麻雀本

【感想】『傀に学ぶ! 麻雀強者の0秒思考』中級者以上の新しいむこうぶちの読み方とは?

土曜日。

休日ということで、遅めの起床からの昼食を狩りに、何となく家を出て近所の本屋に立ち寄ったところ、最寄りの本屋で『傀に学ぶ! 麻雀強者の0秒思考』を発見する。

近代麻雀に連載中のコラムを書籍化したものなので、前々から着目している作品ではあったので即購入。

昼飯前に軽く読んでみました。

以下簡単な感想レビューとなります。

『傀に学ぶ! 麻雀強者の0秒思考』とは何か

『傀に学ぶ! 麻雀強者の0秒思考』という作品の概要について簡単に説明します。


麻雀強者の0秒思考 (近代麻雀戦術シリーズ)

この本は、近代麻雀において連載中のコラム「傀に学ぶ!麻雀強者の0秒思考」というコラムを書籍化したもの。

もちろんそのまま書籍化しただけというわけではなく、中級編、上級編、特殊戦術編と再構成し、かつ雀荘コラムなども加筆されています。

著者は『ゼロ秒思考の麻雀』の著作で知られるZEROさん。天鳳10段の強豪プレイヤーとして知られています。

本書の内容としては、漫画『むこうぶち』とのコラボで、むこうぶちの傀さんの打ち筋の中から重要なものを抜き出して、それにゼロさんが解説を加えていくというもの。

この選び方がけっこう渋いところをチョイスしていて、むこうぶちの決め台詞の「ご無礼」が出るようなところよりも、その前段でさらっと300-500を和了したときの捨て牌とか、雀荘のマスターとかが後ろでみて「なるほど、こっちのほうが受けが広いな」とか言ってるような場面が多いです。

なので、むこうぶちを全巻読破した自分としても、そんな場面あっただろうか?と思うようなマイナー牌勢もけっこうあって、そういった意味でもけっこう面白かったです。

では、以下では本書で学んだポイントの中で、特に印象深いものをいくつか紹介していきたいと思います。

 

『麻雀強者の0秒思考』で学んだ内容

『傀に学ぶ! 麻雀強者の0秒思考』で学んだ内容をいくつかピックアップして紹介します。

シカマンを目指せ

シカマンってなんやねん?という絶妙なネーミングセンスが秀逸なこの言葉。

シカマンとは「仕掛けて満貫」の意。

タンヤオドラ3とかホンイツトイトイとかそういった仕掛けだけども満貫ある手をめざすコツが本書では語られます。

3~7は常に無筋

著者は3~7はたとえ筋であっても常に無筋のような思いでいるほうが適切といいます。

というのは、例えば6が切れた状態の筋の9であれば、当たるのは単騎かシャボだけですが、4が切れた状態の7などはカンチャン、ペンチャンなどもあるので、実質的には筋でない端牌くらいは危ないという話になります。

これは確かにそうだなと思いました。

七対子は残すモノ

七対子は狙うものではなく、可能性を残すモノであると著者は言います。

・・・すごいわかる。

平和手が5トイツになったときとかの難しい局面は基本的には横に伸ばすほうが確率がいいけど、ギリギリまで七対子も残していくみたいなのをすごく端的に表しているな、と思いました。

グレートブリテン

派手な仕掛けはフリテン上等という考え方。

これをグレートブリテンといいます。

確かに派手な染め手などはフリテンのターツを残した方が鳴きやすいし、手が進みやすいな、と思いました。

終わりに

本書は、初級編がなくていきなり中級編から始まるという構成となっています。

なので、初心者の人はついていけない可能性があるので注意。

ただ、逆に中級者以上の人は、麻雀本特有の初心者用の説明から始まってなんだかページを水増しされているような感覚なく、いきなり戦術に入るので密度の高い作品と思えるはずです。

本書の著者ゼロさんは、トイトイダッシュとかグレートブリテンとか、ネーミングセンスが高いので学びは勝手に記憶に残るというのもうれしいところ。

他の本ではなかなか法則を覚えきれないという人にもおススメです。