ゆうせー氏の著作『実戦でよく出る麻雀講義』という本が2018年6月15日に発売されました。
予備校講師でもある著者が、よく出る形を解説していくスタイルの麻雀戦術本です。
本書を読んで学びになって部分をまとめます。
目次
ゆうせー著『実戦でよく出る麻雀講義』で学んだ点(レビュー)
本書で学んだ点を3点ほどまとめました。
・6ターツ上等
・完全イーシャンテンに受けても局収支的にはあまり変わらない
・相手の手牌のよさを見切る4段階表記
それぞれ解説します。
6ターツ上等!
手がいいときの序盤において、ターツ余りの6ターツ形に受けるのは効果的と著者は言う。
また、愚形残りのイーシャンテン、リャンシャンテンなどで攻撃余剰牌を残すのもあり。
例えばこんな形(3457p24678s2245m)で7pを残しておくような形がそれにあたる。
攻撃的余剰牌をもつことで、相手に待ちをしぼらせないという利点があると著者は言うがそれはなるほどなと思った。
(7pを先切りしないことで8p、9pを相手に通しやすくさせない)
完全イーシャンテンに受けても局収支的にはあまり変わらない
あと、完全イーシャンテンに受けても局収支はあまり変わらないのは、実感としてあったけどやっぱそうなのかー。
雀ゴロK本で書かれていたそうだが、読みつつ読み飛ばしていた。
本書では、完全イーシャンテンに受けるべき場面とそうでないスリムに受けるべき場面としてそれぞれの特徴を上げてくれています。
また、本書では完全イーシャンテンに受けることが有利になる場面として、終盤を挙げているのも面白い。
終盤は逆に完全イーシャンテンに受けても上がれる可能性が低いから完全イーシャンテン有利となるそうです。
これは統計の見方がうまいなと思いました。
相手の手牌のよさを見切る4段階表記
速度をS,A,B,Cの4段階に分けて説明してくれているのはわかりやすい。
本書を読むと、中張牌の出から相手の手牌の速さがわかるようになり、今が序盤なのか、あるいは中盤なのかを相対的に判断することができるようになります。
また、相手のメンツのブロック読みや、七対子読みとか安そうな役牌バック読みとかケースごとの読みの視点も勉強になりました。
終わりに。ゆうせーさん2冊目の麻雀本が2022年に出るそうです。
本書は、様々な打ち手からの質問に答える形での講義形式で進み、最後に抜き打ちテスト。
この抜き打ちテストが選択ではなく穴埋めなので結構むずいです。
「リーチに何枚までは押していい?」とか具体的な数値を求められます。
本書ではオススメの麻雀本を引用する場面も多いので、本書を読めば今後の麻雀力の伸ばし方、勉強の仕方のポイントがわかる、まさに参考書のような本です。
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ちなみに著者2冊目の本が2022年に出ます。
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終わり。
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