天鳳鉄つよの麻雀AIとして、爆打、SuperPhenix、NAGA、Mortal、LuckyJについて紹介していきます。
よろしくお願いいたします。
最新情報
- 2023.7.18 KIRINを追記
- 2023.5.30 LuckyJを追記
- 2022.8.19 Mortalを追記
目次
麻雀AIの基礎知識!群雄割拠の時代へ
まずは簡単に麻雀AIの状況を。
そもそも麻雀にAIってあるの?と思うかもですが、実はけっこう色々来ています。
天鳳最高九段を達成した「爆打(ばくうち)」を皮切りに、天鳳十段に到達した「Super Phoenix」、天鳳八段の「NAGA」など、鳳凰卓レベルの打ち手が色々いて、まさに群雄割拠。
天鳳の規定により鳳凰卓には入れないものの、特上卓でブイブイ言わせています。(※天鳳はAIを事前に申請する必要があります)
以下では、その麻雀AIについて主なものをそれぞれ紹介していきます。
鉄つよ麻雀AIおすすめまとめ(一覧)
続いては鉄つよの麻雀AIをまとめていきます。
紹介するのは以下の3つ。
- 天鳳九段「爆打(ばくうち)」
- 天鳳十段「Suphx (Super Phoenix)」
- 天鳳十段「NAGA」(2021.7.29更新)
- 天鳳xx段「Mortal」(Acochanの後継・2022.8.19追記)
- 天鳳十段「LuckyJ」(2023.5.30追記)
では、それぞれ見ていきましょう。
天鳳九段「爆打(ばくうち)」
まずは東大の研究室で開発された麻雀AI「爆打」です。
麻雀AIの中ではもっとも早く天鳳に参入してきたAIで、『AI麻雀戦術』という本も出版されているので、知っているという人も多いのではないでしょうか。
爆打ちについては論文とかもしっかり公開されていて、他の麻雀AIの下になっている始まりのAIです。
制作者が多忙のため最近はあんまり打っていないみたいですね。
天鳳十段「Suphx (Super Phoenix)」
続いては天鳳十段を達成した「Suphx (Super Phoenix)」です。
3つの麻雀AIの中ではもっとも新しく2019年6月に十段を達成した模様。
一か月1000試合くらいのハイペースで対局中。
で、作成者は長らく謎だったんですが、2019年8月29日に、MicrosoftResearchAsiaの作だと公開されました!
Suphxが10段に到達致しました。このような機会を頂き、天鳳及び対局して頂いた皆さまに感謝申し上げます。ここまでの特上卓での対戦成績になります。 pic.twitter.com/6lRWcqdpvr
— Suphx (Super Phoenix) (@MSuphx) June 22, 2019
Suphxについては、天鳳位のお知らせさんがその打牌を解析した本も出ました。
レビューも書きました↓
天鳳十段「NAGA」
最後は天鳳十段を達成した「NAGA(ナーガ)」です。
DMVで開発され、天鳳の牌譜を深層学習した麻雀AIとして知られています。開発者はドワンゴの機械学習や画像処理・CGの研究とその応用を行なっているチームみたいですね。
出てみた↓
その後、有料で一般開放がなされ、2023年現在、天鳳ではNAGAを呼び出したり、自分の打牌を解析できるようになっています。
無料で使える+雀魂の牌譜検討が可能な「Mortal」
4つ目はMortalです。こちらは元々あったAcochanというAIの後継機です。
特徴としては
- 雀魂の牌譜検討(レビュー)が可能
- 天鳳個室に無料で呼び出せる(全体で12体まで)
という点。初中級者が自分の打牌を直すのにはうってつけですね。
自分も試してみたので使い方とか詳しい話は以下をどうぞ。
LuckyJ(2023年十段に)
最後はLuckyJです。
こちらは海外製の麻雀AIのようで、九段を高速で駆け上がり、十段を達成しました。
開発者のTwitter↓
LuckyJ has reached 10 dan. I would like to express my gratitude to https://t.co/Sy7EE92tEA and everyone who played with us. pic.twitter.com/ZKu6tJh56C
— LuckyJ (@LuckyJ1443836) May 30, 2023
テンセントグループっぽいです。
LuckyJ is a mahjong AI developed by Tencent AI Lab
Please contact us via luckyjongservice@gmail.com引用元:https://twitter.com/LuckyJ1443836
みんな曰く、打ち筋の特徴としては、
- 微妙な手を直線的(受け入れ最大にして)に進めない
- 早そうな人をかなり意識してくる
- 多井隆晴っぽい
みたいな感じだそうです。(守備寄り?)
番外編:Maru-Janにも麻雀AI「KIRIN」が出た!
Maru-Janという麻雀ゲームでも2023/7/18にKIRINという麻雀AIによる解析サービスがスタートしました。
平均順位2.3以下の超トッププレイヤーの7,000万局を学習に用いたそうで強いと思われ。
ただ解析サービスにおいては、ゼンツの選択肢を示してきます。
(そのうち治るかも?)
>>Maru-Janに搭載された麻雀AI「KIRIN」とは?使い方や特徴を解説!
麻雀AI爆打ちのPCソフトが一般発売されている
そして、ついに麻雀AIの一つ爆打ちが発売されるみたいです。
Windows用のソフトで自身の打牌を爆打ちで解析できる機能があるとのこと。
詳しくはこちら。
あとはNAGAも天鳳と連携し、有料で呼び出し可能となっています。
(Mortalも天鳳無料で行けます。個数に制限がありますが)
麻雀AIアカウントの天鳳参入ルール!事前申請が必要で特上卓まで
ちなみにAIアカウントで天鳳に入るには、(上級卓以上で?)申請がいるみたいです。
申請すると、いくつか条件もあるみたいですが、特上卓までは許可されることが多い模様。
麻雀AIのさらなる発展により起こり得ること
麻雀AIは今のところ(2024年現在)GUIで使えるものはあまりなく、基本的にはプログラムを書いて動かす必要があります。
なので、AIに代打ちをしてもらうことはできないわけですが、技術的にGUIにすることは可能です。
もしそれができると、例えば天鳳や雀魂の高段位者が実は裏でAIでカンニングしてました!みたいになることもありえます。
実際、将棋や囲碁などはそんな展開もあって、プロが失格になったりもしています。
現状AIを見分ける方法は速すぎる打牌選択、長すぎる対局時間などですが、GUIでやられるとこれは判別不可になります。
そうなってくると、ネット段位の信憑性が揺らぐ・・みたいなことも数年以内に起きてしまうかもしれません。
(そしたら、プロ雀士みたいにリアルで厳かに打つ段位団体とかできそうですね)
終わりに!麻雀AIは発展している・・・
ここまで麻雀AIについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
麻雀AIは今後もますます発展していくことが予測される分野です。
是非今のうちにチェックしておきましょう。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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