筋カウントという技術について紹介します。
やや上級者向けですが、最近では比較的一般的な技術ですので、マスターしていきましょう。
目次
筋カウントとは何か?やり方と概念を解説
まずは筋カウントとは何かを簡単に解説します。
筋ってなにという方はまずこちらをどうぞ↓
筋カウントというのは、文字通りなんですが、「残っている筋の本数を数えて、それを確率論に入れ込む」という技です。
相手のリーチが入ったときなどに、残り筋が全18本中何本残っているかによって押し引きを変えたりする戦術となります。
筋の数え方は以下の通り。
- マンズ
- ピンズ
- ソウズ
でそれぞれ
- 1-4
- 2-5
- 3-6
- 4-7
- 5-8
- 6-9
の6本の筋があるという考え方で、6×3で18本のうち、何本が残っているかをカウントします。
◆筋の数え方
- マンズ・・・1−4、2−5、3−6、4−7、5−8、6−9
- ピンズ・・・1−4、2−5、3−6、4−7、5−8、6−9
- ソウズ・・・1−4、2−5、3−6、4−7、5−8、6−9
⇨3×6=計18本
ではこれがわかると何がいいのか、という点を以下で解説します。
筋をカウントするメリット!
続いて筋を数えるメリットについて解説します。
メリットとしては、以下の2つがあります。
・無筋を打つ際の危険度を定量化できる
・危険なゾーンを知ることができる
それぞれ簡単に解説します。
無筋を打つ際の危険度を定量化できる
まずは一つ目のメリットですが、これは無筋を打つ場合の危険度を把握できるという点が挙げられます。
例えば極論として、字牌切りのダブリーで1本も筋が切れていなければ、456以外の筋をきれば当たる確率は1/18です。(両面待ちと仮定した場合)
ただ、逆に15巡目くらいのリーチで、残っている筋が3本しかないような場合だと、無筋を打って当たる確率は1/3となり、6倍も違います。
実際にはそんなに極端にはならないですが、筋の本数を数えておくと押し引きの基準を定量化することができます。
危険なゾーンを知ることができる
続いては、2つ目のメリットです。
これは、あらかじめ切れている筋の場所を把握しておくことで、どのエリアが危険度が高いのかをなんとなく知れるという点があります。
これは筋カウントと合わせてブロック把握も必要となりますが、ざっくりマンズの上の方が危険そうだなーとかあたりをつけておけるのがメリットです。
実際、もしも両面両面のイーシャンテンから聴牌した場合、ブロックとしてどちらかが入って、どちらかが残った形となります。
なので、エリアであたりをつけておくことができると、あとは入り目読みして一点で見切る!みたいな大技を決めるチャンスです。
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【筋カウント亜種】単騎カウントという概念も(お知らせ本より)
というのが、筋カウントという概念でした。
同じような概念で、最近でたお知らせさんの麻雀本では単騎カウントという概念が提唱されていたので、これも合わせて紹介します。
これは筋カウントの単騎バージョンで、これは主に攻撃につかうスキルなんですが、単騎の可能性として候補になる牌が何枚あるのかを聴牌する前から数えておこう!という技です。
これをしておくと、例えば七対子とかの手で、手替りを待つか、即リーか、みたいな選択を瞬時に行うことができます。
筋カウントについて詳しい動画
最後は動画で筋カウントを学びたい人にオススメの動画の紹介です。
1/18理論とも言われるこの筋カウントの理論については、平澤元気さんが動画で詳しく解説してくれています。
動画派の人は以下もおすすめ。
終わりに
ここまで筋カウント(と単騎カウント)についてざっくりと紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
筋カウントが一般的になったのは結構最近なので、昔から打っている打ち手の中にはやってなかったわー!という人もいるかと思います。
そんな人はぜひ意識してみるようにすると、ちょっとだけ勝率が上がるかもです。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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よければ見ていってください。
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