本記事では、主に麻雀で使用される「デバサイ」とかいう初見殺しワードの意味を解説していきます。
結論だけ言うと「出場所最高(でばしょさいこう)」の略称です。
デバサイとは?出場所最高を意味する麻雀用語です。
まずはデバサイについて意味を解説します。
デバサイという言葉単体でいうと、「出場所最高(デバショサイコウ)」の略称で、それぞれの頭を取りデバサイといいます。
例えば、オーラスでロンアガリをした人が
とか言うような場面。麻雀マンガとかでよく出てきますね。
この意味を解説すると、「アガリ牌が出た人がちょうどトップで、直接ロンしたことで逆転することができました」という意味です。
もっと具体的に言うと、
トップと1万点差で、5200点を出アガリ(ロン)した場合
などに使います。
(この場合、トップ以外からなら逆転できませんのでデバサイが効果を発揮しています)
あくまでも出る場所が最高だったときのみに使うので、基本はロンのみに使います。
ツモって逆転したときに
というと、
となるので注意しましょう。
デバサイは、絶好の相手からロンして逆転した場合に使う。ツモには使わない。
デバサイの使い方!山越しや迷彩を駆使しよう
このデバサイを実戦で決めるためのコツを解説します。
デバサイをされる側はトップで守りに入っていることが多いので、ふつうにリーチをしてはなかなか当たり牌を出してくれません。
そこでちょっとコツがありまして、ポイントは3点です。
ダマテン
迷彩
山越し
それぞれ簡単に解説します。
ダマテン
まずは聴牌してもリーチをかけないダマテン(ヤミテン)です。
リーチをすると確実に聴牌をしているのがバレてしまうため、デバサイ相手にベタオリ(回避)をされてしまいます。
それを避けるためにダマテンを選択しましょう。
実際「女流プロ麻雀日本シリーズ2023〜決勝戦〜」では、仲田選手はオーラスでヤミテンを選択し、デバサイを決めて優勝を勝ち取りました↓
南4局 仲田にピンフのみテンパイ。 ※瑞原から直撃OK、ツモは点数足りず。 難しい判断も仲田の選択はヤミテンへ。 一度見逃して入れてから瑞原から直撃に成功! この瞬間 女流プロ麻雀日本シリーズ2023優勝は 仲田加南プロ! 強引さと繊細さが光りました!! #女流プロ麻雀日本シリーズ2023 #決勝戦
引用元:日本プロ麻雀連盟Twitter
迷彩
1つ目の戦略は有効ですが、場合によっては逆転に必要な点数が足りないなどの理由で、リーチをかけざるを得ないこともあるかと・・。
そんなときにリーチをしていても相手からロンを狙う戦術が迷彩です。
迷彩とは、捨て牌を使ってミスリードを誘うことを指します。
つまり自分の待ちが萬子の1-4なのに敢えて2を序盤に切ったりとか、ホンイツっぽい捨て牌だけど別の色で待っているとかそんな感じのやつです。
相手が手を少し読める人のときに有効な戦術といえます。
山越し
3つ目の戦術は山越しです。
山越しとはデバサイ相手以外から出たロン牌をスルーし、
「あ、これは通るんだ・・」
と思って同じ牌を併せてきたデバサイ相手からロンをするという高等戦術です。
山越しを行う上で重要なのがポジションで、フリテンを避けるために自分のツモ番を挟む必要があります。
つまり見逃す相手は対面か北家、デバサイしたい相手が下家(自分の右側)にいると最高です。
その他にも相手の捨て牌が読める場面はいくつもあるので、そんな場面で待ちを併せていくのも有効と言えます。
デバサイは出場所最悪の意味も兼ねるか?
こっからはどうでもいい話なんですが、デバサイという言葉って、実は略し方的に出場所がサイコーなのかサイアクなのかが分かりにくいんです。
バブル時代の略語で、
- ちょべりぐ(超ベリーグッド)
- ちょべりば(超ベリーバッド)
というのがありますが、こっちの方が明確だなと思います。
デバサイという言葉だと
なのか
なのかを直感的に判断しにくいなと。
ただ、これは後者のみを指すことが多いです。
立場が逆で、
デバサイ(相手にとっての最高)を喰らって逆転された
と表現することはありますが、デバサイを出場所最悪の意味で使うことはありません。
終わり!デバサイと合わせて使いたい麻雀用語
ここまでデバサイという言葉について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
オーラスなどで意外と便利な言葉なので「直撃条件満貫、ツモなら跳満かー」みたいなのを「デバサイで満貫!」みたいに短縮できます。
合わせて使いたい言葉としては、
- 和了止め(あがりやめ)・・・オーラスの親がトップではないけど上がってその半荘を終了宣言すること
- 山越し(やまごし)・・・デバサイするために上家から出たあたり牌を見逃して、下家から上がること。
などです。
ぜひ使ってみてください。
では今日はこの辺で。よい麻雀ライフを!
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