本記事では、表情から手牌を読む方法を解説します。
麻雀中、自分の表情マネジメントにどのくらい気を使っていますでしょうか。
麻雀は相手との距離が近いメンタルなスポーツです。
しかも対局も長時間にわたることも多いため、打牌に気を使うのと同様に、表情にも気を使っていく必要があります。
今日は、表情が読まれやすいポイントを列挙しつつ、表情読みされない感情の守備を学んでいきましょう。
目次
【前提】あなたの表情は読まれている
まず前提ですが、麻雀中、良くも悪くもあなたの表情は読まれています。
リアル麻雀の方がネット麻雀よりも情報が得やすく読みやすい、と感じる人は多いのではないでしょうか。
あれは、表情や空気感といったようなリアルな情報が読み取れられることで得られる情報量が多いため発生する現象です。
なので初心者と戦う時ほど多くの情報を卓上から読み取れますが、上級者と戦う時はリアルでもあんまり情報が得られなかったりします。
じゃあ、何が違うのか、というと表情マネジメントです。
表情やモーションを読まれないようにする5つのポイント
では実際にどんなところから情報が読まれるのか。
よくあるパターンを見ていきましょう。
表情+打牌モーションが読まれやすいところとしては以下のような場面があります。
・ダマ聴牌しているとき
・リーチ後上がり牌と似た牌をツモったとき
・配牌時(悪配牌時と好配牌時)
・鳴きたい牌がある時
・清一色で形が難しい時
これらの場面は、「この場面なら大体こうなる人が多い」みたいなセオリーが確立しており、読まれやすいポイントとなりますのでケアが必要です。
では以下でそれぞれ見ていきましょう。
ダマ聴牌しているとき
まずは役ありダマで聴牌している時です。せっかくダマにしているんだから聴牌を読まれたくはないですよね。
ここで注意すべきは、聴牌前とのギャップです。
具体的には、聴牌するまでは自分の手牌しか見ていなかったのに、急に相手の捨て牌が切られるたびにチラチラ見るとか、ツモモーションがシャンテン数が進むかどうか判断するモーションから、上がり牌かどうかを判断するモーションに変化してしまう、などが要注意ポイントとなります。
その他の注意点↓
リーチ後上がり牌と似た牌をツモったとき
続いてはリーチ後のツモモーションです。
リーチ後はツモって切るだけなので読まれようがないのでは?と思うかもですが、注意すべき点が2点あります。
1点目は自分の捨て牌の待ちの部分ばかり見ることで、これをやると待ちの色が読まれたりするリスクがあります。
じゃあ、手牌を見ないようにして場だけ見ていればいいという話になるんですが、そうなると自分の上がり牌をちょっと忘れてしまうこともあり得ます。
そうなると2点目ですが、上がり牌と似た牌(3pが上がり牌で3sをツモるとか4pをツモる)をツモったときに、ちょっとピクッとなってしまい、そこから読まれるリスクが発生します。
なので、記憶力に自信のない人は、手牌全体を満遍なく眺めつつ、ツモった牌に反応しないように注意しましょう。
配牌時(悪配牌時と好配牌時)
3つ目のチェックポイントは配牌時です。
配牌が良いか悪いかは表情から割と読まれることもありますし、表情に出なくてもモーションから読まれることもあります。
ありがちなケースとしては以下の通り。
・好配牌・・・手牌を整える際、入れ替えが激しい。第一打までに時間がかかる(親の場合)
・悪配牌・・・手牌の不要牌が右に寄り、右側か真ん中辺から第一打が切られる
配牌の良し悪しが読まれると、相手が強気で攻めてこられたり、きっちりおりられてしまったりもするので、隠す技術は重要です。
鳴きたい牌がある時
続いては鳴きたい牌があるときです。
多いパターンとしては役牌が鳴きたいときなどに、場をチラチラと見たり近い牌(西が鳴きたいときに東が切られた)が切られたときに反応してしまう、などがあります。
これをやってしまうと「あ、この人役牌持ってるな!タンヤオっぽい捨て牌だけど役牌絞ろう!」となってしまうことにもなりかねないので要注意です。
清一色で形が難しい時
続いては清一色系です。
面前で清一色(メンチン)をやっているときなどは、手がごちゃごちゃしてよくわからなくなることが多いです。
しかし、清一色系の捨て牌でしかも打牌に時間をかけてしまうと清一色がバレバレとなってしまいます。
捨て牌だけだとそこまで読まれない(七対子なのか、ただ手がいいのか、となることもある)ですが、打牌ペースが落ちると読まれがちです。
対策としては、清一色力を高めるトレーニングをして素早く判断できるようにすることが重要で、バンブー麻雀やメンチン何切るがおすすめ。
終わりに
ここまで表情+モーションが読まれやすいポイントについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
麻雀打ちは打牌には細心の注意を払いますが、自分の表情についてはマネジメントがおろそかになりがちな傾向があります。
完全に表情を殺して打つのは楽しくないという人もいるかもですが、重要な場面ではしっかりケアしていくようにしましょう。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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