漫画「カイジ」にて用いられた二人用の特殊麻雀ルール17歩について、やり方や戦術のコツ、そして拡張ルールのおすすめを解説していきます。
4人揃うまでの待ち時間などでプレイすることも多いルールですのでマスターしておくとちょっとだけいいことあるかもです。
では始めていきます。よろしくお願いします。
目次
17歩のルールとやり方と元ネタはカイジ
まずは17歩の概要を紹介していきます。
元ネタとしては、「賭博堕天録カイジ」に登場するゲームです。考案者は村岡隆で、主なルールは以下の通り。
- 1.二人のプレイヤーが全自動卓の対面に座り、山を17×2で積む。
- 2.それぞれのプレイヤーは自分の目の前の山を開き、3分の制限時間で34枚の中から13枚を使って満貫以上の聴牌を作る
- 3.聴牌形ができたら先行から順に、用いなかった21枚の牌を1枚ずつ切り出していき、ロンされた方の負け。
- 4.17巡が終わってもロンができない場合は流局
※ドラは左右の山から適当に選んでめくります。
ルールはシンプルですが、手作りと捨て牌用の安全度のバランスをとったり、待ちを単騎で行くか多面張で行くか、など意外と奥が深いゲームとなっています。
ではそれぞれのステップをもう少し詳しくみていきましょう!
動画版も作りました!
1.山を積む
まず一つ目のステップの山を積むですが、これは普段手積み卓でプレイしている人は問題ないかなと思います。
こんな感じに積めばOK。
また、ネット麻雀がメインで山を積むのが苦手という方は以下に山の積み方のコツを動画でまとめたので参考にしてください。
2.聴牌を作る
続いては山を開いて、17トン×2の34枚から13枚を選んで聴牌形を作ります。
ここでのポイントは、役がリーチ込みで4役以上になること。
メンタンピンなどのケースと、七対子、国士無双などをくまなく探して作れる手を見つけましょう!
慣れてくると1分もかからず作れるようになります。
3.親から順に1枚ずつ切り出していく
そして両者聴牌が完了したら、あとは1枚ずつ切り出していきます。
2人プレイの場合はなかなか決着がつかず、残り数枚になることも多いですが、根気強く相手がロン牌を出すのを待ちましょう!
やり方はこんな感じ。1勝負は五分もかからないので、待ち時間に最適です!
2人麻雀「17歩」の戦術のコツ!攻撃と守備の3つのポイント
では続いてはそんな17歩の戦術のコツを解説します。
ポイントは以下の通り。
- 単騎は速攻、多面張は遅攻
- アンコは守備の要
- 国士無双を見逃さない
それぞれ解説します。
単騎は速攻、多面張は遅攻
まずは攻めのノウハウですが、17歩では、一撃で仕留める単騎待ちか、あるいはじっくり仕留める多面待ちかのどちらかが有効となります。
単騎待ちの場合、字牌単騎の七対子などを使えば、1巡目からロンを狙うことも可能ですが、もしも相手にその牌が使われていたり、あるいは他の山に埋まっていた場合、かなり苦しい展開となります。
一方で、純正三面張のような待ちの多い形は、待ち牌が山に埋まり切る危険性は薄いですが、相手から読まれやすくなかなか出てきません。
ただ、17歩では最終的には残り4枚まで行くので、まちが広ければやがて抱えきれなくなった相手からのロンが期待できます。
なので即効性のある単騎待ちで行くか、あるいはじっくりと攻める多面待ちで行くかの戦術の使い分けが重要です。
アンコは守備の要
続いては守備の戦術です。
守備の戦術としては、アンコを持つことが重要です。
具体的には、例えば白、發、中のアンコが山にあったとして、それを攻撃に使えば大三元を作ることができます。
これはもちろん有効な戦術ですが、もしも別で例えば、国士無双とかが聴牌できそうな場合には、あえて白、發、中のアンコを守備用牌として温存するというのも一つの手。
もちろん単騎待ちで狙い打たれる確率はゼロではないですが、字牌のアンコは守備力が高いのでできる限り残したいところ。
逆に言えば、相手の有効牌を手の中で使い切った上で満貫以上を聴牌し、捨て牌はヤオチュー牌ばかり!みたいな構成にできれば相当有利となります。
国士無双を見逃さない
3つ目のポイントは普段と手作りの仕方が違うという点。
普通の麻雀では、受け入れ枚数を見て内側の牌を残していくのが基本となりますが、17歩では単純に34枚から13枚を選ぶという形式なので確率が異なってきます。
具体的には、序盤で切られがちなヤオチュー牌を用いたチャンタ系の手、特に国士無双の成立率が高いので見逃さない様にしましょう!
あとは満貫無理じゃね?みたいな時に七対子とかでなんとか超えられる!みたいな時もあるので見逃さない様にしましょう。
17歩の拡張ルール!鷲巣と多人数プレイがおすすめ
では続いては17歩の拡張ルールを紹介します。
拡張ルールとしては、以下の2つがおすすめです。
- 三人以上で行う
- 鷲巣にする
それぞれ簡単に見ていきましょう。
三人以上で行う
まずは本来は二人用のゲームである17歩を三人以上で行うという方法です。
これは特に難しいことはなくて、単純に三人目はただ空いている席に座って自分の目の前の山を開けて手を作ればOK。
四人目の場合はドラの取り出し位置だけ誰かの山になってしまいますが、あと同じ。
プレイヤーが増えるにつれ、単騎決戦になる傾向があるので、字牌単騎などで速攻を狙っていきましょう!
鷲巣にする
2つ目の拡張ルールとしては鷲巣にするというもの。
これはどうやるのかというと、漫画「アカギ」の鷲巣麻雀の様に手牌の一部をオープンにするというやり方です。
具体的には自分の目の前の山を開く時に、上ツモは全てオープンにすること、というような決めをすればOK。
読み合いが熱くなります。
または、実力差のあるプレイヤー同士で楽しむ場合などにハンデとして一部オープンにするのも有効です。
ちなみにこの鷲巣スタイルにすると、自分のまちが相手の山にいるのかどうか、みたいなのもわかるので制限時間の3分ギリギリでの読み合いも熾烈になります。
鷲巣17歩のやり方については以下に動画でもまとめたのでよければ参考にしてください。
あと普通に、3/4が透明な鷲巣牌を用いるとより白熱します。
17歩は動画も流行っている!おすすめYoutubeまとめ
最後に17歩の動画情報をまとめていきます。
この17歩というゲーム、その戦略性の高さが徐々に着目されつつあり、かつ派手な役も出やすいので動画映えするということで、Youtubeではプロ同士の対局なども組まれています。
例えば、こんな感じの四人対戦の芸能人バトルとか、Mリーガー同士の戦いもあったりします。
4人対戦版↓
2人対戦↓
17歩が楽しめるゲーム「モバイル十七麻雀」もおすすめ
ちなみにこの17歩を楽しむことのできるスマホゲームも登場しています。
それがこちらのモバイル十七麻雀!
AppStoreにて入手可能・・・!無料です。
難易度はそこまで高くはないみたいですが、17歩を一人でトレーニングしたい人には最適!
ぜひどうぞ!
終わりに!セット麻雀の待ち時間に17歩をプレイしてみよう!
ここまで17歩について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
17歩は牌だけあれば気軽にできて、かつ人数の縛りも薄いので、セット麻雀のメンツ待ち時間などにも有効です。
ぜひプレイしてみてください。
ではまた。良い麻雀ライフを!
17歩が読める漫画↓