配牌オリについて解説します。
配牌オリとは配牌時からオリを意識する打ち方のことです。リーチを受けてから〜とかの普通のベタオリに関しては、以下の記事を参照ください。
目次
配牌オリとは?1巡目から消極的に打つ戦術です
まずは配牌オリとは何かを解説します。
これは言葉の通りなのですが、
配牌からアガリを目指さずにオリ気味に打つ
ことを指します。
麻雀は4人のプレイヤーがアガリを競っており、自分の上がれる番は4回に1回程度しか訪れません。
なので、元々の配牌が悪いときなどに、確率の低い自身のアガリを捨て、振り込まないように特化して打つというわけです。
実際、配牌が4シャンテンくらいの場合は手なりで打っても先制でテンパイできることはほとんどないので、一見損なようで実は得をしているみたいな技となります。
配牌オリを得意とするプレイヤーとしてはRMUの多井プロ(めっちゃ強い)などが知られています。
配牌オリの使い方!条件と手の絞り方について
配牌オリの使い方を解説します。
そもそもどんなときに使う?
まずは配牌オリという戦術を使うタイミングについてです。
これは複合要因がありますが、以下のようなタイミングだと稀に使われます。
- 自分が大トップ(2着と10000点差以上ある)のオーラス
- 自分の手が著しく悪い場合
ここでよく勘違いしているパターンとしては、どちらか一方の条件で配牌オリをしてしまうことです。
自分の手が悪いからという理由で降りると、相手の手も悪かった場合はチャンスを逃すことになるため、相手の出方を伺っていくことが重要。
配牌オリ時の打牌はどうする?
続いては配牌オリ時の打牌についてです。
これはマークした相手の安全牌を抱え込み、危険になりそうな牌を順に切り出していきます。
ただし実際には
手なりでは打たないけど役の目は残す
ということになるケースが一般的です。
なので、七対子、チャンタ、役牌などの狙い役に必要のない中張牌を切っていくことになるでしょう。
よく配牌オリ=国士無双だと考えている初中級者がいますが、その限りではありません。
絞りを併用せよ
また、配牌オリ時に重要となるのは絞りです。
例えば競っている相手が下家にいるときなどは特にそうですが、相手の手を進行させない(鳴かれない)牌を切っていくというのが配牌オリ時には重要となります。
これができないと、ぶっちゃけ配牌オリの効果は半減しており、
- タンヤオドラ3
- ホンイツ,清一色などの染め手
などの勝負手を相手に上がりやすくするだけの結果に終わることもあります。
なので、相手が鳴き手なのかどうかを見極め、キーとなる牌は手牌内で絞りころすことが重要です。
>>麻雀のションパイの意味と戦術、絞りについて!序盤、中盤、終盤で危険度が変わる!
配牌オリ時のベタオリのタイミングについて
続いては配牌オリ時のベタおりのタイミングについてです。
配牌オリを決めて脂っこい牌(3〜7の使いやすい牌)を連打していると、相手からするとダマにするメリットが増します。
なので配牌オリをする場合には、リーチを受けてから降りるという従来のベタオリだけでなく、テンパイしていそうな人が出てきた瞬間から降りるということが重要となります。
具体的には
- ダマテンのモーションを盗む(表情や打牌変化から判断)
- 順目や捨て牌から判断
- 確保してあるアンパイの量から逆算(山切れまで逃げ切れる)
などの方法の複合で、ベタオリをスタートしていきましょう。
また、同順フリテンを利用して、切りたい牌が切れた瞬間を狙ってきるというのも重要です。
>>ダマテン・ヤミテンの見抜き方7選。聴牌癖を見抜いて交通事故を減らそう。
配牌オリ時に一緒に狙いたいおすすめ役3選!
配牌オリなのであがる気はない・・と思うかもですが、
相手にプレッシャーをかける意味
たまたまツモがよくて守備表示のまま上がれるチャンスが来ること
などから役を狙っていくことは重要です。
こんな感じになればめっちゃオリやすい↓
具体的には以下の役がおすすめです。
逆にタンヤオなど2~8が手に残りやすい役や、トイトイなど手が短くなりやすい役はやらない方が無難となります。
結論:配牌オリは上級者向け
ざっくりですが、こんな感じが配牌オリでした。
配牌オリは適切なタイミングで使いこなせれば強力ですが、場の状況変化や相手の動きなどをよく見ておく必要があります。
どちらかというと上級者向けの技なので、初心者のうちはしないほうが無難です。
中級者以上の方はぜひ使っていきましょう。
ではまた。良い麻雀ライフを!
その他のベタオリは以下↓
ベタオリ本まとめ↓
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基礎のベタオリ、牌効率などから、やや上級のスライド読み、差し込みのコツなど色々です。
よければ見ていってください。
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