最近はYoutuberをメインに活動中の麻雀クリエイター・平澤元気さんの最新本「麻雀鳴きの教科書」をレビューしていきます。
発売はもうちょい後かと思ってたんですが、本屋に行ったらすでに売られていました!
感想としては、鳴きの基礎から応用まできっちり学べる総合本といった感じ!かなり良いです。
昔「黒いデジタル麻雀」という本を読んだときに感じた「これだわ!」感を鳴きに関して本書で再び味わいました。
では本書「麻雀鳴きの教科書」についてまずは、簡単な概要から見ていきましょう!
目次
「麻雀鳴きの教科書」の概要!鳴きの基準が学べる本
まずは本書の概要を簡単に解説します。
本書「麻雀鳴きの教科書」の目次はこんな感じで、基本編も鳴きとは何か?とか、鳴きをすべき役とかの初歩の初歩は省略して、具体的な考え方の話から始まります。
そして本書を通して、
副露の考え方
↓
鳴きの基準(基礎編)
↓
鳴きの基準(上級編)
↓
鳴きの小技
という流れで、1冊読みきれば一通りのスキルが身につく!という作りとなっています。
なので全くの初心者には難しいかもですが、鳴きがちょっと苦手な人や、天鳳上級〜特上卓くらいの実力者には最適な本です。
特に第2章の基本編は重要で、もしここで1つでも「あれ、自分の感覚と違う?」となったら割と期待値とズレている可能性があります。
というのも本書では、鳴きの基準を「面前の場合と鳴いた場合の期待値が交差する点」として、差が大きいものだけを第2章で取り上げているため。
微差の場合ももちろんあり、それは「微差である」という前提のもと、3章以降で語られるので、第2章は基本編です。
第2章のポイントは以下の通りです。
- 鳴きの基準とは、面前の場合と鳴きの場合の期待値が交差するポイントである。
- 鳴きは押し引きや手牌読みの実力によっても基準が変わり、初心者ほど面前有利となる
- ダメな鳴きは、遠い、安い、安パイないの3つ。
「どういうことだってばよ?」と思った人は具体例を本書にて確認すると良いかも!
「麻雀鳴きの教科書」の魅力!ここが面白かった3選
では続いては、本書を読んで「特に学びを得た!面白かった!」と感じた点を3つほど紹介します。
あくまで個人の感想ですが、参考にしていただけると幸いです。
- ケイテンは安全牌単騎
- 鳴きのメインウエポンはトイトイとホンイツ
- 想い
では、それぞれ見ていきます。
ケイテンは安全牌単騎
形式聴牌(ケイテン)は高いレベルでの戦いで地味に重要となる技術ですが、このケイテンに関して本書では、安全牌単騎を狙うと良いと解説されています。
なぜかというと、危険牌をつかんでも聴牌が崩れないため。
形式聴牌はあくまで流局時に聴牌していることが第一なので、出やすい牌でハイテイを狙うより、出にくくても危険牌を一度だけ吸収できる安全牌の方が優秀とのこと。
・・確かにそうだなーと思いました。
鳴きのメインウエポンはトイトイとホンイツ
面前では影が薄いけど、鳴きになると生き生きしだす役といえば、トイトイとホンイツです。
本書では、この2つを鳴きのメインウエポンであるとして、その使い方について詳しく解説されています。
・・個人的には「鳴きのメインウエポン」という表現が気に入りました。
想い
著者である平澤さんのYoutuberとしての想いとか、どんなところを目的にしているのか、という話が面白かったです。
麻雀解説動画をあげる上での目標は、「視聴者が、1日6半荘程度なら誰と打っても勝ったり負けたりできる実力がつくように、仮にエムリーガーにも3-4割勝てるくらいに持っていく」とのこと。
その目標に向かい、1年で150本もの動画を作ってきたと言います。
・・・150本ってやばくない?
後、最後のあとがきにある「麻雀の正解は誰にもわかりません。本気で麻雀に熱くなれる人が増えることで、人類全体が少しでもその真理に近づいていけたら素敵だなと思います」という締め、かっこいいと思いました。
・・つまり麻雀に本気で挑むことは真理を追求する一員となることである!
終わりに!「麻雀鳴きの教科書」のYoutube連動について
とい う感じで、かなり勉強になる本で面白かったので、購入から30分くらいで爆速に読み終えてしまいました。
ちなみに本書はYoutube連動になっていて、本書の中にQRコードがちょくちょく入っています。
で、これを読み取ることで、関連動画に飛べるというのもの。
これもかなり面白い施策だなと思ってて、そちらはまだ出先なので見れていない(通信制限により)のですが、帰ったらそれも試してみたいところ!
鳴きを上手くなりたい人にはかなりオススメの1冊。
ぜひ読んでみてください。
ではまた。良い麻雀ライフを!
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