麻雀本

何切る問題に関する麻雀本の良書悪書の見分け方

将棋に詰将棋があるように、麻雀にも何切る問題というものがあります。

これはある場面の手牌から最適な打牌を探していく問題で、何切る本を読むと牌効率について気づきを得ることができるので、初心者から上級者までに親しまれています。

この何切る本ですが、割とピンキリで、良い本と微妙な本が混在しています。

今日はよい何切る本を選ぶためのポイントとオススメの何切る本を紹介していきます。

まずは2種類の何切る問題の違いについて

まずは2種類の何切る問題の違いについて説明します。

何切る本は、大きく2種類に分かれています。

手牌だけの「平面何切る」

一つ目は、自分の手牌や点数、局数、ドラ、だけが表示された何切る問題です。

これは俗に平面何切ると呼ばれており、捨て牌や他家の状況を考えず、自分の手牌だけを見て最適解を導いていきます。

捨て牌込みの「立体何切る」

もう一つは、逆に他家の捨て牌や、鳴き、リーチ状況などが表示された状態で何を切るかを判断するという何切る問題で、こちらは立体何切ると呼ばれます。

他家の捨て牌を全て表示するとかなり紙面を使ってしまうので基本的には平面何切るが多いです。

平面は牌効率を、立体は捨て牌読みを学ぶ

平面何切るでは主に受け入れ枚数や和了しやすい形などの牌効率を学ぶことができ、立体何切るでは他家の状況の読み方や、それを踏まえた上での押し引きなどを学ぶことができます。

まずは基本の形を平面何切るで学ばせた後、最後に数問立体何切るを載せている構成の本などもあります。

よい何切る本の選び方

では、ここからは、よい何切る本の選び方について書いていきます。

ポイントは3点です。

著者の主観で書かれていないこと

何切る本の中では、問題を解いてそれに対する解答、解説がそのあとに続きます。

この解答、解説の部分は著者に一任されているため、同じ問題でも著者ごとに答えが違うものもあります。

意見が分かれる問題については基本的には書かないものですが、著者的には自明だと思っていたがほかの人から見ると全然正しくないように見える問題、というものがたまにあります。

悪い何切る本でありがちなのが以下のようなパターン。

問題を解いてみて回答をみたら思っていたのと違う。

「なんでここの答えが8pなんだ?」と思って解説をみたら、「これは常識的に考えて8p以外ありえない。A級雀士なら一瞬で判断できるようになりたいものである。」とか書かれていて「は?意味が解らん」となってしまうこと。

何切る本は著者との信頼関係が重要で、「この人なんもわかってないんじゃないだろうか?」と思ってしまったら得られるものはほぼゼロになります。

なので、フィーリングの合う合わないも重要ですが、少なくとも解答に対する解説が論理的なものを選ぶとよいです。

受け入れ枚数が描かれているもの

じゃあ、解説が論理的なものとはどんなものなのか。

一つの基準としては、受け入れ枚数が書かれている本はよい本です。

「ここで1sを切った場合の受け入れは15枚で最も多く、しかも形が良くなる可能性が高いので1s切りを正着とした。」というような解説なら安心できます。

平面何切るでは、基本的には牌効率の話になってくるので受け入れ枚数についてのデータが描かれているものがオススメです。

複数人の目で書かれているもの

次に主観的な意見で書かれている本を避け、客観的な内容が書かれている本を探すためのポイントとして、複数人の目で書かれている本というのは一つの基準になります。

具体的には、著者のほかに他の打ち手からレビューを受けているものや、一つの問題に対し複数人の回答を掲載しているものについては客観性が高いのでよい本である可能性が高いです。

オススメの何切る本

では以上のポイントを踏まえたうえでオススメの何切る本を紹介します。

G・ウザク著『傑作「何切る」300選』

何切るマニアのG・ウザク氏の著作です。麻雀ブログで1000問以上を出題してきた著者が、福地誠を編者として、一問ずつこだわりまくって重要な問題を集めた1冊。

全問題に受け入れ枚数が記載されており、しかも解答の正当性を担保するために『現代麻雀技術論』の著者のネマタ氏と天鳳位のタケオしゃん氏にレビューを依頼したという万全の1冊です。

ただ漫然と両面を残せばいいわけではないというような問題もあるので、基本はわかっているという上級者でも勉強にあるはずです。

かなりオススメ。


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同じ著者のこちらもオススメ。


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強者の最新手筋100

続いてはマイナビ麻雀BOOKSから出版されているこちらの1冊。

本書の特徴としては、フリーやネット、セットというようにルールに併せて最適解を紹介してくれていることと、それぞれの問題に対し、3人の上級プレイヤーの回答が掲載されていること。

それぞれのプレイヤーがなぜその回答を選んだのかについて一言書かれていてこれが勉強になります。


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絶対手筋180

初中級者にオススメなのがこちらの1冊。絶対手筋です。

本書は迷いがちな形での正解手順=絶対手筋を日本プロ麻雀連盟が解説。厳選された何切る問題180問がすべて3択になっており、正解の解説はもちろん、不正解の選択肢についてもなぜいけないのか、丁寧に解説されています。

正直たまに意見が分かれる点はあるかなと思いますが、大学時代「初心者から中級者くらいが読むと一気に強くなれる」と仲間内で評判だった1冊です。

自分の中ではわりと実績がある本なので、オススメとさせて頂きました。


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まとめ

何切る本の選び方とオススメの何切る本をまとめましたが、いかがだったでしょうか。

何切る本は麻雀の上達に効果的なので牌効率を学びたい人はぜひ読んでみてください!