本記事では麻雀の人読みについて解説します。自分実はけっこう人読みが得意なので一部紹介します。
フリー麻雀に行くと、ごく稀に牌が見えてしまうツモり方をするおじさんがいます。
そんな感じで「なくて七癖」というように、リアル麻雀では癖が原因で手を読まれることもあり得ます。
今日は、そんな癖読み(人読み)についてチェックリストをもとに解説して行きたいと思います。
目次
人読みのための癖チェックリストをつくりました!PDFダウンロードできます。
「なくて七癖」ということわざ(自分ではないと思っていても少なくとも7つくらいは癖があるものの意)があります。
麻雀では、癖で致命的なものは狙い撃ちにされる危険性があるので、たまには鏡の前で素振りをして癖を修正していくのも麻雀打ちに必要なトレーニングなのかもしれませんね。
そこでそんな相手の癖をメモしておける用の人読みチェックリストを作成しました!
以下のリンクから高画質版画像(jpg)とPDF版がダウンロードできるので、欲しい!という人はぜひどうぞ!
>高画質版人読みチェックリスト(jpg)
>PDF版人読みチェックリスト(pdf)
画像が見えていない人もいるかと思ったので以下で平文も貼っておきます。
・目線が上がるタイミング
- □聴牌時
- □役牌時(鳴きたいとき)
- □癖なし
・ツモモーションの変化
- □聴牌に変化
- □一向聴に変化(前のめり)
- □良配牌に変化
- □盲牌の難しさによる変化
・リー牌の法則
- □萬筒ソウの順番が固定
- □色ごと右上がりで固定
- □色ごと左上がりで固定
- □上下整列をする
- □字牌右固めをする
- □待ちを内側に隠す
・鳴きの癖
- □鳴く牌を移動する
- □鳴く牌を一部移動する
- □鳴く牌を移動しない
・ベタオリ
- □現物を使う
- □筋を使う
- □序盤の外側を使う
- □ワンチャンスを使う
- □ターツエリア読み(安全筋と危険筋)ができる
- □対子落としを使う
- □鳴きへのケアを使う
- □筋カウントを使う
・押し引き
- □後手ベタオリ
- □聴牌で押し
- □イーシャンテンで押してくる
- □安牌2枚以下で押し
- □点差によってゼンツ
- □常にゼンツ
・リーチの傾向
- □愚系1300即リーチ
- □愚系2600即リーチ
- □聴牌即リー傾向
- □良形まで待ってリーチ
- □ダマテンを使ってくる
- □フリテンリーチしてくる
- □リーチの勢いと手の良し悪しの関連
・手作り
- □愚形残しがち(125で5を切る)
- □良形狙いがち(125で12を切る)
- □全開に受けがち
- □字牌残しがち
- □完全イーシャンテンで安牌を持つ
- □シャンテン戻ししてくる
- □両面固定、ヘッドレスになりやすい
- □(役の)決め打ち傾向が高い
- □2鳴きを使うか
- □三味線を使ってくるか
・打牌傾向(役)
- □国士無双を狙いやすい
- □染め手を狙いやすい
- □七対子を狙いやすい
- □一通、三色の鳴きを使用するか
- □嶺上開花に思い入れはあるか
- □役牌バックを使用するか
- □ケイテンを取ってくるか
- □ブラフを使ってくるか
- □一発消し、海底ずらしを使ってくるか
・牌効率
- □ほぼミスなし
- □中張牌の孤立牌を切りがち
- □フリテンになりがち
- □鳴きが少ない
- □チートイは山読みより字牌
- □聴牌が遅い
- □染め手はノータイムか
・字牌切り順
- □オタ→役→自風
- □1枚切れを優先で落とす
- □孤立字牌は序盤に適当にきる
- □役牌ひっぱり気味
・弱点
- □レートアップに弱い
- □煽りに弱い
- □理不尽な展開に弱い
- □打点が低い
- □スタミナ不足
- □牌をこぼしがち
- □少牌しがち
- □ツモ牌見える
- □ベタオリが雑
- □負けてくると安手を上がれなくなる
- □点数計算できない
- □鳴き忘れる(打牌スピードが速いとついていけない)
- □牌効率が弱い(聴牌スピードが遅い)
- □鳴きが下手(遠くて安い鳴き)
- □守備的すぎる
- □サンマが打てない、または弱い
人読みで見ている項目はこんなところなんです。
ただ、具体例も欲しいかなと思ったので、以下では表題の「ツモ見えるおじさん」を例にとって対応の仕方を学んでいきましょう。
人読みの具体例。表題のツモり方で牌見えちゃうおじさんとは(フリーでたまにいる)
その名の通り、ツモ牌が見えてしまうツモり方をするおじさん(別におじさんじゃなくてもいいけどもおじさん~おじいさんに多い)のことです。
具体的には、あまりにも力を込めたツモりかたをした結果、手元で牌を確認するときの角度が左向きになってしまい、上家側からツモ牌が見えてしまっている人を指します。
野球とかだとサインを盗み見るのはずるいとされますが、麻雀は表情や手牌の入れ方なども情報源として利用するのが一般的なため、この癖はねらい目となります。
ツモり方で牌見えるおじさんとの戦い方!理牌読みと狙い撃ちのコツ
では本題に入りまして、ツモ見えるおじさんとの戦い方について解説していきます。
ポイントは2点。
- 見えるがゆえにキャパオーバーに陥らないようにすること
- 鳴きなど覚えやすいときを狙う
それぞれ解説していきます。
陥りやすいミスはすべてを覚えようとして自滅
というのが陥りやすいミスです。
これをやっていいのは上級者だけです。
記憶力が発達していない雀士がこれをやると、逆に他への意識がおろそかになり、自分の手組みを間違えてしまったりします。
なので、キャパを超えてすべて覚えるのは得策ではありません。
まあ、通常時はゆるりと確認しておいて、壁になったなーとか、入り目これかーとかその程度をピンポイントで覚えておくとよいです。
失敗例↓
狙いどころは鳴きを仕掛けたとき
では、狙いどころとなるのはどんな場面なのか。
結論から言えば鳴き手です。
下家から鳴きが入るたびに覚えるべき牌の数は少なくなり、それにより覚えた牌の重要性は高まります。
例えば、もし裸単騎での手替わりを確認できれば、完全に1点読みができますし、そこまでいかなくとも鳴いて手が短くなった状態で入り目が分かればだいぶ手が透けてきます。
なので、ツモ見えるおじさんが鳴きをいれたら、面前時よりも注意を向けるようにしましょう。
染め手もねらい目!入れ目を見抜こう
また、鳴き手の中でもねらい目となるのは染め手です。
染め手の場合、牌の種類が1色(ホンイツなら1色+字牌)となるため、理牌(手牌の並び替え)が単調になる傾向があります。
なので、例えば7ピンが一番右に入れば、8ピン、9ピンはないな!とか、染めている色の牌が出てから字牌が手に入ったから、この字牌は持っているな、とかそういう感じで読みを進めていくことができます。
2鳴き、3鳴きと牌が減ってくれば、一点読みも可能です。
その他一点読みしやすいタイミングまとめ↓
終わりに。人読みのおすすめ麻雀本も紹介しておく!
最後に、そういった相手の癖を読むことに特化した麻雀本として以下の1冊を紹介しておきます。
「リーチ後の赤が悔しそうならその色は通る」など実戦で使える黄泉の基礎がいろいろ書かれています。顔に出やすい人などは読んでみると学びがあるはず。
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では今日はこの辺で。よい麻雀ライフを!
麻雀がもっと強くなりたい人へ。
当サイトでは麻雀戦術の細かいところを解説しています。
基礎のベタオリ、牌効率などから、やや上級のスライド読み、差し込みのコツなど色々です。
よければ見ていってください。
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