
※もしハンデをつける場合などはその限りではない
使用する牌を取り出す
続いては使用牌を取り出します。
基本的にはドンジャラは80枚で行うルールが多いですが、場合によってはオールマイティ牌があったり、予備のパイ(何も書かれていない)があったりなのでこの辺を確認します。
例えばドラゴンボールドンジャラの「天下一武道牌」では神龍がオールマイティ牌としてあり82枚となっています。
天下一武道牌は白(予備)だけ抜いて82枚↓
牌を裏返して混ぜる
使用牌以外を取り除いたら、牌をテーブルに広げます。
ドンジャラはそんなに重さはないものが多いですが、テーブルにそのまま置くと卓と牌が傷つくのでマットを敷くのがおすすめです。
※大抵のドンジャラセットには付属のマットとかフィールドがついています。
もしない場合には麻雀用のマットを使うか、あるいはすでにマットが敷いてある麻雀卓などを使うのもありです。
牌をテーブル上に広げたら、それらを全て裏返しにします。
裏返したら軽く混ぜます。
山を積む
全員が納得できる程度に混ぜ合わせたら次に山を積みます。
これは全枚数をプレイヤー数で割った数ずつを二段にして積みます。
つまり全体が80枚だった場合は、1人あたり20枚なので
10枚×2列
に積みます。
ラー牌の場合は82枚なので親(ラー王)だけ11列を摘みます。
手前が親↓
配牌を取る
山を積んだら配牌(手札)を取ります。
取り出す位置は親がサイコロを振って決めます。
親とは?
進行役兼最初に牌を切り出す人。上がったときにちょっと点数が高くなる(1.5倍)なこともおおい。
親の決め方はぶっちゃけなんでも良いけど、仮親がサイコロを振って出た目で決めるパターンもある。
親がサイコロを2つ同時に振り、出た目の合計値を、反時計回りで自分から数えます。
で、このカウントが止まった位置から取り出します。
取り出す位置もこのサイコロも目によっていて、サイコロの目が6なら、6(N)個目と7(N+1)個目の間で分けて、N+1列の上下を取ります。
親、親の右隣、親の正面の人、親の左隣の人、親・・・
と繰り返していき、全員が8枚になったら止めます。
ドンジャラは2枚ずつ4周で取ります。取る順番は反時計回り。
最後に親だけが次の1枚(上段)を取り出し、手札を9枚にします。
1枚切ってゲームを開始する
ここまでの操作で、
親・・・9枚
親以外の3人・・・8枚
の手札になっているか確認しましょう。
もしOKなら親は9枚になった手札から1枚切ってゲームスタートです。
親が切った牌を確認し、次に親の右の人が1枚引いて1枚切って・・・と繰り返していきます。
あと1枚で上がりならリーチ
ドンジャラでは
同じ牌3枚×3セット
となると上がりとなります。
手を進めていくうちに「あと1枚くれば上がれる!」というケースに遭遇することもあると思います。
そうなったらリーチを宣言しましょう。
リーチとは、あと1枚で上がれるということを示す呪文で、これは
- 1.リーチと宣言する
- 2.場にリーチ料を払う(必要なルールであれば)
- 3.パイを横向きに切る
により成立します。これをしないと上がれないルールもあるので注意しましょう。
リーチという
横向きに切る
で引いてきたら上がりです。
点数の移動
誰かの上がりが出るか、あるいは山が無くなったらその局は終了となります。
以下の処理を行いましょう。
◆上がりが出た場合
「役」に応じた支払いを行います。このとき、最後の1枚をどこから持ってきたかにより支払い方法が変わるので注意しましょう。
- 最後の1枚を自分のターンに引いてきた・・・全員からもらう
- 最後の1枚を他の人の捨て牌から持ってきた・・・その人だけからもらう
◆上がりが出なかった場合
一方で山が最後の1枚まで引き終えてしまったけど、誰も上がりにならなかった・・・。という場合は引き分け(流局)となります。
この場合はこれもルールによるのですが、あと1枚で上がりの人にそうでない人が既定の点数を支払います。
役の計算はドンジャラの製品によるのですが、今回のケースだと、「よくばり中盛りセット」により30ラーを全員から受けております。
親の移動
点数の移動を完了したら親の移動を行います。
この移動は反時計回りです。
親を移動したら、ステップ「牌を裏返して混ぜる」からやり直して、次の局に移ります。
最終的な集計
親が2周した、あるいは誰かの持ち点がマイナスになった(ゼロはセーフ)場合、ゲーム終了となります。
その時点で最も点数が多いプレイヤーが優勝です。
何回かゲームを行う場合には、
1位:+20点
2位:+10点
みたいな感じで得点を加算するやり方もあります。(レートが製品によって結構違うのでここは製品に合わせて決めましょう)
ドンジャラの戦術と必勝法!とりあえず3枚集める
ではここからはドンジャラの戦術を解説します。
とりあえず2枚、3枚同じのを集める
まずは最も基本的なところですが、同じ牌を3枚集めることが重要になります。
いきなり3枚は難しいので、まずは同じ牌2枚を集めていきましょう。
ただし、牌の枚数には限りがあります。
なので全部で4枚しかない牌を2枚切れている(捨てられている)状態で持っていても、永遠に3枚にはならないので注意しましょう
リーチをかける
そんな感じで牌を交換していって、あと1枚で上がりだ!となったらリーチをかけましょう。
これはルールによるのですが、ドンジャラによってはリーチと言わないと上がれないルールもあるので、その場合は忘れずにリーチを宣言することが不可欠です。
人から牌をもらう
ドンジャラでは3枚の組み合わせを作る際に、人から牌をもらうことができるルールが多いです。
これはどうやればいいのかというとこんな感じ。
- 1.自分の手に2枚ドラえもんがある
- 2.誰かがドラえもんを切る
- 3.そのタイミングでポンという
- 4.その捨てられたドラえもん牌1枚と自分の手のドラえもん牌2枚を自分の右側に晒す
- 5.1枚切って(ポンした人の)次の人からゲーム再開
役を狙っていく
続いて4つ目のコツは役を狙っていくことです。
ドンジャラは4人のプレイヤーがそれぞれ上がりを目指し、上がれるのは1人だけという狭き門。
なのでスピードを重視して上がりを拾わないと・・!
と思いがちなんですが、負けているときなどは難しい役を狙って一気に逆転をする必要があります。
で、これが負けてから狙い出してもなかなかいい配牌が来ないことも多いので、狙えるときは積極的に役を目指すことが重要です。
役は一発決めると一撃で勝ちが確定するものなどもあるので、この辺は役一覧表を読み込んできたるべきチャンスに備えましょう。
ベタオリはそんな重要じゃない
ちなみにドンジャラにおいてはベタオリはそこまで重要じゃないです。
というのはツモが強いルールのため。
ツモられると得点が三倍なので、なんならツモられる前に振り込めみたいなところもあります。
ただし、高打点の役が見えている場合はその限りではなく、点数を大きく減らさないように安全牌を切ったり、あるいは邪魔ポンなどを駆使してターンを飛ばしたりする作戦も有効です。
雑学:ドンジャラと麻雀、ポンジャン、ジャラポンの違いは?
ちなみにドンジャラが最も一般的な呼び方ですが、それ以外にも
ポンジャン
ジャラポン
みたいなゲームもあります。
ただ、これらは基本同じものと考えて良いです。
主に版権の関係で、同じ名前が使えないだけ。宅急便(クロネコヤマトの商標)か宅配便(一般名称)かの違いみたいなものと考えましょう。
ちなみに麻雀は結構違うので要注意。ドンジャラよりもうちょい複雑です。
麻雀とドンジャラ・・・麻雀の方が複雑
ドンジャラ、ポンジャン、ジャラポン・・・大体同じ
ドンジャラに関するよくある質問
ドンジャラに関するよくある質問をまとめました。
枚数は?
枚数は80枚または81枚が多いです。
手牌は待ち番で8枚、ツモ番(手番)で9枚となります。
同じ牌3枚を3セット作れば上がりです。
ポンはできる?
ドンジャラにおいては(麻雀でいう)ポンに相当する鳴き(同じ牌2枚で残り1枚を人からもらう)ができることが多いです。
掛け声もそのままポンのことがほとんどとなります。
点数計算はどうやるの?
点数計算についてはドンジャラの種類によります。
ただ基本的にはツモ時はロンの3倍(全員から同じだけもらう)になることが多いです。
人数は?
ドンジャラの人数は麻雀と同じく4人が基本です。
ただし1人減らして3人にしたり、場合によっては2人でプレイすることもできます。
その場合、ゲーム性は多少変化するので注意しましょう。
対象年齢は?
6歳以上となっていることが多いです。
乳幼児の場合、牌を飲み込んでしまう恐れがあるので注意しましょう。
どれがおすすめ?
以下の記事にまとめました。ルールも種類ごとに微妙に違うのでルールとキャラの良し悪しで選びましょう。個人的には鬼滅ドンジャラが遊び方たくさんでおすすめ。
>>ドンジャラゲームの種類とおすすめ人気作まとめ!鬼滅、ドラえもんだけじゃない
終わりに。ドンジャラをプレイし、麻雀仲間を増やそう
そんな感じがドンジャラのルールでした。
詳しい決めについては付属のルールブックに書いてあると思うのでぜひ参照ください。
ドンジャラはキャラも豊富で、各社ルールも微妙に違うので初めての人でもとっつきやすいルールと言えます。
ぜひドンジャラをプレイして、麻雀系ボードゲームの楽しさに触れてみてはいかがでしょうか。
ではまた。よい麻雀ライフを!
入手方法↓
麻雀牌が取れるオンラインクレーンゲームアプリとコツまとめ!オンクレブロガーに聞いてみた
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