「麻雀卓ぽけっと」という手積み卓がうちに届いてから早数日。
「2人以上で組み立ててください」という説明書のことばへ律義に従った私は、いまだ卓を完成させられずにいました。
で、今日やった友人の調整がついて晴れて卓を構築して、実際に打ってみたわけなんですが、これがなかなか面白い卓だったんです。
- どう面白かったのか
- どんな使い方ができるのか
という点を以下でレビューを記していきたいと思います。
目次
麻雀卓ぽけっととは【まずは基礎知識をおさらい】
まずは、麻雀卓ぽけっととはどんな卓なのかを簡単に振り返っていきましょう。
「麻雀卓ぽけっと」はアルバン社より新たに発売されたやや高級な手積み麻雀卓(2万円くらい)で、折り畳みが可能なハイテーブルタイプの卓となっています。
その特徴は、卓内から点棒ケースへ点棒やチップをシームレスに移動できる点です。
麻雀卓ぽけっとには卓の端に点棒が通れるくらいの厚みの穴が開いていて、そこを通すと卓外にある点棒ケースへと直行できる仕組み。
便利そうだけど実際どうなのかわからないぞ…!というわくわく感とドキドキ感がウリの卓です。
と、ここまでが打つまでの感想で、ここからが打ってみての感想となります。
レビュー1:麻雀卓ぽけっとの組み立てについて
まずは麻雀卓ぽけっとの組み立てに関してですが、これはかなり簡単です。
一番大変なのは、卓をダンボールから出したあと、卓を保護している包帯みたいな布をはがす作業といっても過言ではないくらい。
その後は裏返して足パーツを4か所付属のナットで絞めれば完成です。
仕上げに点棒を落とせる場所を示すシールを張ることもできるのですが、これについてはもう少し待つ方がよいです。理由は後述します。
対局前レビュー:ぽけっとはハイテーブルタイプなので食卓にも最適!
卓も完成したしさっそく対局を始めようと思ったのですが、4人目の面子が残業でなかなか現れない。
仕方がないので、私たちは先に食事をとるというチョイスを行いました。
食卓はいま完成したばかりの麻雀卓ぽけっと。
よもや麻雀卓として使う前に食卓として使うことになろうとはだれが予想したであろうか。
本日はメニューはビール、たこ焼き(銀だこ)、ハム。麻雀中にも食べやすいようにと思っていたのですが、対局前なのでふつうに卓上で食べました。
で、卓上で食事をしたらこぼす人いるんじゃないだろうか?
と思ったら案の定いました。
たこ焼きの上のねぎを卓上に落としてしまうアクシデントが発生。
やりやがったなー!
まあお約束ですね!
でもポケットならすぐ拭き取れば大丈夫!
なぜかというと汚れが目立ちにくいグレーカラーの卓マットだからです。
卓上汚しがちという人はグリーンよりも汚れが目立ちにくいグレータイプのぽけっともオススメ。
グレーという色は他のインテリアとも併せやすいので、家具としても歓迎されやすいのは利点かなと思いました。
ポケットは卓がグレーで汚れが目立たない。
対局直前レビュー:三角シールを17牌分の長さで貼ろう
食事をしているうちに4人目が登場。
ついに対局を開始していきます。
対局の前に山を積むステップがありますが、ここで麻雀卓ぽけっとの最後のパーツである「蛍光シール」を貼っていきましょう。
この蛍光シールは何のためにあるのかというと、どこから点棒を落とせばよいかをわかるようにするため。
麻雀卓ぽけっとでは、それぞれのプレイヤーの点棒入れと卓上の境目に、左右に一つずつ、計2つの穴が開いています。
そしてここから点棒をやり取りができますが、自分の側に落とすときはその位置が死角となり分かりにくくなりがち。
そこで蛍光シールを貼って場所を明確化していくわけなんです。
で、この蛍光シールの貼り方ですが、オススメなのは17牌分の長さになるようにシールを張ること。
そうすると山を積むときに牌の数を数えることなく、蛍光シール間の長さと合う枚数でそろえればよくなり便利です。
蛍光シールは17トン分の長さで貼る
対局レビュー:瞬間点棒収納機能に慣れるまではやや時間がかかるが、慣れるとスタイリッシュ。
本当に対局を開始します。
ちなみにこのぽけっとという卓ですが、うちに来たタイプは牌もセットでついていたのでそのまま対局を開始しました。牌付きは地味に嬉しいですね!
打ってみた感想としては、卓のサイズは狭すぎず、広すぎない適度な広さで、かつ牌の大きさも26㎜と扱いやすいサイズ感で初心者でも牌山積みをミスりにくい構成。
対局はやりやすかったです。
肝心の点棒収納機能についてですが、これは初めのうちはなかなか慣れず1半荘目はほぼ使用しませんでした(笑)
「ロン、8000点」「はいよ」
みたいな感じでふつうに手渡しで点棒をわたし、受け取った側は手で持ち上げて点棒ケースに入れる。
という動きが身体に沁み込みすぎていました。
せっかくのポケット機能は思い出したときだけ!みたいな感じ。
ただ慣れてくると、アイスホッケーのように点棒をシュートして渡すスタイリッシュ点棒移動とかができるようになります。
「ツモ2000,4000」みたいに点数を宣言すると、他のプレイヤーが点棒をスライドさせてカシャカシャっと自動で点棒が投げ込まれる!みたいなの。
全員がスロー(投げ)点棒技術をマスターしたらかなり時間短縮になり、かつ見た目もスタイリッシュなのでオススメ。
瞬間点棒移動は慣れるとスタイリッシュ
麻雀を打てない人もホッケーで楽しめる
あとこれは本来の用途とは違うのですが、ぽけっとでは各プレイヤー方向の卓の端に、穴が2つずつ開いています。
これを使って卓上でエアホッケーみたいな遊びをすることも可能なのです。
これが地味に楽しくて、10円玉とかを用いてアイスホッケー4人対戦をすると、麻雀のルールを知らない人でも卓上で一緒に楽しむことができます。
麻雀に勧誘するファーストステップとして、「ちょっとアイスホッケーしていこうや」といって卓に慣れさせてからの「本来は麻雀というゲームができる卓で~」とつなげるのもオススメ。
麻雀ができない人もホッケーが楽しめる
収納時レビュー:たたむと邪魔にならず、しかも物掛けとしても使える
ぽけっとのメリットは、対局中だけにとどまりません。
ぽけっとは折り畳みができるタイプのマージャン卓なので対局が終わったあとは、コンパクトに収納可能。
しかも点棒移動用の穴がいい感じにリングになるので、折りたたんで面を垂直にした状態で色々とモノをかけられて便利です。
自分は、ローラー、カレンダー、コートなどをかけていますが、この物掛けとしてだけでもかなり有用。
牌や点棒入れも紐付きなので卓に掛けておくことが可能です。
収納時はモノをかけられる!
点数計算機能をつけたい人はぽけっと+デジテンボウセットにするのもあり。
手積み卓である「ぽけっと」は山積みと点数計算を自分で行わねばなりません。
しかし点数表示に関していうと、これをデジタル化することは可能です。
どうするのか、というとデジテンボウというアイテムを使います。
すると、点数移動はデジタルで行え、チップだけはぽけっと特有の落とし口からがさーといけるので全体としてグッドです。
デジテンボウ装着キットとかも売り出されているので興味がある方はぜひどうぞ!
終わりに
ここまで麻雀卓ぽけっとを実際に使ってみての感想を簡単にまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
対局に夢中になりすぎて動画とか写真を取り損ねてしまったのですが、このぽけっとという卓はかなり可能性に満ちた卓です。
例えば、麻雀卓としての用途以外にも使えたり、グレーのマットという色の新しさであったり、点棒移動がスムーズだったり。
通常点棒を投げて渡すのはバッドマナーであるとされていますが、この卓においては、点棒を投げて(滑らせて)渡すほうが効率的です。
ぜひ思いやりをもって点棒をスライドさせていきましょう。
そんな感じでスタイリッシュな手積み麻雀を楽しみたい人には非常にオススメの卓です。動画映えとかもしそう!
まあ点棒機能はおまけみたいな感じで、実際のところでいうと、収納時の薄さ(邪魔にならなさ)がすごいいいです。
値段も19,800円くらいで場所も取らないので、ハイテーブルタイプの麻雀卓を探している方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
では今日はこの辺で。よい麻雀ライフを!