麻雀に関する本は数多くありますが、たくさんありすぎてよくわからない。
「ぶっちゃけどれ読めばいいの?」と思う方向けに、麻雀打ちとしてこれだけは読んでおきたいという麻雀本をまとめました。
流派の違いとかもあるかもですが、この記事で紹介する本はとても有名な本なので、読んでないと潜りだと思われるかもしれません。
ぜひ全部押さえておきましょう!
目次
麻雀における流派とは?緑撥(リューハ)もあり
まずは簡単に麻雀の流派について簡単に解説します。
リューハという言葉は麻雀では以下の2つの意味があります。
- 流派・・・打牌選択の戦型のこと。オカルト、アナログ、デジタルがある。
- 緑撥・・・「撥(ハツ)」の牌の古い呼び名。緑色だから緑撥(リューハ)と読みます。
後者はあんまり出てこないので省略して前者について簡単に解説すると、麻雀においては
- オカルト派・・・流れを重視
- デジタル派・・・確率を重視
- アナログ派・・・経験を重視
というようにいくつかの派閥があります。
何故、違いがあるのかというと麻雀では不確定要素が多いため。
その不確定な部分をどう捉えていくかというところに宗教観があるのです。
それぞれの違いにはついては以下の記事にまとめたので気になる方はぜひ参考にしてみて下さい。
今回はそれぞれの流派を超えて普遍的に重要な本と、流派別にオススメの本を以下で紹介していきます。
流派を超えて読んでおきたい定番麻雀本おすすめまとめ
というわけでおすすめの定番麻雀本を紹介していきます。
対象とイメージがこんな感じです。
ではそれぞれ見ていきましょう!
デジタル麻雀普及のきっかけ『科学する麻雀』
データを用いたデジタル麻雀が普及するきっかけとなった本がとつげき東北さんの『科学する麻雀』です。
先制リーチ時の巡目と和了率の関係などをITの力で解明しようとした初めての本として有名ですね。
デジタル派なら絶対読んでおきたい1冊ですし、デジタル派でないという人も、自身のうち筋に適用するかどうかは別として知識として知っておくとよいかもしれません。
ただ、この『科学する麻雀』という作品、データをもとに深い考察がなされた良書であるものの、ぶっちゃけ死ぬほどわかりにくい(大学教授が書いた教科書のよう)ので、初心者はより分かりやすく書かれた続編『おしえて!科学する麻雀』を読む方がおすすめ。
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鉄火場イカサマあり麻雀を知る小説『麻雀放浪記』
続いては、往年の手積み麻雀を学ぶ無頼派小説の定番です。
これは言わずと知れた阿佐田哲也(坊や哲)の自伝的麻雀小説「麻雀放浪記」が圧倒的に有名。
本書は、著者が少年時代からの数年間、ばくちで生きてきたときの経験をつづった自伝的小説です。
往年のイカサマや鉄火場の雰囲気を知れる重要な1冊という意味で現代の打ち手も必ず読んでおくべき小説と言えます。
具体的には、元禄積みの方法や2の2の天和とは何かと言ったイカサマのやり方や見抜き方、そして、ばくち打ちとしての麻雀打ちの姿を体感として知ることができます。
全4巻ありますが、全部はきついという人も少なくとも1巻の青春篇だけでも読んでおきたい。
登場人物がみな、ガス、ステテコ、ニッカボッカなどあだ名で呼ばれるのも特徴です。
とにかく一局が長い麻雀漫画『アカギ』
続いてはこれだけは押さえておきたいという漫画「アカギ」です。
この作品は、非常に長く続いている麻雀漫画(2018年に完結しました!)で雀荘で話題に出ることも多いので、単行本でストーリーを押さえておきたいところ。
現在連載中のワシズ様とのワシズ麻雀対決は、もはや永遠に終わらないのではとも噂されるほどでした。
是非押さえておきましょう!
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ざっくりのあらすじまとめました!
>>【完結につきネタバレ注意!】麻雀漫画「アカギ」の登場人物と名言、巻数対応!最終36巻まで
雀鬼流を学ぶ!桜井章一「無敗の手順」
続いて押さえておくべきは、手積み麻雀時代の打ち手で、いまだ存命となる元・裏プロ、20年間無敗の雀鬼・桜井章一です。
裏プロ引退後は、2PMなどの麻雀番組に出たり、最近では雀鬼会という麻雀道場を立ち上げたりしているプロとなります。
で、この桜井章一さんですが、自己啓発系の麻雀本もたくさん出していて、めっちゃあるので全部は読まなくても良いですが一つ二つは押さえておくのがベターです。
読む本はどれでも良いのですが、雀鬼流の打ち方とか考え方については学べる「無敗の手順―雀鬼・桜井章一の究極奥義」あたりを押さえておくと良いかなと思います。
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「雀鬼流」とは?
桜井章一の提唱する独特の打ち方。一打目に字牌を打たない、即ひっかけ禁止など打ち方に対してさまざまな制約がある流派として知られています。
桜井章一さんの著作は、自然との一体化、気の流れを操るなどスピリチュアル的だったり自己啓発的な要素が強いので、新しい形の麻雀として知っておくと雀鬼流の打ち手と当たったときに混乱しないです。
個人的には本じゃないんですが、著者の桜井章一の現役時代の話としてのVシネマの雀鬼シリーズがオススメです。
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桜井章一さんの著作についてはめっちゃあるので以下にまとめてみました!
>>桜井章一のおすすめ本まとめ!何冊あるねん!と思って数えたら作家としても雀鬼だった件
できれば押さえておきたい準定番麻雀本たち【主に新流派!】
とここまでが長定番の麻雀本たちでした。
ここからは番外編として、定番を押さえたあと、できたら押さえておきたい準定番の麻雀本をいくつか紹介します。
能力美少女麻雀漫画「咲」
まずは女子高生が部活で能力麻雀を行うという今までになかったテーマを開拓した漫画「咲-saki-」です。
硬派な打ち手はあんまり好まない人も多いですが、「咲-saki-」で麻雀を始めた打ち手も増えておりチェックしておく方が良いかなと思います。
セット麻雀とかでも「能力者かー?」みたいに言われることもままあるかと。
あと能力だけ知りたい人は以下の記事をどうぞ!全まとめしてみました!
高レートビンタ麻雀を学ぶ「むこうぶち」
続いてはバブル期の高レートマンション麻雀を描いた漫画「むこうぶち」です。
こちらも高レート特有のルール(ビンタやアリスなど)を押さえておく上で重要な作品です。
構成も独特で、絶対無敵なジョーカーキャラ「傀」に挑んでは破れていく挑戦者たちを描いた人間ドラマという構成となっています。
むこうぶちの流れを汲む「流れ派」の打ち手も多いので、その考え方とかも知る意味でも一読しておくと良いかも。
ちなみにアカギの終了により、今キンマで最も長く続いている作品でもあります。
数話完結型なので、どこから読んでも良いですが、安藤満プロが監修していた初期作品(1〜5巻くらい)は技術的にも勉強になるので特におすすめ。
>>麻雀漫画「むこうぶち」どこから読めばいいのか問題!まずは日陰編と江崎編を読むと良い
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麻雀AIの最新動向を知る本
続いては将棋や囲碁などと同様に、人間を超えつつあると言われる麻雀AIについて学ぶ1冊「AI麻雀戦術」です。
この本では東大生の作成した「爆打」と呼ばれる天鳳九段の麻雀AIについて言及し、そのアルゴリズムによって導かれた最適解を解説していくという内容。
AIはビッグデータを駆使した統計学的アプローチをとってくるため従来の経験則や確率計算とは違ったノウハウを学ぶことができる1冊として重要です。
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>>【レビュー】AI雀士爆打が天鳳九段という衝撃の事実が知れる麻雀本
ちなみに爆打はPCソフトとして一般販売もなされています。
>>【朗報】AI麻雀「爆打」一般発売される!自宅でできる統計麻雀
マージャヌを学ぶ漫画「ムダヅモなき改革」
あともう一つ押さえておきたい漫画があって、それが「ムダヅモなき改革」というやつ。
この漫画は主に政治面と打牌描写がフリーダムすぎる作品で、麻雀ならぬマージャヌを学ぶことができます。
>>リアル度で見る麻雀漫画のおすすめまとめ!勉強になるコミックスはこれだ!
とにかくフリーダムなので、麻雀の持つ可能性の行く末を知るという意味で一読すると良い作品。
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近代麻雀で続編となる「プリンセスオブジパング」が連載中で、こっちはちょっとだけおとなしい(でも全然他の追随は許さないレベルです)。
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>>ムダヅモ無き改革プリンセスオブジパング1~3巻のあらすじを紹介
流派にかかわらず定番麻雀本は読んでおこう!
こんなところかなと思います!
麻雀打ちなら共通言語ともいえるような有名なものをまとめましたが、いかがだったでしょうか。
一通り押さえておけばどこの雀荘に行っても、誰とでも話ができるといっても過言ではありません。
フリーの待ち時間などにコツコツと読み進めましょう!
ではまた。良い麻雀ライフを!
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