麻雀におけるMB式について解説します。
麻雀カッコイイシリーズ(肥え×)さんが考案したぶっこ抜き時短方式の配牌の取り方です。
以下で詳しく解説します。
目次
マウンテンぶっこ抜き(MB)方式とは?自動配牌なしでも素早く取る方法
まずは概要を解説します。
以下の動画を参考にさせて頂きました。
※麻雀カッコイイシリーズさんがYoutubeBANされてしまったそうなので動画リンクが消えています。復活した時のために一応残しているけど、多分繋がらないです。
MB方式とは?
MB方式とは、「マウンテンぶっこ抜き」の頭文字を取った造語です。
山が上がってきたとき、自山の両端3トンずつ(計12枚)をそれぞれ取り、残りのチョンチョンの部分を親の山の右端から行います。
◆MB方式のやり方
- 山が上がってきたら自山の両サイドから3トンずつ取る
- 親は自山の右端と右から三番目の上山を取る
- 子は親の山の残った牌を右から順に1枚ずつ取る
- 親が1枚切りだしてスタート
これを行うことで自動配牌にも負けないスピードを出すことができ、時短になります。
通常の配牌の取り方との違い
通常の配牌の取り方は
- サイコロを振って出た目に応じて取り位置が決まる
- 自動で出てくる
のどちらかでした。
これに対しMB方式では、サイコロを振らずに取り位置が決まっている点が特徴。
4人で自動配牌の動きをまねるような動きを行います。
MB方式のメリット:時短
自動配牌のある機種であればもちろん自動で出てくるのが一番ですが、アルティマ系以外の卓では自動配牌機能はありません。
そこで、サイコロを振って取っていくわけですがこれが結構時間がかかるため、時短する意味でMB方式が生まれたのです。
◆MB方式のメリット
- 時短になる
- トラブルが減る
従来の方法(サイコロを振る)の1/10の時間で行けるそうです。
また、毎回同じ位置を取るため、配牌取り位置を間違えるなどのミスは少なくなります。
MB方式のデメリット
MB方式はかなりメリットが大きいですが、デメリットもあります。
◆MB方式のデメリット
- 正式な放送対局などでぶっこ抜きを決めてしまう
- 偏りが通常配牌時と異なる
例えば自身の経営するお店でMB方式を採用している足立プロは、間違えてしまったことがあります。
そして、配信なのにぶっこ抜いてしまってすみませんでした。。。
癖ってこわい!
いや、ほんとよくない!ごめんなさい!(ぶっこ抜き方式知らない人からすると意味分からないと思うので戒めにスクショを。。)早急に
SAKURA🌸に自動配牌卓を買おうと心に決めました!w
それを目指してお店も頑張るぞ💪 pic.twitter.com/s540liCsv0— 足立 玲 🐼💕 (@rei_hananchu) March 16, 2022
また、これはおまじないレベルの話ですが、麻雀卓は積み方によって左右または上下に牌の偏りが少し出ます。
なのでサイコロでの来方とぶっこ抜き時の配牌の来方は若干変化がある可能性はあります。
(こっそり左4右2とかで取って少し配牌をよくするなどもできてしまう)
マウンテンぶっこぬき方式がサンマ団体ThaNMで採用
三人麻雀競技団体ThaNMでは、2022年より全自動配牌のない卓でのマウンテンぶっこぬき方式を採用しました。
今期より全自動配牌機能が無いリーグ戦会場で時間短縮と普及の為に MB式(マウンテンぶっこぬき方式)を採用します
この方式を採用すると全自動配牌卓と同じ試合時間になるので全国の麻雀店に普及できればと思います pic.twitter.com/KBrNXouIVC
— ザンリーグ《三人麻雀競技団体》 (@thanm_sanma) August 5, 2022
これにより会場ごとの試合時間の差をなくす狙いですね。
MB方式は家庭用の全自動麻雀卓でのセットにおすすめ
フリー麻雀では配牌ありの卓を使用しているお店も多いため、なかなか浸透していないところもあります。
しかし元々サンマが主流な関西圏などでは、(サンマは配牌が12枚しかでないこともあり)けっこう採用が多いみたいです。
家庭用の卓は基本配牌なしなので、ぜひこの方法を試してみてはいかがでしょうか。
オススメの卓などは以下の記事にまとめました。
ではまた。良い麻雀ライフを!