本記事では鳴き麻雀のコツと鳴き麻雀に対する対策を解説します。
鳴き麻雀派のたkるです。
自分は副露率(鳴く局がどのくらいあるか)が40%中盤くらいあり、かなりの鳴き麻雀派となります。
鳴き麻雀はツモの良し悪しに左右されず、悪い手からでも安定して上がりを狙えるので効果的です。
今日はそんな鳴き麻雀の魅力とかカッコよさをお伝えしていきたいと思います。
1000点を最速で上がる方法のコツの動画も作りました。
目次
前提!鳴き麻雀と面前麻雀の違いは打点か手数か。
まずは鳴き麻雀と面前麻雀の違いについて解説していきます。
簡単に言えば、鳴き麻雀派は鳴きをよく使い、面前派は鳴きをあまり使わない人です。
副露率が何%以上は鳴き麻雀みたいに言われることもありますが、特に指標が決まっているわけではないです。
で、それぞれの戦型による違いとしては、以下のようなものがあります。
- 鳴き麻雀…手数が多いが打点が低い
- 面前麻雀…手数は少ないが、打点が高い
打点か手数か、というどちらを重視するかの違いとなります。
鳴き麻雀を選ぶタイミングは?相手の戦型によっても戦術を変えよう
鳴き麻雀と面前派という2つのスタイルがありますが、このどちらかに固執しすぎるのは危険です。
スタイルで選ぶ手とそうでない手
と言うのは誰が打っても面前で仕上げるべき手、とか鳴きで仕上げる手というのは存在していて、そこを
「自分は面前派だから…」
といって無理を通すのは勝ちが遠のきます。
なので、鳴きか面前か難しい手をどう処理するか、というところで鳴き麻雀派か、面前派か、という個性を出していきましょう。
プレイヤーの戦型によっても変わる
また、鳴きと面前はプレイヤーの数によっても有利不利が変わるといわれています。
例えば、面前派が三人に対し、鳴き派が一人の場合は多数を占める面前派が有利となり、鳴き派が3人の場合は鳴きが有利となります。
- 鳴き派3人 vs 門前派1人・・・鳴き派が有利
- 鳴き派1人 vs 門前派3人・・・門前派が有利
なのでメンツや場の状況を見て、明らかに孤立している感じがしたときはスタイルを変化させていく、という柔軟性も重要です。
鳴き麻雀のコツと対策、よくあるポイント3選!
では、以上を踏まえたうえで、ここからは鳴き麻雀のコツと対策を紹介していきます。
個人的にいいなと思うのは以下の3点です。
- オーラス悪配牌で前に出て意外な上がりでトップをとる
- 相手の勝負手を大いなる1000点でける
- 予期せぬ役でロンする、変化球で相手を消耗させる
それぞれ解説していきます。
オーラス悪配牌で前に出て意外な上がりでトップをとる
鳴き麻雀がある程度打てるようになると、どんな手牌からでも上がりを目指す道筋が見えるようになります。
なのでアガリトップのオーラスとかで、手牌が悪くても絶望することはなく前に進んでいけます。
もちろん悪配牌では多少の飛躍は必要ですが、鳴きを駆使した意外な上がりは、上手くはまるとギャラリーから拍手を得られるカッコいいポイントです。
相手の勝負手を大いなる1000点で蹴る
続いてのカッコいいポイントは相手の手を蹴ったときです。
例えば、相手の渾身のリーチに対してどう出るか。
面前派であればこちらも本手をぶつけていくというメインウエポン同士の戦いになりがちですが、鳴き麻雀では相手のリーチを鳴きの1000点で対応していくことも可能です。
「え、それ負けたら満貫、勝っても1000点じゃ割りに合わなくない?」
と思う方もいるかと思いますが、実質的には相手が得られたであろう打点分も無効化しているので相手の上がりが8000点、自分の上がりが1000点なら、9000点分の価値があります。
もちろん相手の手をかわしつつ、自分の手を上がるためには高度な読みが必要となり、いつも躱しあがっていると相手は
「こいつ、なんて強さだ!ぜんぶ躱されるぞ」
となって絶望します。
これもかなりカッコいいポイントです。
相手の手牌を一点読みする技術などを合わせて使うとより効果的となります。
予期せぬ役でロンする!変化球で相手を消耗させる
3つ目のカッコいいポイントは、相手の想像を超えた役で和了することです。
正直相手もかなりつわものであれば、当然考えられうるすべての役をケアしてきます。
しかしそれでも一通と三色とチャンタと役牌どれも考えられうるぞ!みたいなうまい鳴きをされると、可能性の低そうな役へのケアは疎かになることもあります。
他にも染め手のように見える捨て牌で本当は1000点とか、そういうのもカッコいいです。
「染め手かと思って降りたら別の色で当たられた!」
みたいな展開は相手に点棒以上のダメージを与えることができます。
本手なのか、安手なのかわからない、あるいは上がりに行っているのか、降りているのかわからないような鳴きは相手にじわじわとプレッシャーをかけつつ、意外な上がりをすると
「しまった!」
という気持ちを抱かせ、心理的優位に立つことができるのです。
また考えるべき役が多いという展開を続けることで、相手をスタミナ的に消耗させ、後半で逆転が狙いやすくなるという利点もあります。
番外編:鳴きで待ちを出世させることもできる
最後に番外編です。
鳴きを用いるメリットとして、鳴きによって待ちをよくできるというパターンがあります。
それもけっこう重要な時があるので紹介します。
あいつ、いつもいい感じの多面張ばかりじゃね?
という人はもしかしたら、すごい上手いこと鳴いているのかもしれません。
詳しい話は以下の動画で解説しているので興味ある方は参照いただけると。
こんな感じのカンチャンばっかりの手が三面待ちとかになったりもします↓
打点を高めると言う意味だと、2021年に「高打点鳴き麻雀」と言う本も出ています。
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終わりに。鳴き麻雀は格下に負けない麻雀
ここまで鳴き麻雀のカッコいいポイントをまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
鳴き麻雀は、相手に読ませる材料を提供してしまうという点で読まれやすいといわれていますが、それを逆手にとってミスリードさせて読ませて打ち取るというやり方ができるスタイルでもあります。
面前よりも鳴きのほうが配牌に左右されずに和了できる可能性も上がるので、運に関わらず常に勝利を目指していきたい人なども、鳴き麻雀にシフトしてみてはいかがでしょうか。
また、これは隠れたメリットですが、鳴き麻雀は格下が上家にいるときに特に有効な戦術です。
ぜひ試してみてください。ではまた。良い麻雀ライフを!
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