麻雀の用語の一つにリャンカンというものがあります。
これはカンチャンが2つくっついた135や246などの形を指します。
こんなやつらです↓
今日は、リャンカン形の意味や使い方、そして日常の中でふいに訪れるリャンカン形について紹介していきたいと思います。
目次
リャンカン形とは何か?カンチャンの複合形です
リャンカン形とは何か、から簡単に説明していきたいと思います。
リャンカン形というのは麻雀の用語の一つで、カンチャンが2つつながった形を指します。
具体的には、135とか246、357などの形がカンチャン形となります。
135の例で言えば、13というカンチャンと35というカンチャンの待ちの両方をカバーできるお得な形です。
そもそもカンチャンって何?という人もいるかもなので以下に違いを示しました。
- カンチャン…13、24など一つ飛ばしの2枚で構成されたターツ(あと1枚でメンツになる2枚のセット)のこと
- ペンチャン…より端にくっついた愚形ターツのこと。具体的には12、89の形を指します。
- リャンカン…135、468などカンチャンが二つくっついた形。
ペンチャンはくっつけないのでリャンカンにはなりません。
麻雀における様々なリャンカン形(偶数と奇数の違い)
続いてはいくつか種類のあるリャンカン形の違いについて紹介していきたいと思います。
偶数リャンカンは選びやすい
まずは偶数のリャンカン形です。
これは246と468の2種類が存在します。
この偶数リャンカン形の特徴は、選択がしやすく最終形にもしやすい点が挙げられます。
というのも、
偶数カンチャンは
- 6を切れば3待ち
- 4を切れば7待ち
というようにスジとなるため、欲しい待ちをつり出しやすいのです。
また、両面に伸ばしたいときは2や8を切り、最終形にしたいときは6や4を切るというようにリャンカン形のそれぞれの候補で重みづけがしやすいため、ミスが起こりにくく比較的扱いやすい形でもあります。
奇数リャンカンは難しい
偶数リャンカン形に対して、奇数のリャンカン形は判断が難しいものがあります。
奇数リャンカン形は135、357、579の3種類がありますが、135,579は基本的には偶数カンチャンと同じで判断はしやすいです。
ただ、357の形は非常に厄介で、3か7を切るというときにどちらを切っても同じ確率だけ裏目を引いてしまうので判断は困難となります。
しかも鳴きでほぐすにしても4か6という非常に脂っこい牌を鳴かねばならないため、悩みの種として最後まで残ってしまうことも。
逆に357のリャンカン形はよい点もあり、2や8を引くと両面に変化します。(他のリャンカン形より両面変化しやすい)
両面+リャンカンの形は聴牌まで
最後に両面とリャンカンが複合した形を紹介します。
どんな形かというと、例えば以下のようなものがあります。
233457
⇒23(両面)+345(面子)+7(浮き牌)とみるか、あるいは、234(面子)+357(リャンカン)で見ることもできる
何切る問題とかではほぼ必ず出てくる形で、上の例だと待ちが、146となりかなり良い形なので、できればイーシャンテンまでもっておくとよいといわれています。
日常の中のリャンカン形
続いて日常の中で「あ、これリャンカン形だ!」と個人的に思ったものをまとめていきます。
七五三
子供の成長を祝う祭事である七五三。
これは明らかにリャンカン形ですね。
まあ、男子は3歳と5歳、女子は3歳と7歳のそれぞれ11月に参拝するのが習わしなので、男女で分けて考えると男子はカンチャン、女子は浮き牌2枚となりますが、リャンカン形度はかなり高いと思いました。
国道246号
東京の千代田区から静岡の沼津市までをつなぐかなり長い一般国道である国道246というのがありますが、これもリャンカン形ですね。
この246号という番号は作られた順番を示しているため、他にも、静岡県下田市から伊豆半島東海岸を経由して神奈川県小田原市に至る一般国道としての国道135号などもあります。
新潟には県道579号というのもあるそうですね。
浅草の寿司屋ヨーロッパ(468)
続いては浅草にある寿司屋のヨーロッパというお店です。
一見すると別にリャンカン形には見えないですが、このお店、実はヨーロッパの表記が「468」となっているのです。
自分は始めこの語呂合わせは気付けませんでした。
もうこうなってくるとヨーロッパ全体がリャンカン形に見えてきてしまいますね。
イナゴライダー(175R)
最後はロックバンドのイナゴライダー(175R)です。
これは厳密にはリャンカン形ではないですが、リー牌して!と思ってしまいました。
終わりに
ここまでリャンカン形についてまとめてきましたがいかがだったでしょうか。
対局中にも日常の中でもけっこう出現頻度が高いこのリャンカン形。
ぜひマスターして、使いこなしていきましょう。
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