麻雀打ちとして長く活動していると、仕事上で利害関係が発生する相手との対局という難しい局面に直面することもあるかと思います。
そんなときには、ただ勝てばいいという普段の麻雀とは異なり、気を遣いながら相手に気持ちよく打ってもらいつつ勝利することが必要となります。
今日は、接待麻雀で重要な、相手をイラつかせずに打つ方法について学んでいきましょう。
接待麻雀とは何か
接待麻雀というのは、接待の場として用いられる麻雀を指します。
仕事の取引先の担当者が麻雀好きな場合などに、メンツを集めて、ヨイショしながら、気持ちよく勝ってもらって取引を有利に進めようという魂胆がある場合が多いです。
まあ、そこまで厳密でなくて、普通に仕事上知り合った人と共通の趣味(麻雀)が見つかり、今度打ちますか!となって打つ場合も、広義の意味では接待麻雀になるのかなと思います。
接待麻雀は、ただ勝つだけでなく、相手に気持ちよく打ってもらうという点が重要となるのが特徴で、そのための手法を以下で紹介していきたいと思います。
接待麻雀のポイント
接待麻雀で重要となるポイントは、相手に気持ちよく打ってもらうこと。
そのためには相手の望みを理解することが重要です。
もし相手が
というような相手であれば負けてあげるほかないですが、
とか
という相手であれば、手を抜くのは逆に失礼に当たります。
前者の人はあんまり麻雀打ちには少ない(確率のゲームなので常勝は難しいため)ので、ここでは後者の人を接待する場合についてポイントを紹介していきたいと思います。
個人的に重要かなと思うのは以下の5点です。
- マナーよく打つ
- スピードは相手に合わせる
- ツボを押さえた褒め方
- 地味に勝って派手に負ける
- お土産を持っていく
それぞれ説明していきます。
マナーよく打つ
まず、マナーよく打つことが重要です。
特に強打や長考、ボヤキなどは人によっては気になるという人もいるので、なるべくしないように注意しましょう。
他にも小手返しや和了批判、腰を使った動きなども注意。
逆に、相手が特にマナーに厳しくない場合は、取り立ててとがめたりするのはやめておいたほうが無難です。
スピードは相手に合わせる
続いては打牌スピードです。
打牌スピードは基本的に遅くなければそれでよいですが、相手が麻雀にそこまで詳しくなくて、打牌スピードが速くない場合などは、こちらも少しスピードを落とすのがよいかなと思います。
(あんまりにも早くターンが回ってくると逆にプレッシャーとなってしまうため)
逆に自分のほうが遅い場合は、正確度を下げてでも相手にスピードを合わせましょう。
ツボを押さえた褒め方
続いては対局中の会話についてです。
おしゃべり好きな打ち手が相手であれば、対局中も話していけばよいですが、もし相手が対局に集中したいタイプの人の場合は、打牌中は黙って打ち、和了後にツボを押さえた褒めを入れていくのは重要です。
このツボを押さえた褒めというのが意外と難しいですが、基本スタンスは自分の和了は運、相手の和了は実力として考えるといい感じになります。
例えば、自分が一発ツモをした場合は
というような感じに謙虚に行き、相手がツモったときは
というような相手の引きの強さを褒めるのも手です。
ただ、このときにツイてますねというと運だけ感が出てしまうので、あくまで相手が自力で引いた感じを出す表現、鬼引き、剛腕、などを使う方が無難。
地味に勝って派手に負ける
麻雀好きな人であっても、負けが込んできたりすると機嫌が悪くなってしまう、という人もいるかと思います。
これはある種仕方のないことかもしれませんが、少しでも気持ちよく打ってもらうためのコツとして、自分の勝ちを小さく見せて、自分の負けを大きく見せるというのは一つの手です。
例えば、自分が振り込んだ時は
みたいな派手なリアクションをしつつ、和了したときはさりげなくスッと精算を済ませて相手の記憶に残らないようにする。
これを繰り返すと点数的には勝っていても、そんなに勝っている感が出ないのでオススメです。
お土産を忘れるな
接待麻雀ではお土産を用意していくことも重要です。
これはカジノなどでもよく使っている手法ですが、たとえ大勝ちしてしまった場合でも、お土産を渡すことで元を取った感を醸し出すのです。
カジノの場合は、ハイローラーと呼ばれるVIPに対しては、ホテルのスイートルームや最高級の食事を全て無料にするなどして、仮に負けても旅を楽しんでまた来てもらおうという策を取っています。
これと同じように、接待麻雀においても大負けしたクライアントに対し、最後にちょっと高級そうなお土産を渡すことで負けた感を打ち消すという手法は有効です。
個人的にオススメかなと思うのは以下のお酒。
Amazon:雀士の風 中 芋焼酎 720ml
麻雀好きなら思わず嬉しくなるようなデザインです。
その他オススメのお土産については以下の記事にまとめているのでよければ参考にしてください。
◆参考記事
終わりに
接待麻雀はいろいろと気を遣うことはあるかと思いますが、それでも相手も麻雀好き。
やはり楽しく打つことが大切なのかなと思います。
気を遣いつつも真剣勝負で、好敵手みたいな感じで認められると、麻雀もビジネスもうまく行くこと間違いなしです!
ではまた。良い麻雀ライフを!