5-2.雑学 PRあり

大阪の麻雀関連WEB会社・雀サクッ!のスタジオを見せてもらってきた!配信設備が1日5万円〜

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大阪の麻雀会社・雀サクッ!を訪問してきました!

2022年のGW、MCM大阪を開催したその足で、大阪の麻雀関連WEB会社・雀サクッ!を訪問してきました!

MCM大阪で雀サクッニュース担当のレレレさんに紹介いただき、あれよあれよとお伺いする流れに。

事務所内にスタジオがあって実況・解説席もあってびっくりしました。雀サクッ!の求める人材像なども聞いてきたので麻雀に関わるお仕事をしたい人もぜひ参考にしてください。

では始めていきます。

動画版はこちら(記事の最後にもリンクあります)↓

この記事の著者
たkる

麻雀用品レビューブロガー

たkる

プロフィール

麻雀グッズが好きすぎて麻雀用品サイトを作りました。麻雀グッズをさらに広める活動をしています。
麻雀牌、マット、卓の用品レビュー、本、漫画、グッズの関連商品も詳しいです。用品選びに迷ったらなんでも聞いてください
麻雀雑誌『麻雀界』連載中。(2022/04〜)
プロフィール詳細

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雀サクッ!とは?大阪の麻雀関連WEB会社です。

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まずは雀サクッ!とはどんな会社なのかを紹介します。

会社名 有限会社 気楽亭
URL(https://kirakutei.company
従業員 20人くらい
住所 大阪市浪速区元町1-5-7 ナンバプラザビル705号室
設立年 2005年
事業内容 麻雀店検索サイト 「雀サクッ」 の企画・運営
HP制作、その他集客ツールの運用代行
システム開発
雀サクッ!ニュースの企画・運営
YouTubeチャンネル(雀サクッ!TV)の企画・運営
麻雀スタジオの貸し出し

一言でいうと麻雀関連に特化したウェブ総合会社です。

2005年に代表が今後麻雀業界でもWEB広告が伸びてきたタイミングで、雀荘専門のポータルサイトを立ち上げたことが始まりだったそうです。

現在では、月100万PVの雀荘検索サイト「雀サクッ!」を始め、3000本ほどの動画がアップされているYouTubeチャンネルや自社で運営する麻雀スタジオの貸し出し等も行っています。

※その他、麻雀店以外のHP作成やSEO対策などを請け負うこともあるそうですが、メインは麻雀事業だそうです。

それぞれ簡単に見ていきましょう。

雀荘検索サイト・雀サクッ!

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まずは麻雀事業でもメインとなる雀荘検索サイト・雀サクッ!です。

売り上げの7割くらいがこの雀サクッ!から出そうで、名実ともにメイン事業ですね。

雀荘検索サイトで言うと、東の麻雀王国、西の雀サクッ!といった感じで、登録雀荘数は4000件程度(有料登録店舗は600くらい)、業界第2位のポジションに位置しています。

大阪なんばにある↓

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麻雀王国社との違いとしては、

  • 有料契約店舗へ無料(追加料金なし)で店内掲示物(POP)を作る点
    (月7,700円で上限10枚目安まで依頼可能)
  • 新規開店店舗へ営業担当が訪問してヒアリングを行う点
    (*遠方地は訪問が難しいこともあります)
    (麻雀王国は都内以外はWEB面談で完結されることが多いそうです)

などが売りだそうです。

たkる
たkる
雀サクッ!、麻雀王国の両方にWEB広告を出す店舗もあり、片方の場合は出店地域で判断が分かれることが多いそうです。(西日本の店舗は雀サクッ!が、東日本の場合は麻雀王国が地域的に影響力が強い)

あとはニュース記事の投稿など麻雀コンテンツも豊富。

 

麻雀スタジオ貸出

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続いては事務所に併設された麻雀スタジオ事業です。

こちらは1日(6時間計算)5万円~で行えます。
(麻雀スタジオとしては非常に安価な点が売り)

設備としては以下の通り。

  • 手牌カメラ×4
  • 顔カメラ×4
  • 天井カメラ(卓上全体を写す)×1
  • スタッフ2人付き(スイッチング等やってくれる)
  • 実況解説席あり(隣の部屋にある)
  • 卓はセンチュリーファースト(鳳凰ショールームも兼ねているため)
    →2023.03よりマツオカショールームとなったため、卓もEager2CSとなった

機材などはMリーグ等と比べると安価なものを使っているとのことですが、放送対局に必要な構成は全て揃っております。

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さらに希望すれば(無料で)YouTubeチャンネル「雀サクッ!TV」で放送することもでき、YouTube経由での集客も期待できますね。

配信スタッフも帯同しての金額ですので、対局者4名+実況解説2名だけ準備すればいつでも配信可能です。

正直破格に安いなと思ったので、関西の人はぜひ申し込んでみてはいかがでしょうか。(PR)

ウェブ配信事業

雀サクッ!TV」というYouTubeチャンネルとニコ生もあります。

雀サクッ!はMリーグの対象となる主要5団体は勿論、またプロ団体以外のアマチュアや任意団体まで、垣根を越えて麻雀対局の配信を行っています。

またその他にも

  • 津田弁護士の主催するGリーグ
  • 関西三人打ち麻雀配信「鳳凰杯」
  • 「ゼロワンリーグ」(天鳳プレイヤー zeRoさん(沖中祐也プロ)が企画立案したネット麻雀プレイヤーのためのプロアマ混合のオープンリーグ戦)
  • 女流プロ同士の対局配信「夕刊フジ杯西日本グループ」
  • レンタルスタジオを借りた人の対局(希望する場合)

など数々の放送対局動画を出しており、動画数は2022年5月現在で3,749本……!

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圧倒的な配信実績ですね。

イベント企画等はいつでも募集中だそうなので、こんな企画がやりたい!みたいな話や雀荘でのイベントゲストに誰を呼べばいいか……みたいな相談も可能です。

雀サクッ!の配信スタジオを見せてもらってきた

jyansaku-studio-iriguchi-min 雀サクッ!の撮影スタジオを見せてもらってきました。

2023年3月~「マツオカスタジオ」としてネーミングライツが変更になり、麻雀卓やスタジオレンタル金額も刷新されました。

最新の情報は改めて雀サクッ事務局までご確認ください。

放送設備はカメラが計9個

jyansaku-studio2

まずはカメラです。

手元、対局者の顔、場全体

のそれぞれが見れるように計9個のカメラが設置されています。

手牌カメラ

jyansaku-studio-tepai-camera

顔カメラ

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この辺の操作はスタッフがやってくれるため、対局者はカメラ位置だけ気にしておけばOKです。

こういう難しそうなのはユーザーが操作しなくて良い↓

jyansaku-studio-switching
個人的には天井カメラがあるのが良いなと思いました。

 

卓はセンチュリーファースト(2023.02まで)

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対局室は鳳凰社ショールームも兼ねているため、卓はセンチュリーファーストという2021年に出た新卓となります。

自動配牌はないですが、電波式の点棒で中央と手元の両方に点数表示があります。

開閉は中央が昇降しつつ、床も開くダブルスタイル……!

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>>鳳凰社の新全自動麻雀卓・センチュリーファーストをレビュー!中央と手元に点数表示があってみやすい

実況解説席は隣の部屋

実況解説席は壁を挟んだ隣の部屋(事務所側)にあります。

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ちなみに対局室が隣なので、あまりにも声が大きい人(某Mリーグ実況の方など)は声が聞こえてしまうこともあるそうです。

オリジナル花牌やパッコロもあり

あとオリジナルグッズがありました!

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これ初耳だったのですがセンチュリーってサイコロボックス取り外せるみたいで、中身をパッコロにしたりができます。

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(そしてこれも知らなかったのですがサイコロは磁石とかでなく、物理的に床を回してたんですね……!)

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雀サクッ!のお仕事内容と求める人材像

雀サクッ!で働きたいと思っている人もいるかと思うので、お仕事内容についても伺ってきました。

組織体制

まずは体制ですが、アルバイトを含めて全20名程度の少数精鋭です。

◆雀サクッ!の体制

  • 営業、総務…5名
  • エンジニア…4名
  • デザイナー…5名
  • ウェブ配信…5名

事業内容が多いのに人数少なくてびっくりしました。

営業のお仕事

営業のお仕事は主に雀荘関連になります。

具体的には

  • 新規掲載店舗のサポート
  • 問い合わせ対応
  • 大会企画・運営

などです。

雀サクッ!主催、運営の大会などもあるので、その際の仕切りをするのも営業のお仕事となるそうです。

あとはたまに来る自分とかのような来訪者の対応も営業のお仕事となります。

エンジニアのお仕事

続いてはエンジニアです。

こちらはHP運営全般や新システムの開発を担当します。

雀サクッ!のサイトは絞り込み検索や駅単位での検索など様々な機能が実装されています。(登録店舗さんがそれぞれ自分の掲載ページのPV数などを見れる機能もある)

この辺は自分も少しだけわかるからこそなのですが、4人で回せるようなクオリティではないです。

さらに自社ツールの開発なども行なっているそうで、このエンジニア職はかなりの強者揃いと思われます。

実際「エンジニアはバリバリ(プログラムが)かける人でないと厳しいですか?」と聞いてみたところ、それは必須としてさらにシステムの上流から下流までできる企画力なども必要となるそうです。

言語はPHPが多いとのこと。

デザイナーのお仕事

デザイナーのお仕事は主に契約雀荘さんの販促用フライヤー作りです。

月額7,700円の有料登録店舗の場合、1ヶ月に最大10枚までフライヤー等の作成を依頼できます。

ゲストを呼んだ際などのポップ作りを雀荘オーナーさんとLineでやりとりしながら作成します。

量としては、月に200件くらいは来るそうなので、これを5人で割って、大体毎日1〜2件は作らなくてはいけない計算・・!結構忙しい部署だそうです。

ただ必要な能力はイラストレータ、フォトショなどが使えればOK、比較的初心者が入りやすい部署とのこと。

ウェブ配信

ウェブ配信担当のお仕事は、貸しスタジオ運営とYouTubeチャンネルの企画・運営です。

スイッチングを行ったりする作業は、今の時代だとそんなに技術はいらないそうです。

なので技術に強い人というよりは、YouTubeチャンネルを伸ばせる人を所望しており、特に演者(アクター)として表に出られるタイプが欲しいそうです。

麻雀以外のジャンルでも募集しているそうなので、矢面に立つのが得意なYouTuberの方は応募してみても良いかも!

募集は不定期でクローズが多い

そんな雀サクッ!の応募は一般の求人サイトなどに出ることはほとんどありません。

足りない人員が出たり、事業を拡大するタイミングで1〜2人を募集する方式だからです。

さらにこの求人も知り合いで完結してしまうことが多いそう。

ただ、熱い思いがある人は採用をしていないタイミングでもウェルカム!と仰っていたので、興味のある方は一度雀サクッ!に顔つなぎしておくのが良さそうです。

雀サクッ!で業界の話を聞いてきた!(QA集)

そんな感じが雀サクッ!の紹介でした。

西日本の麻雀関係の会社というと、鳳凰(麻雀卓製造メーカー)、マツオカ(麻雀用品製造+販売)、雀サクッ!(雀荘WEB広告サイト)が有名どころです。

ぜひ押さえておきましょう!

 

最後に本編には書ききれなかった雀荘のお話を一問一答形式で紹介します。

MB方式が関西だとメジャー?いいえ

関西(特に大阪)はセンチュリーが多いので、配牌を時短するためにMB方式が採用されると聞きました。

これがどのくらい浸透しているのかを聞いてみた……!

Q:MB方式をフリーで採用している店舗はどのくらいの割合ですか?

A:フリーだと流石に全然ないです。4〜5店舗くらいだと思います。

サンマだと3人だから配牌取るのもそんなにめんどくないと聞いて確かに!と思いました。

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新規店舗(雀荘)って月どれくらい出てますか?

新規開店店舗を聞いてみました。

Q:新規でお店を出される店舗さんってどのくらいいますか?

A:登録している店舗でいうと月5〜10件くらいです。

有料無料の割合は1:2くらいだそうです。

雀荘の出店が多い季節などはありますか?

雀荘の出店傾向の季節性を聞いてみました。

Q:新規開店や閉店の多い季節はありますか?

A:4月始まり(2〜3月問い合わせ)が多いです。逆に掻き入れ時のお盆、正月後の2月、9月あたりは閉店も多いです。

関西はサンマのお店が多いですか?

大阪はサンマみたいなところがあったので聞いてみました。

Q:関西(大阪)だとサンマの比率はどのくらいですか?

A:大体9割くらいがサンマの店舗さんとなります。

関西の麻雀プロはサンマでゲストに入るそうです。(競技はヨンマだけどサンマも強い人が多い)

 

関西で影響のあるイベントはなんですか?

関西のイベント事情がわからなかったので聞いてみました。

Q:関西で最も影響力のあるイベントはなんですか?

A:A:最高位戦関西本部のプロアマリーグは年々人気が高まっており、今期は23卓が満卓となるほどの人気ぶりです。

他団体のプロアマリーグも非常に盛況です。日本プロ麻雀連盟の関西プロアマリーグ、日本プロ麻雀協会のプロアマリーグ、麻将連合μのμカップなど。

Mリーグが始まってから競技麻雀の裾野も少しずつ広がっている印象です。

 

終わりに

最後になりますが、今回の取材はMCM大阪に参加して頂いていた雀サクッのレレレさんの紹介で成立しました。

この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!

貸し卓きまーるの挨拶もできました。全然やって良いです!どんどん情報交換してお互いに良いサイトを作っていきましょう!となりました)

また、お仕事中に対応いただいた雀サクッ!営業の新田さん、ありがとうございました!

 

別件ですが、そんな感じの人脈が広がる麻雀グッズイベント・MCMをよろしくお願いします。(次回は2022/10東京開催予定)

 

以上です。ではまた。良い麻雀ライフを!

2023年3月~「マツオカスタジオ」としてネーミングライツが変更になり、麻雀卓やスタジオレンタル金額も刷新されました。

最新の情報は改めて雀サクッ事務局までご確認ください。

 

動画版はこちら↓

 

◆関西の麻雀会社訪問レビュー記事↓

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