本記事では誤用の多い熟語として「役不足」について解説します。
「役不足」という言葉があります。
これは
「役の方が不足しており、より上位にいる自分にとっては適職ではないよ!」
という上から目線な意味が本来(正しい)となりますが、
「自分にはそんな大役、とんでもねえです。」
みたいなへりくだった言い方だと思っている人が多いです。
この役不足という言葉、紛らわしいため誤って読み取られることを恐れ、漫画とか文章でもあんまり使われない・・・!
しかし、この言葉、実は麻雀打ちにとっては「ちょっと理解しやすい概念」でもあります。
今日は、この役不足という言葉を麻雀から捉えていこうというやり方を紹介します。
役不足の意味はどっち?誤用が多いしミスると逆になって危険な言葉です
まずは冒頭の繰り返しになりますが、「役不足」という言葉の意味を簡単に紹介します。
役不足という言葉は、「役が低すぎて(より高次元にいる)自分には適さない」という意味が本来です。
で、よくある誤用が「役が高すぎて自分には適さない」という意味での使われ方。これは正しくは「力不足」と言う言葉になりますが、「役不足」を間違って使う人が多いです。
なので社長とかから名誉ある職を賜った時とかに「役不足です」と言うと、「(ほーん、こいつワシからの褒美を役不足と申すか・・・不遜なり、処せ!)」となりかねない危険なワードです。
もし役不足を本来の意味で仕事中使うとしたら、「追い出し部屋」みたいな閑職に追いやられそうになった時に、
「私のスキルを生かせない。役不足である。」
みたいにいうと
「(こいつ、役不足を正しい意味で使ってくるとは。見込みがあるな、配置もう一回考えよ)」
となるかも。(ならない?)
まあ、直感的な感じで行くと、「役不足」と言うのは役が自分には不足している(役>自分)なのか、役の方が自分に対して不足しているのか(役<自分)なのかがかなり紛らわしいです。
これを正しく捉えて忘れないようにする方法としては麻雀がおすすめです。
役不足に陥る場面は麻雀では意外と多い
ここからは役不足の意味を麻雀から捉えていく方法について紹介します。
麻雀をする人であればよくご存知かと思いますが、麻雀では「役」によって上がりの点数が決まります。
1役、2役・・・と始まって、最高打点は役満は13役。
オーラス(そのゲームの最終局)とかでは逆転のためにあと何役必要で〜みたいな計算を行うことが多いです。
そう言う文脈で捉えてみると「麻雀で役不足だ」とか「役が足りねえ!」と言う時は大抵「自分にとって必要な役がない」と言う意味で用います。
なので麻雀において使うような意味で「役不足」を捉えていけば「役<自分」のニュアンスを捉えやすいです。
また、麻雀において日頃から「役不足だー」と言う表現を用いていれば、とっさの場面で役不足を誤用するリスクも避けられるようになります。
結論としては、積極的に麻雀中に「役不足」と言う言葉を使って行きましょう!と言う話でした。
終わりに。役不足は麻雀のオーラスだと覚えよう
ここまで「役不足」の覚え方と間違わないようにするコツとして、麻雀から捉えていくと言う方法について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
麻雀で使える日常用語みたいなのは、他にも一気通貫とか、ワンチャンとかテンパるとか色々あるので、ぜひ語源からしっかり覚えて行きましょう。
ではまた。良い麻雀ライフを!