本記事では麻雀における手役読みについて解説していきます。
重要なので初中級者の方はぜひ参考にしてください。
対象読者:天鳳四段以下、雀魂雀豪以下
鳴きの有無を図にするとこう(@OHitsu999さん作)↓
動画版も作りました↓
目次
手役読みとは?鳴きに対するベタオリです
まずは手役読みとは何かという話を簡単に説明します。
手役読みとは、相手の鳴きに対し、どの役を狙っているのかを特定し、その役の必要牌を切らないようにするという方法です。
門前(鳴きなし時)はなんでもリーチをかけられてしまうため、役を絞る意味はあまりありませんが、鳴きの場合はリーチが使えないため、必ず手牌に応じた手役が存在します。
なので、それを読み切れば現物、筋などのアンパイだけでなく、役に関係ない牌を安全に切り出していくことができるのです。
- 門前の場合、どうせリーチされるから読んでもあんまり意味ない
- 鳴きの場合、リーチされないので役を読む効果が大きい
手役読みは絞り込むことができる
では手役読みとはどのように行うのか。
以下のステップによって行います。
- 鳴き1つが入ったら鳴きありの役をざっくり警戒
- 鳴き2つ入ったらその状態からでも狙える役のみを警戒
鳴きが1つ入った状態だと、狙える役は以下の通りになります。
門前の場合に比べ、灰色の役が減ったことで半分程度に絞れていることがわかります。
しかし、この状態ではまだ役を完全に絞ることはできません。
なので、1鳴き時にはざっくり全ての可能性を考えておき、2つ目の鳴きが入った時点で手役読みを使用していきましょう。
- 1鳴きは鳴き全般をざっくりと
- 2鳴き時に役を絞り込む
手役読みの実例問題!
という訳でここからは2つ鳴きが入った時点での手役読みの実例をいくつか紹介します。
パターンで覚えてしまうのもお勧めです。
- 鳴きの種類によって狙い役は絞れる
- ほぼ全てのケースで役牌の可能性は残るので、残りの役牌数は把握しよう
2〜8の鳴き(タンヤオ)
まずは2〜8のタンヤオ牌の鳴きが2つ入った形です。
この形の場合、よくあるのはタンヤオです。
7〜8割くらいはタンヤオと言っても過言ではないですが、役牌の可能性も残っているという点に注意しましょう。
>>タンヤオの詳細
同じ色の鳴き(ホンイツ、清一色)
続いては
- ソウズと字牌
- ピンズとピンズ
というように同じ色の鳴きが2つ続いた場合です。
この場合は、ホンイツや清一色などの染め手系役が濃厚となります。
染め手系は打点が高いので、これ以上鳴かれないようにその色を切らない(絞る)という戦略も効果的です。
ポン2つ(トイトイ)
続いてはポンが2つ入った形です。
このケースで警戒すべきは役牌、トイトイです。
ぱっと見はトイトイっぽいのですが、役牌バックの可能性もそこそこあります。
また、上のケースでは違いますが、
字牌のポン、ソウズのポン
などの場合ではホンイツへの警戒も必要です。
1、9、字牌絡みの鳴き(チャンタ)
続いては1、9、字牌の鳴きです。
この場合はチャンタ、ジュンチャンなどのチャンタ系役への警戒が必要です。
ただ、実はこの形の仕掛けは三色や一通、(そしてこれはいつもですが)役牌の可能性もあります。
合わせて考慮してチャンタ系に決めつけないように注意しましょう。
タンヤオとチャンタが共に消えるチー(三色、一通)
続いては最初の鳴きがヤオチュー牌、次の鳴きがタンヤオ牌というような形です。
この場合、ぱっと見で役が見えてこないこともあるかと思います。
このケースでの狙い役としては、偶然役を除くと
役牌、三色同順、一気通貫
などが主となります。
一通と三色はそれぞれ関連牌が4枚切れると狙えなくなるため、関連牌の動向に気を配りましょう。
一通が否定される形
先程の形と似ているのですが、チーの鳴きが123、456、789でない場合には、一気通貫が否定されます。
これにより狙い役は三色か役牌にほぼ絞ることができ、このくらいになると一点読みも可能です。
(逆にいうとこういう鳴きはほぼ読まれるので注意)
まとめ。鳴き読みを駆使して放銃率を下げよう!
これが全てではないのですが、こんな感じが鳴き読みの基礎でした。
これを知ってるか知らないかで鳴きに対する放銃率(ロンされる割合)が大きく異なるのでぜひマスターしていきましょう。
またさらに鳴き読みを極めたい人は
鳴き読み本
を読んでみるのもお勧めです。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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