本記事では、「麻雀の捨て牌読み」について解説します。リーチがかかってからのベタオリと重複する部分もありますが、それ以外の場面についてもざっくり読む技をお話しします。
中級者以上はみんなやっていることで、できるとちょっとだけ「運がよく」なります。
ではみていきましょう。
麻雀の捨て牌読みの分類
麻雀の捨て牌読みは大きく3種類に分かれます。
- 相手の狙い役を見極める
- 相手の待ちを見極める
- 相手の手の進行速度を見極める
もっと細かくいうと、「相手の手にいない=山にいる牌」を見極めるとか、ピンポイントで「対子落とし」「ターツ落とし」を見極めるみたいなのもありますが、今回は省略します。
知りたい方は以下の記事を見てください↓
ではそれぞれ見ていきます。
相手の狙い役を見極める捨て牌読みのコツ
まずはもっとも簡単なところで、「相手の狙い役を見極める捨て牌読み」です。
前提として、麻雀の主な役を知っている必要があります。
これは、相手が捨てている牌に偏りがあった場合に使える戦術で、相手が捨てていない牌で作れる(or作りやすい)役は何か?と考えていきます。
例えば、本来であれば必要そうなはずの3〜7の牌が序盤から切られまくっていたら、それらを使わない役として、チャンタ系や国士無双などを狙っているな・・と読むことができますね。
読みやすい役としては以下の通り。
- メンタンピン(てなり)系・・字牌→1、9→2、8→3〜7と出てくる
- 染め手系・・マンズ、筒子、ソウズのうち1種類だけ出てこない。また字牌も遅めに出る
- 七対子系・・4、6が切られがち。同じ牌が2枚目、3枚目になった瞬間に合わせて手出しが入りやすい
手作りとしてのコース分けは以下のパターンが多いので、その逆算ですね。
また、鳴き読みと合わせて行うとより効果的です。
相手の待ちを見極める捨て牌読み
続いては相手の待ちを見極める捨て牌読みです。これは主にリーチに対する捨て牌読みと一致します。
コツは以下の通り。
- 相手が捨てている牌は絶対大丈夫!
- 筋になっている牌(6が切れている場合の3、9)は比較的安全
- 序盤に捨てられている牌の外側(2が早い場合の1など)は比較的安全
根拠としては、自分が手を作る場合の牌効率の逆順を辿る感じで、112、223とあって2はそんなに早く切らないよねとかそんな読みをしていきます。
図にするとこんな感じ↓
具体的な話は以下の記事をどうぞ。
【麻雀のベタオリとは?】リーチを受ける方法と放銃率の下げ方、配牌オリもあり【初心者講座7】
相手の手の進行速度を見極める捨て牌読み
続いては「相手の手の進行速度を見極める捨て牌読み」です。
これがもっとも抽象的で難しいところですが、トッププロなどは相手の手の速さをなんとなく察知して、誰を優先的にマークするか、また、自分の手をどこまで広げるか(安牌をどれだけ持つか)を決めていると言われています。
今回は初級編なので、ざっくりした話だけ申しますと以下のような感じ。
◆手が早そうな人の捨て牌
- 字牌や1、9を切った後、比較的早い順目で3〜7などが手出しで出てくる
- ツモ切りが多い
- 役牌が早めに切られる
◆手が遅そうな人の捨て牌
- 2、8が最初に出て、次に字牌が出る
- オタ風→役牌の順番
- 3〜7牌をバラ切り
対局する中でパターンを覚えていきましょう!
終わりに
以上が捨て牌読みの基礎でした。
漫画のような一点読みで相手の待ちを当てる!みたいなのはイカサマなしではほぼ無理です。
地道に少しずつ情報を集める泥臭い探偵みたいなことをしていく必要があります。
ただ、得られる情報が増えてくると、何かのおりにピタッと一点で読めるタイミングや、放銃を回避したりができ、1つ上のレベルに行けるようになります。
ぜひ捨て牌読みを学んでいきましょう。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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基礎のベタオリ、牌効率などから、やや上級のスライド読み、差し込みのコツなど色々です。
よければ見ていってください。
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