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オーラス悪配牌の錬金術【アガリトップは役牌バックも辞さない!】

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トップと300点差の2着目。オーラスで和了(アガリ)トップの場面。

配牌を開く…!が、ダメ…!てんでバラバラ。

そんなときってままあるかとおもいますが、あきらめてしまうのはまだ早い。

麻雀にはオーラスにのみ許された錬金術が存在するからです。

今日は何としてでも和了したいオーラスのために、悪い配牌でできる錬金術の方法を紹介します。

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たkる

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オーラスでは悪配牌でもやれることはいろいろある

まずは全体的な話からです。

「オーラス上がりトップ!よし気合い入れていくぞ!」と思って手を開くとてんでバラバラ!

\(^o^)/ (オワタ)

みたいな時ってままあるかと。

ただ、諦めるのはまだ早いです。

仮に面前では追いつけなさそうな手でもオーラスならではの以下のような戦略があります。

  • 一手飛ばしの三色、一通など
  • 一通、チャンタ、三色の両天秤を狙う
  • 役牌バック後後付け
  • 形式聴牌
  • 他家使い、差し込み

以下ではそのそれぞれについて解説していきます。

オーラス悪配牌の錬金術!役牌バック他5つの技について

というわけでオーラス悪配牌時に使える技を紹介していきます。

オーラスの鳴き:一手飛ばしの三色や一通を先付けする

まずは、一気通貫と三色同順を用いて無理やりアガリを取りに行く方法からです。

例えば以下のような配牌

1355p18s236m西南白北

かなり厳しい手ですが、絶望するにはまだ早いです。

というのは、この手は2sか3sをツモれば一気に蘇るから。

逆に言えばそこがないと話にならない手でもありますが、2sか3sを引いたときに上がれる体制をと整えておくことが重要になります。

具体的には、2s、3sをツモるのを待ってから鳴いていては出遅れるので、2p・1m即鳴きが錬金術となります。

和了トップのような場面でこんな配牌なら一か八か2p1mは鉄鳴きで、あとから2s、3sを持ってくる可能性にかける方が効率的です。

同様に一通でも同色5種類くらいあれば一通を狙ってみるのも意外と最短だったりします。

オーラスの牌効率!一通、三色、チャンタの両天秤(ややいい手!)

続いては様々な役の受け入れを両天秤で待ち、和了確率を上げる方法についてです。

12s 346899m139p西西

例えば、こんな手はオーラスにおいては結構いい手です。

なぜならば、色々な役を同時に狙えるから。

特に一通と三色とチャンタは、悪配牌3本の矢といっても過言ではなく、3つとも狙える手はどれか和了できることが多いです。

この形なら相手に待ちを絞らせずに手を進められるので、オーラス以外でも行けるタイプの悪配牌です。

ガンガン鳴いていきましょう。

オーラスならではの役牌バック後後付け【バレバレでもOK】

続いては役牌を使って和了する方法です。

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基本的に役は先につけるものですが、役牌バックというのは聴牌時まで役牌がトイツのままで進めて、最後の出和了で役をつけるやり方のことを指します。

役牌でないほうをツモればフリテンになってしまうため、これだけでもかなりなりふり構っていない手です。

これをさらにがむしゃらにしたのが後々付けです。

後付けでは基本的に役牌がトイツの状態で手を進めますが、後々付けでは、なんと役牌が一枚の状態で他の部分を鳴くなどして、手を進めていきます。手作りの途中で何とか役牌がトイツになれば御の字というやり方。

この非常識なやり口がオーラスでは意外と有効な時もあります。

どうしようもない手は、例えば5ピンをポンなどして、真ん中から鳴くことで相手の手を分断。

相手の手を遅らせつつ、自分は危険牌を処理し、あとは役牌を持ってくる事にかけるというのも一つの手です。

トップ目の手が止まったり気を取られて他に振り込んだらラッキーだし、ラス目はかなりバレバレでも仕方なく押してきます。

また、もし2枚目の役牌がツモれなかったとしても、駄目で元もと、危険牌を処理しつつ安パイ(字牌)を抱えながら手を進めることができる後後付けはなかなか妙手です。

形式聴牌からのカウンター槍槓バック

続いては形式聴牌でプレッシャーをかけつつ、偶然役を使ってチャンスをつかむやり方です。

オーラスの点数状況によっては、必ずしも和了は必要ではないけど、流局してノーテンだと逆転されてしまうという場面は割合多いです。

具体的には、4000点以下の点差がそれにあたります。

こんなときは、とにかく聴牌だけは取っておくというのもオーラスにおいては立派な戦略です。

ライバルが聴牌していなかった場合、1人聴牌、3人聴牌なら4000点、2人聴牌なら3000点の点差を詰めることが可能となるから。

また、形式聴牌といえども、相手から見ると役があるのかないのかが分からない場合などは、形式聴牌によって相手がオリる場合もありますし、デバサイをケアして他家に振り込むこともあり得ます。

もちろんすべての役があり得ないとなる場合もありますが、それはそれで相手の警戒が溶けるのでチャンスです。

オススメなのが、形式聴牌でも攻撃の手段を残しておくこと。

具体的には、役なし聴牌で攻撃できるチャンスとして、槍槓、嶺上、海底、河底などの偶然役を狙っていくことが重要で、待ちを敢えて薄いポンカスに受けたり、嶺上が来たら狙ってみるのも一つの手です。

オーラスのラス目はなりふり構わずカンしてくることもあるので意外に槍槓などで和了できることも多いです。

形式聴牌でトップが入れ替わることもあるという実例↓

他家つかい、差し込みを狙う

オーラスにおいては自分自身が上がるという決着だけでなく、他家を利用して終局に持ち込むという選択肢も有効です。

トップ:40000点
2着:39000点
3着:11000点
4着:10000点

例えば、このような2極化したようなオーラスでは、リスクを取って自身が和了するよりも、手の軽い他家に和了してもらった方が効率的な場面も多々あります。

そのような場合、他家と一時的な協力体制となるのが有効。

このとき意識すべきことは相手の鳴きたい順番で牌を切っていくこと。

例えば、役牌をもっていてターツが愚形と良形があれば、役牌→愚形→良形の順で鳴きたいのが普通ですし、三色などで23のターツと13のターツがあれば23の方から鳴きたいものです。

オーラスにおいてはいいお引きになれるかどうかが結構重要です。

ちなみに、利害関係が一致してなんとなく共闘関係になることはルール上致し方ないことですが、ただし露骨に口に出して欲しい牌を要求したような場合、三味線となりルール違反となる場合があるので注意が必要。

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道連れ・他家妨害

自分では上がれないし、上がって欲しい他家もいない、もはやこれまでというような場面。

例えば「5000点差の2着目からリーチが入り他家はベタ降り。自分もいける手ではない。」というようなときは、邪魔ポン、邪魔チーは一つの手段です。

相手のリーチの一発を消したり、対象の相手の下家であれば対面からポンしてツモ番を飛ばしたり、海底を鳴いてずらしたりすることで、少しだけ相手の和了率を下げ、勝率を上げることができます。

まとめ!オーラスアガリトップは麻雀の実力の見せ所!

オーラスは様々な思いが錯綜するカオスな場です。

なんとか自分に有利な展開に落ちるようにいろいろ策を弄してみると意外と勝率が上がります。

オーラスが苦手という人はぜひ本記事で紹介したような内容を試してみてください。

実戦で学びたい人は動画版もどうぞ!

では今日はこの辺で。

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