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頭(トイツ)がない!?ヘッドレスを解消する方法【牌効率のロスをなくす山読み】

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麻雀においてはしばしば「アタマのない(ヘッドレス)状態」に陥ることがあるかと思います。

具体的には以下のような形です。

こうなると聴牌しても即リーチ!とは行きづらく、アタマを探さないといけないので一手遅れになりがち

このヘッドレス形はどうしてもそうなるときもありますが、牌効率や山読みにより回避できるものも多いです。

そこで今日は、ヘッドレスにならないための打ち筋のコツを牌効率と山読みの視点から解説していきます。

この記事の著者
たkる

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そもそもヘッドレスになるケースとは

まずはヘッドレスになるケースというのはどんな場面があるのか、というのを簡単に見ていきましょう。

2つあります。

鳴きによるヘッドレス

よくあるのは、こんな感じで順子ターツはたくさんあるけどアタマがないというケース。

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上記のような手牌で例えば中を鳴くと、アタマがないまま聴牌してしまう!ということになりがちです。

この場合は孤立牌を如何に重ねられるか、がカギとなります。

例えばこのように8ピンを引いてきた場合には頭ができるので役牌の中を鳴いても頭がなくなりません。

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今度は中を鳴いても大丈夫↓

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両面固定によるヘッドレス

あるいは、以下のような形で、両面固定をすることによってヘッドレスになるケースもあります。

445p234s12345778m
(5p、8mを切ればアタマ固定、4p、7mをきると両面固定となる)

これに関しては、基本はアタマ固定が正着です。

ただ、たまーに両面を固定する打ち筋の人もいてそういう人はヘッドレスになりがちです。

他にもちょっと変わり種としては、七対子は常にヘッドレスですね。

以下ではそんな感じでヘッドレスになるケースについて対策をそれぞれ見ていきたいと思います。

ヘッドレスにならない牌効率の基本「アタマ固定」

ではそれぞれ解説します。

まず一つ目としては、アタマ固定をしなかった場合についての話です。

ヘッドレスになるパターンとしては、牌効率上のミスによるというところが多いです。

もちろん山読みが当たった外れたとか、どう頑張ってもヘッドレスを避けられない、みたいなケースはありますが、そこは抜きにしても平面の何切るがミスっていて、それによってヘッドレスに陥っているケースはわりとよくあります。

よくあるケースとしては両面両面の形のときに、アタマを固定しない人。

これはヘッドレスになりやすく、割と多いパターンなのでこのケースを見ていきます。

具体的にはこんな手、ここで何を切るかが重要です。

334778m 234p 23789s

ここは正しくは4mか8mを切ってアタマ固定をするところですが、3sとか7mを切る人がたまにいて、そうすると約50%の確率でヘッドレスになります。

◆ヘッドレスになるイメージ

34778m 234p 23789s
(3m切りで6-9mを引くとヘッドレス)

33478 234p 23789s
(7m切りで2-5mを引くとヘッドレス)

これは単純に牌効率を修正すれば直る話なので簡単ですね!

ぶっちゃけ両面両面の形だと当たり前すぎてアタマを固定しない人はほぼいないと思いますが、愚形が絡んだ時はやや難しいので注意しましょう。

ヘッドレスにならない山読みの基本「孤立牌は山にいる牌を残す」

続いては山読みについて。

上のケースではすでに聴牌が近くて不要牌がほとんど存在しないケースを見てきました。

しかし、実際にはアタマは配牌から聴牌するまでのいずれかの巡目にできればいいわけで、何もイーシャンテンから慌てて作る必要はありません。

そこで以下では、不要牌の重ね方、山読みのコツを紹介します。

山読みすべき牌としては、

序盤:字牌、1,9牌
中盤:ターツ

となります。それぞれ解説していきます。

序盤にヤオチュー牌を重ねる山読み

まずは序盤の字牌の山読みですが、これは他の人の切った牌から判断していきます。

字牌の切り順というのはある程度論理的に決まるところがあって、例えば東場の南家であれば、以下のどちらかの切り順になります。

◆役牌が欲しい場合

西(オタ風)⇒北(オタ風)⇒東(場風)⇒三元牌⇒南(自風)

◆役牌が要らない場合

東(場風)⇒三元牌⇒南(自風)⇒西(オタ風)⇒北(オタ風)

同じオタ風同士でもなぜ西を先に切るか、というと順番を飛ばされないためで、三元牌より場風を先に切るのは親のダブロン警戒です。

そんな感じで各プレイヤーごとに切り順がある程度予測がつくので、

「東家が自風の「東」を切ってきたということは三元牌はもっていないな・・・」

みたいな感じで、それをもって山読みが可能となります。

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中盤でターツを重ねる山読み

続いては不要牌はあらかた切り終えてターツが5つあるけど、アタマがないというケース。

これは場に安い色とそうでない色を見極めることで山読みを行います。

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これは単純で、場にたくさん切られているエリアは山にいることが多く、場にまったくいないエリアは誰かの手に埋まっていることが多いです。

もちろん場に4枚切られた牌を山から引いてくることはできませんが、その周りの牌は山にいそうな牌となります。

例えば、ソウズがみんなばーっと切っているような場で、自分の手に45というソウズのターツがあるけど、3と6は5枚くらい切れてしまっている・・(でも45は1枚ずつしか切れていない)

みたいなケースでは、ソウズの45のターツは両面ターツとしては微妙ですが、アタマ候補としては優秀です。

「最悪単騎待ちでも打ち取れる可能性は高いので残しておこう・・」

みたいな読みも効果的かなと思います。

まとめると、最終形のターツとしては微妙でも、アタマ候補としては優秀なターツ(あるいはターツの構成牌一部のみ)があるので、それを意識しましょう。

終盤のヘッドレス解消の応用技「鳴ける形を残す」

3つ目は終盤のヘッドレス解消法です。

これはレアケースな番外編となりますが、終盤ではとにかく鳴きを駆使してでも形式聴牌を取ることが重要。

ヘッドレスの場合でも鳴きやすい形を残しておくのがオススメです。

例えば7789みたいな形は7をチーしてヘッドを生み出すことができたりします。

もし7単騎だった場合、チーして別の安全パイを切り・・・みたいな安全策も取れます。

他にも24556みたいな形も3も5も鳴けてヘッドレスが解消しやすい形と言えます。

小技ですが覚えておくと便利です。

番外編:ヘッドレスにならない黄金の形(ウィング)

ちなみに両面固定してもヘッドレスにならない形というのが存在します。

色々あるんですが、割とよくある形で個人的に好きなものとして以下の形を紹介します。

34456778

これです。

この形は、4をアタマとしてみれば69待ち、7をアタマとしてみれば25待ちとなるため、どっちが入ってもアタマができるんです。

意外と便利な形なので是非覚えておきましょう。

ウィングというらしいです↓

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終わりに。ヘッドレス解消ノウハウはそのまま最終形単騎リーチ判断に使える!

ここまでヘッドレス解消の基礎理論について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

麻雀ではどうしてもヘッドレスになることもありますが、ヘッドレス解消のコツを知っているとその確率はかなり低くなるのでおすすめです。

また、アタマを作りやすい場所というのは最終形の単騎としてもかなり優秀なので、ヘッドレス解消のノウハウはそのまま最終形単騎判断にも応用できます。

アタマは麻雀のすべてのアガリにおいて唯一絶対必要な部分です。(国司や七対子でもいる)

ぜひマスターして勝率を高めていきましょう。

ではまた。良い麻雀ライフを!

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